「餅は餅屋」という考え方が好き。

Publish2011/02/24(木)

今日は僕の好きな考え方の一つである「餅は餅屋」の考え方について書いてみようと思います。
この言葉はいろいろなところでよく使われるんですが、本当に昔の人は上手いこと言ったもんやなと思っています。

前提としての僕の仕事の進め方と基本的な考え方

まず僕の仕事について書いておかないと、前提としての部分がおかしくなるのでそこを書いておきましょう。
ふにすは法人化していますが、基本的にはフリーランスの時と同様に実務に関しては僕がほぼ一人で行っています。
ほぼ一人で行っているという事もあって、業務の範囲も企画やプランニング、打ち合わせ、ワイヤーフレームやデザイン、コーディングやCMSへの組み込み、テンプレート作成、公開後の運用サポート、マニュアル作成、場合によっては操作説明会の開催、ブログのアドバイスやコンサル、月に一度の定期レポート作成などかなりいろいろな事をしています。
それ以外にもその都度サーバー選定やドメインの選定、取得の代行なんかもしてますし、Web全般何でもやっているというようなイメージです。
いろいろ複合的にすることが大切だと思っている部分もありますし、そういう要望が多いからというのもありますが、仕事のスタンスとしては広く浅く所々深くくらいが理想だと思っています。
そういう働き方をしているという前提で聞いてください。

いろいろなことに手を伸ばしているからこそ、ここぞという時には専門の人に頼む

前述のように僕の仕事の範囲はかなり広いです。
よく行っているデザインやコーディングなどの仕事は比較的専門的な部分まで足を突っ込んでいるのでいいんですが、例えば「プログラム」とかは専門性が高すぎて手を出していません。
サイトを作るときによく言われることですが、HTMLができるならプログラムを書けるというようなイメージを持っている人は結構います。
これは実際に両方できる人も多いですが、僕の場合は「プログラムを本気で作る場合は専門家(この場合はプログラマー)に依頼するし、極論を言えば依頼しないとダメだ」とも思っています。
「プログラムもお願いします」と言われた時には、できないとはっきり断り、その上で信頼できるパートナーとの連動を提案します。
その理由は簡単にいうと、「ちゃんとできもしないものを受けるのは無責任だから」です。
プログラムなどのシステムは、うまく動いている時や問題ない時であれば専門的な知識は必要ではない場合が多いです。
しかし、そういう安定した状態ではなく、プログラムにバグがあった時や、致命的な問題が見つかったという場合に、その問題をいかに的確に素早く対処できるのかというほうが重要だと思うんです。
例えば、僕ががんばって勉強することでそこそこのプログラムを書くことができるかもしれません。
しかし、その品質は自信を持って提出できるようなものではないと思います。
それまでプログラムに関する開発の仕事をしたことがない人が、いきなりやってうまくできるということはないからです。
プログラマさんは、その道で何年も実績と経験を重ねてきたプロです。
いろいろな状況を体験し、プログラムのために使った時間は、それをしていない人と比べたらすごい差ですし、そもそも比べるのも失礼な話だとすら思います。
そんなレベルの人が作ったプログラムに比べれば、素人ががんばって作ったレベルのものとでは雲泥の差ですし、何より何かがあった時にうまく対応できる可能性を考えると、どう考えてもプロに頼まない理由がありません。
このように考えているので、プログラムをがっつり作る場合は専門家に依頼するようにしています。
プログラムを例にしましたが、プログラム以外でも専門家にはどうしてもかなわないという領域があります。
カメラマンやライター、漫画家など、その道で生きてきた人たちの持っているものは一朝一夕で超えられるほど甘いものではないです。
それぞれの領域で最高の仕事をする場合、やはり外部の方の力なくしては成功はありえないと思っています。
その道のプロと思える方々との仕事は自分自身の刺激にもなりますが、なによりお客さんの為、ひいてはそのプロジェクトの成功、ビジネスの成功に繋がると考えています。

仕事は本当は一人ではするものではないという事

そういうことを考えていると、仕事というのは一人で完結するということはないなとつくづく思います。
僕自身を考えてみると、確かに実務は一人でしていますが、妻が経理や事務をしてくれているから実務に専念できるわけですし、お客さんからいろいろな話を聞いたり素材を用意してもらったりしなければどういう形でサイトを作るのがベストなのかということも見えてきません。
今は一人でできている仕事も、お客さんのビジネスが成長し、ステージが変わればその役割も変わります。
その時々でいろいろな人と同じ目標に向かって仕事をしているわけなので、やはり「一人でしているわけではない」ということを忘れないようにしないといけません。
「実務は一人でやっています」と言っていることで暗示のように「一人でやっている」と思い込んでしまいそうになることもありますが、実際はそうではないということは常に心に刻んでおかなければいけないなと思っています。
途中から餅は餅屋の話ではなくなったような感じもしますが、考え方としては「それぞれの得意分野で実力を発揮できるパートナーに任せるべきタイミングだと判断した時は、まず相談するようにしよう。」ということです。
そして僕に力を貸してくれる方には、できる限り「気持ちよく」「やりやすいように」仕事をしてもらいたいと思っています。
そうすることでそれぞれの専門的な能力がいかんなく発揮され、プロジェクトの成功につながると信じています。
僕のように「なんでも自分である程度までやっちゃう人」は、協力者の存在が絶対的に必要なので、少しでもやりやすくしてもらえる為の勉強が大切だと思っています。
「同じ言葉」で喋れるようになっておかないと連携なんてできませんからね。
自分の生き方として「なんでも自分である程度までやっちゃう人」を選んだからには、関わってくれる人を大切に思いやりを持って接しようと思います。

記事の著者:ふにすでぐち

ふにすでぐち

1978年生まれ。企業のWeb活用をテーマに、Web運用を中心とした戦略的な企画立案、サポートやホームページ/Webサイトの構築などを行っています。
5年間のWeb制作会社勤務後、2年間のフリーランスで「フニス」として活動後に法人化し、2012年7月「ふにす株式会社」を設立。
Web運用の情報や考え方などを発信するブログ「ふにろぐ」を定期的に更新し、情報配信をしています。
また、Googleアナリティクス認定資格を取得しているので、アクセス解析を用いた分析などの手法でお客様のホームページの成功をサポートしています。
本社のある大阪府高槻市で「ふにすWeb相談所」を開設し、
地域の方々に気軽にWebのことを相談できる場所として、より多くのWeb運用の問題解決をするために活動しています。
Webの運用に関するお悩みや、ホームページで成果が出せないお悩みをお持ちでしたら、お気軽にご相談ください。
お問い合わせはこちら

LINEでWebに関する質問にお答えしています。

ふにすでは、LINEでWebに関するご質問にお答えしています。Webに関するあんなことやこんなこと、今さら聞けない疑問などなんでもご相談ください。LINEアプリでQRコードを読み取ると友達登録のリンクが表示されますので、試しに登録してみてください。

ふにろぐとは?

でぐち

ふにろぐは「ふにす株式会社」の「でぐち」が書いているブログです。
このブログでは主にホームページの運営をしている企業のご担当者様向けに、「ホームページ/Webサイトの運営に役立つTips」や「今更人に聞けないような初歩的なこと」を中心に情報を配信しています。

このブログについて

ふにす株式会社

ふにす株式会社は大阪の高槻にある「Webを起点に会社の成長を応援するパートナー」をモットーに、Webにまつわるいろいろな問題を解決する、サポートをする会社です。
ホームページでお問い合わせを増やしたい、もっとたくさんの人に見てもらいたいなど、ホームページ/Webサイトを活用したい方向けの活動を行っています。
また、ホームページの作成や、外部パートナーとしての運用サポートなど、幅広くWebにまつわる諸々のことをおこなっております。
どのようなことを頼めるのかをまとめてみましたので、ご確認ください。

ふにすにはどんな仕事が頼めるの?

ブログ内検索

サービス

ふにすWeb相談所

ホームページの運用お得情報

ホームページ/Webサイトの運用に関する記事のまとめです。ツールや運用ノウハウなど、知っていると便利になる情報ですので、まずはこちらをご覧ください。

Webサイトの運用に関する情報

お問い合わせ

ホームページを成功させたいとお考えの方はお気軽にご相談ください。
ご相談は、下記の中からお好きなものを選んでいただければ大丈夫です。

  • メールで問い合わせる
  • チャットワークで問い合わせる
  • Facebookで問い合わせる
  • X(旧Twitter)で問い合わせる

LINE@でも相談を受け付けています。
QRコードから友達登録を行って、メッセージを送ってください。

LINE@

最新記事

カテゴリ別記事一覧

月別記事一覧