「うまい例え話をする」という事の意味を考えてみた。

Publish2015/09/30(水)

昨日お客さんとの打ち合わせの際に考えていたことを今日は書いてみようと思います。
昨日の打ち合わせで、現在のサイトの状況と今後のサイトの運用についての戦略の話をしていました。
「今まではこう」で、「これからはこう」ということを伝えないといけなかったんですが、その時にとっさに「野球のバッターで例えるとこういう状況」という例えで説明しました。

なぜ例え話にして説明したのかを考える。

とっさにしゃべったので完全にアドリブだったんですが、これまでは「3割バッターを目指す」感じだったのが、これからは「ホームランも打てるバッター」を目指すというような感じで説明しました。
細かい内容はかけませんが、これまではアベレージ重視というか、より安定性の高い戦い方をしようという感じだったんですが、これからはより大きく成功するために時には勝負をかけていくという意味で「ホームランも打てるバッター」になるための戦略を取りましょうと提案したわけです。
自分では結構納得できる例え話になったかなと思うんですが、お客さんもわかりやすかったみたいで、話がスムーズに進みました。
それで、帰り道にふと「なぜあの時例え話で説明したんだろう?」って考えたんです。
具体的な言葉でも説明はできたはずですが、それをあえてしなかったということは自分の中で「今はその説明では十分ではない」と思ったからであることは間違いないわけです。
僕は普段から「概念やイメージは具体的な言葉で伝えるよりも、イメージできる別のもので例える方がわかりやすい」と思っています。
具体的な言葉を聞いてそれがイメージできる場合であれば、具体的な言葉の方が説得力を持つ場合もありますが、ある程度「ふんわり」とした状態の場合で具体的な言葉で説明すると伝わらない場合があるんですよね。
説明をするのは「分かってほしい」「理解してほしい」から説明するわけで、その説明ではわからないかも知れないという場合には、例え話でわかりやすくした方がいいんじゃないかなと思います。

伝えたいことの種類によっては例え話の方がいい場合もある。

上記で書いたように、伝えたい内容によっては具体的な話より例え話の方がいい場合があります。
自分の中でできているイメージを伝える場合、それを何かに例えることでイメージとして伝えることがしやすくなるわけなので、伝えたいことの種類によっては例え話の方がいいと思います。
ただし、その場合は注意が必要で、例え話をする相手がその例えについてある程度知っている必要があるという前提条件があります。
例えば、ポケモンのことをあまり知らない相手に対して、ポケモンで例えて話を進めても全く伝わりません。
また、その例える内容に造詣が深すぎる場合はイメージが具体的になりすぎてうまく伝わらない場合も考えられます。
ポケモン廃人の人にピカチュウとライチュウで比較して例えたりとかしたら、具体的に理解しすぎるので伝えたい内容ではなくピカチュウのことしか頭に入らないと思います。
この例えは微妙ですが、このように微妙な例えや具体的すぎる例えは逆効果になるということです。

相手とTPOに合わせてうまい例え話ができるようになりたい

このように、例え話はうまく話ができたら相手にイメージを的確に伝えることができる反面、うまく例えができない場合は逆効果にもなってしまうという側面を持ちます。
うまく話せればそれに越したことはないですが、これは実際かなり難しいです。
ある程度最初からそういう流れで話を持って行こうとか、プレゼンで組込もうとかならまだやりやすいですが、今回のようにアドリブでしようとするとハイリスクです。
このリスクを減らすのは話の場数を踏む、相手のことを知る&察する、頭の回転を上げる、引き出しの多さ&ボキャブラリーを増やすなど、多方面での総合力の高さが必要になります。
ちょっと難易度は高いですが、普段の生活の中で例え話を取り入れていくなどして技術を磨き、「うまい例え話の出来る男」になりたいものです。

記事の著者:ふにすでぐち

ふにすでぐち

1978年生まれ。企業のWeb活用をテーマに、Web運用を中心とした戦略的な企画立案、サポートやホームページ/Webサイトの構築などを行っています。
5年間のWeb制作会社勤務後、2年間のフリーランスで「フニス」として活動後に法人化し、2012年7月「ふにす株式会社」を設立。
Web運用の情報や考え方などを発信するブログ「ふにろぐ」を定期的に更新し、情報配信をしています。
また、Googleアナリティクス認定資格を取得しているので、アクセス解析を用いた分析などの手法でお客様のホームページの成功をサポートしています。
本社のある大阪府高槻市で「ふにすWeb相談所」を開設し、
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