検索結果をコントロールする事ができる可能性がある便利なmetaタグの紹介

Publish2022/06/17(金)

検索結果をコントロールする事ができる可能性がある便利なmetaタグの紹介

今回は少し技術よりな話になりますが、Googleの検索セントラルで紹介されている検索結果をコントロールする事ができる可能性のあるmetaタグなどを紹介したいと思います。
今回紹介するのはすべて「header」内に記載する形になるmetaタグになりますので、本文で使用できるものではないことはご了承ください。
詳しくは以下でもご確認いただけます。
https://developers.google.com/search/docs/advanced/robots/robots_meta_tag

これらのタグを知っておく理由と効果

タグの紹介の前に、まず前提条件の部分のおさらいなのですが、これらのタグを知っておくべき理由として最大の効果は、検索結果上に表示される内容を自分で意図した形で設定することができる可能性があるということにつきます。
基本的なことではありますが、検索結果の表示ルールや表示させる内容はGoogleによって決められ、Googleによって表示されますので、ホームページの運営側で意図した内容を表示させるということは難しいです。
しかし、これから紹介するタグを使用することで、ある程度までは自分たちで検索結果に表示させる内容をコントロールすることができるようになります。
ただ、最終的な決定はGoogleになりますので絶対ではないものもあることはあらかじめご了承ください。
検索結果をコントロールできるようになるということは、検索エンジン上からのホームページへの誘導をコントロールできるようになるということと等しいので、ホームページへの導線部分をコントロールできる可能性があるこれらのタグを知っておくのと知らないのとでは大きな差がでてきます。
なので、実際に使用するかどうかはともかく、情報として知っておくに越したことはありません。
また、これらのタグはGoogleが公式に公開しているものなので情報の信ぴょう性も高いです。

実際のタグの紹介

前置きが長くなりましたが、実際にいくつか実用性のあるものを紹介しましょう。

noindex

まずは最も有名どころで、検索結果に表示させたくない場合に使用するのが「noindex」になります。

<meta name="robots" content="noindex" />

検索結果に表示させたくないページがある場合には、このタグを使用しましょう。

nofollow

noindexと似ていて効果を混同されがちなのが「nofollow」です。

<meta name="robots" content="nofollow" />

nofollowは、設定してあるページからのリンクを検索結果へ反映される際の基準にしないために使用します。
ちょっと分かりづらい言い回しですが、簡単に言うと「リンク先の情報を信用していません」ということを書いているようなものです。
例えば、ページからリンクされたホームページの内容が変わっていたとしても、そのことにこちらでは責任取れませんということを書いていると考えるといいかと思います。

noarchive

検索結果には、過去にそのページがどういう内容だったのかを知るための「キャッシュ」の機能がありますが、「noarchive」を使用することで、検索結果上にキャッシュを表示させないようにすることができます。

<meta name="robots" content="noarchive" />

季節によって公開されている内容が変わる速度が速かったり、一時的な情報として公開はしてもいいけどずっと確認できる状態にはしたくないといったケースで使用するとよいかと思います。

nosnippet/max-snippet

検索結果上には、ホームページに対する説明文が表示されますが、その説明文を表示させないようにするのが「nosnippet」です。

<meta name="robots" content="nosnippet" />

説明文だけでなく、ページ内にある画像が表示されるケースもありますが、その場合は画像も対象となります。
基本的には説明文があったほうがクリック率が高くなる場合のほうが多いので、使う必要性があまりないように感じますが、検索結果上に表示させたいのはシンプルにタイトルのみにしたほうが効果が高いケースなどの場合には使用してもよいかなと思います。

「nosnippet」は非表示ですが、「max-snippet」にすると文字数を制御することができます。

<meta name="robots" content="max-snippet:0" />

指定する数字を0にすると、検索結果に表示させるスニペットの文字数は0となるので、実質「nosnippet」と同じ効果となります。

<meta name="robots" content="max-snippet:20" />

指定する数字を20にすると、20文字までの文章が表示されます。

<meta name="robots" content="max-snippet:-1" />

指定する数字を-1にすると、スニペットに表示できる文字数に制限がないという意味になります。
ただ、それであればこの記載自体が不要なので、実用性はないです。

noimageindex

ページ内の画像を検索結果に表示させたくない場合は「noimageindex」を使用します。

<meta name="robots" content="noimageindex" />

通常の検索のみではなく、画像検索であまりでてほしくない画像がある場合などに使用するとよいかと思います。

unavailable_after

検索結果のコントロールという点で考えると、「unavailable_after」はコントール感がすごくあります。
「unavailable_after」は、検索結果に表示させておくことができる時間を設定できます。

<meta name="robots" content="unavailable_after: 2020-09-21" />

上記の場合だと、2020年9月21日以降は検索結果に表示されないようになります。
この際に指定する日時は、広く採用されているISOなどの形式で指定する必要があります。
公開期限が決まっているもので、一定期間のみ検索結果上に反映したいページがある場合は利用するとよいかと思います。

まとめ

実用性の高そうなもののみをピックアップしたので、実運用の際に利用したほうがいいケースも色々と考えることができるかと思います。
実際に使うかどうかは置いといて、まずは知っておくということが大切だと思うので、覚えなくてもいいのでこういう効果を持ったタグがあるということだけでも覚えておくことをおすすめします。

記事の著者:ふにすでぐち

ふにすでぐち

1978年生まれ。企業のWeb活用をテーマに、Web運用を中心とした戦略的な企画立案、サポートやホームページ/Webサイトの構築などを行っています。
5年間のWeb制作会社勤務後、2年間のフリーランスで「フニス」として活動後に法人化し、2012年7月「ふにす株式会社」を設立。
Web運用の情報や考え方などを発信するブログ「ふにろぐ」を定期的に更新し、情報配信をしています。
また、Googleアナリティクス認定資格を取得しているので、アクセス解析を用いた分析などの手法でお客様のホームページの成功をサポートしています。
本社のある大阪府高槻市で「ふにすWeb相談所」を開設し、
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