「人に伝える文章を書く」という事の難しさを改めて思う
Publish2014/12/04(木)
昨日書いたブログの記事「受託案件を自分の「作品」と思っていたら駄目だよなと思う話。」が、思っていたより色んな人に読んでいただけたようです。
たくさんの方に読んでいただくと、色々な意見をいただけるのでとてもうれしいのですが、色々な意見を見て「自分が伝えたかった事はそこじゃないんだけど、うまく伝わってないな」と思う訳です。
これは読み手の読解力がないとかそういう事ではなくて、単純に自分自身の伝え方に問題があるのですが、「やっぱり文章は難しいな」と改めて思っています。
自分が伝えたい事の話がぶれている
あまりうまく伝わっていないなという部分を改めて考えてみると、本当に自分が伝えたかった事と書いている事にずれがあるからなんじゃないかなと思っています。
もちろん書いている事は僕が思っている部分なので、それが間違いであるという事ではないんですが、捉え方によっては本来言いたい事と違った方向で取られてもおかしくないなと思う部分はあります。
例えが適切でなかったり話の流れが言いたい事の本筋からずれてしまっている事が原因だと思うんですが、書いてから一日おいて読み直してみても、まだやっぱり自分の文章なので主観と思い込みの部分が大きく影響してます。
この辺は、どれだけ客観的に「書いた文章を読み返してチェックする事ができるか」を突き詰めていくしかないですね。
結局一つの記事で自分が思っている事を全ての人に同じレベルで伝えるというのは不可能に近い訳なので、誰が読んでもそうとしかとれない文章にしていくしかないと思うんです。
以前リクリで聞いた名村さんの話の発展版というか延長線上にある話のような気がします。
第20回リクリセミナー「Webディレクターの頭の中」 に参加してきました。
感情面が表に出過ぎてしまっている。
あとは、主観という部分で文章に「感情を乗せすぎてしまっている」事にも理由がある気がしています。
このブログでは基本的に「自分が思った事をある程度正直に自分の言葉でかこう」という思いがあります。
これは読んでもらう人に「この文章を書いている人はこういう事をいいたいんだろう」という事がイメージしてもらいやすくなるんじゃないかなという部分と、正直に自分の言葉で書かないと心に響かないんじゃないかなと思っている2つの理由があります。
ただし、この2つには弱点があって「論理的ではなく感情的な風に見えてしまう」というデメリットもあります。
前回の記事のような場合は特に、人が大切に思っている部分を抉ってしまう危険性もあると思うんです。
自分が大切にしている思いを否定されるといい気分はしないのは当然ですし、反発もしたくなります。
前回の記事での僕が書いたきっかけもそういうものでしたし。
そう考えると、文章に感情を乗せすぎるのは危険な側面もあります。
感情がのらないのは面白くないとおもうので、その辺のバランスをうまくとれるようにしていかないといけないなと思っています。
といった事を、けっこうずーっと考えていました。
いただいた意見の中には、僕が思っていなかった部分を指摘されている事もあって、それはそれでとても勉強になったので、次にいかそうと思っています。
なんにせよ、色々な意見をいただけるという事は純粋にうれしかったのは正直なところですので、これからも日々精進して「もっと読みやすく」「ためになる」「読んでて楽しい気持ちになる」ブログになるようにがんばっていこうと思います。