ご相談をいただく際にスムーズに実行できるために用意していただきたいことについて

今回は、ご依頼いただく際に用意していただくものについて書こうと思います。
というのも、ここ最近ありがたいことにご相談をいただくことが増えております。
色々な方からご相談をお聞きしている中で感じているのですが、スムーズにすすめるために色々やり取りをさせていただいてますがやり取りの回数がどうしても多くなってしまっております。
この原因については、上手くすすめていくためには必然的にそうなるのである程度は仕方がないなと思っていることろもあるのですが、事前に準備していただいたり教えておいてもらった情報などがあるとより円滑にすすめることができるので、そのことをリスト化しておきたいと思います。
お手数をかけてしまうことにはなるのですが、その分開始のタイミングを前倒しできますし、何より目的意識やゴールのビジョンを共有することによって成果の質も上がると思うので、ぜひご協力いただければと思います。
前置きが長くなりましたが、以下をご確認ください。

目的の明確化、実現したいゴールの設定

まずお聞きしておきたいのが、依頼するきっかけとなった理由や目的、そして対応することによって期待しているゴールについてです。
大まかな範囲でお伝えいただくケースが多いのですが、こちらとしてはより詳細な希望であったほうが対応方法の選定やスケジュール、お見積りの時間の短縮ができるようになります。
例えば「アクセス数を増やしたい」という要望よりも、「検索エンジンからのアクセス数を倍にしたい」というように、具体的な内容でお伝えしてもらったほうが対応内容も詳細度の高い的確な内容で対応できるようになります。
目標やゴールの明確化は、お互いのゴールへの共通認識の共有という意味でも重要なので、同じ方向性を見て対応するためにも、より具体的にお伝えいただけますと助かります。

対応に必要なホームページ関連情報のご提供

そして、一番必要だと感じるのは現状のホームページの情報などです。
具体的には以下のようなものになります。

・使用されているサーバーの種類やプラン(可能であればコントロールパネルへのログイン情報やFTPアカウント)
・使用されているシステムやプログラムの種類や数(WordPressやメールフォームの種類など)
・アクセス解析の情報(現状のアクセス情報分析に使用)
・ドメインやサーバーの管理状況や担当者様の情報
・案件に関わる関係者の名前や役職

これらの情報を持っているのと持っていないのでは、すすめるためのスピード感が大きく違ってきます。
もちろん上記の情報は初回のお取引の時点で守秘義務契約等の問題でお渡しいただけないケースもあるかと思いますので、御社のコンプライアンスに照らし合わせて可能な範囲でご提供いただければと思っています。
実際に対応させていただく際には、NDAを締結することも可能です(実際に何社かはNDAを締結して対応させていただいております)。

対応範囲の明確化と想定スケジュール

次にお願いしたいのは対応範囲の明確化とスケジュールについてです。
対応範囲については、ゴールの設定と大きく関わっている部分もあるのですが、「ここまでの成果が出せればあとは自分たちでがんばります」というケースと「ここまでの成果が出せたら、その後も同様に規模を拡大していきたいから引き続き対応してください」というケースではこちらが行う内容も変わってきます。
最初のケースの場合はお客様側での運用に切り替える前提が必要になるので、そのための準備が必要ですし、2番めのケースの場合はお客様側の負担を最小限にする運用フェーズの構築が必要になります。
ゴールが同じであったとしても、ゴールのあとの内容が大きく異なっているのでこの部分を分かる範囲でお伝えいただきたいです。
もちろんはじめる段階でその後のことはわからないという場合もあると思いますが、上手く行く前提で考えていただき、その後に御社ではどの様になるのかをシミュレートしてお伝えいただくような感じでも問題はありません。
あと、対応するにあたってゴールまでのスケジュールはある程度ご希望をお伝えいただきたいです。
どのくらいの期間で成果を出したいのかによっても、対応内容が変わってくるためです。
もちろんお聞きして「流石にそれは難しい」となる場合もあるかとは思いますが、その場合もこちらで代替案を出してご調整いただくというようにはさせていただきたいので、ご理解いただけると助かります。

費用感の目安、初期費用と定期費用

対応する際の費用感については、依頼の時点で想定できない場合もあるかと思います。
その際は「このくらいかなと思っているイメージ」や「このくらいまでは出せる」というような感じでも大丈夫です。
なかなか表現が難しいですが、「このくらいまでは出せる」という金額を出すと、本当はそれよりもずっと安くできるのに、その金額付近ギリギリで出してくるのでは？と考えておられる方もいるかと思いますが、ふにすとしてはその金額ありきでお見積りを出すということはしておりません。
(その根拠を提示するのは難しいので、結局は信頼して任せてもらう他ないのですが…)
あと、作業範囲の部分ともかぶってはきますが、初期対応だけでいいのか、定期的な対応が必要なのかも分かる範囲でお伝え下さい。

納品・対応完了タイミング・検収方法

最後に、対応後の納品物の形態や対応完了タイミングの明確化、業種によっては検収が必要な場合もあるかと思いますので、対応の終わりについてお伝えいただければと思います。
今まで特にこの部分で揉めたケースはないのですが、一般的にはけっこうトラブルになるケースもあるのでお互いの線引をしっかりしておく意味でお伝えいただけると助かります。
リニューアルなどの対応の場合は、データ納品をするということになるかと思いますが、そうではない場合も一旦ここで終わりという部分はお互いのためにも重要だと思っています。

お願いする事が多くて大変お手数ではありますが、これらの内容をふまえているのとそうでないのとでは大きく違ってくるので、よりスピーディーに、より適切に最短で目的を達成するためにご協力をお願いいたします。