平成仮面ライダーシリーズの変遷から見える時代への適応という価値

Publish2015/03/12(木)

前から何回かこのブログでも書いているテーマですが、時代の流れに取り残されず、変化していけるものだけが生き残れると思っています。
それは、このWebの世界だけではなく、多くの事に共通する部分でしょう。
生物の進化しかり、文明の栄枯盛衰しかり、過去に事例はいくらでもあります。
しかし、ちょっとピンとこないなと思う部分もあるでしょう。
そこで、今回は僕が最も説明しやすいテーマとして「仮面ライダー」でその変化の歴史を振り返り、時代の変遷を追っていく事でどのように時代に適応していっているのかを考えてみようと思います。
なお、僕はライダーの事が語れるのは平成ライダーからなので、今回の説明は平成ライダーのみとなります。
(昭和ライダーも名前や特徴は把握しておりますが、作品をちゃんと全部見てないので、この場で語るべきではないと考えています。)

仮面ライダークウガ

平成仮面ライダーシリーズの記念すべき最初の作品であるクウガは、これまでの仮面ライダーの常識を覆す意欲作でした。
一番大きな点は、改造人間でなくなったという点。
厳密にいえば以前の作品(シンとか真とか)でも改造人間ではないライダーもいましたが、シリーズに共通して残っていた「仮面ライダー本郷武は改造人間である」という初代仮面ライダーのキャッチコピーから抜け出した作品だったと個人的には思っています。
(変身には体内に埋まったベルトの力を使います。)
また、時代を先駆けてイケメン俳優オダギリジョーを起用し、世の奥様達を「子供と一緒に仮面ライダーを見る」という事に夢中にさせるきっかけを作ったという意味でもとても大きな意味のある作品でした。
また、RXの時にあったメカライダーとバイオライダーのアイデアを踏襲して、フォームチェンジをするようになったのも大きな変化のポイントです。
まさに新しい時代の幕開けを飾った作品であるといえます。

仮面ライダーアギト

アギトはクウガの世界のその後という設定で、クウガの敵だったグロンギ(作品中では未確認と言われていた)を人類が駆逐できるようになっているという設定から始まり、人類の開発した対未確認対戦用のG3を擁する警察が新たなる敵アンノウンと戦うというこれまで裏方にいた人類がついに表舞台にでてきたようなところが面白いアプローチでした。
結局は人類の力はあまり役に立ちませんが、中に入っている氷川くんの成長ストーリーや、警察内部の政治的な話などかなり子供向けではない内容でシリアスな感じは異色でした。
さらに、アギトではギルスとアナザーアギトという、サブライダーも登場します。
このサブライダーという存在は、これから先のライダーに脈々と受け継がれていく新しい流れになります。
(過去にはV3の時にライダーマンがでていましたので、そのオマージュだったのかもしれません。真相は脚本家の心の中でしょう。)

仮面ライダー龍騎

龍騎の特徴は何といっても「ライダーバトル」。
これまでの仮面ライダーは悪の組織vs仮面ライダーという構図でしたが、その対立構造すらなくなってライダー同士がバトルするようになります。一応ミラーワールドのミラーモンスターという悪の組織的な立ち位置の存在もありますが、ライダーに変身するためにはミラーモンスターとの契約が必要だったりもするので、純粋な悪という事でもありませんし。
そのかわり、朝倉というライダー史上でも類を見ない悪いライダーも登場します。
ライダーそれぞれが自分の抱えている問題を解決するためにライダーとして戦っていくという、これまた子供には内容を理解するのが難しい作品でもありました。
また、龍騎から変身ベルトが着脱式になり、ある程度誰でも変身が出来るようになりました。これは非常に大きな変化だったと思います。

仮面ライダー555

555は僕が最も愛するライダーです。
主人公のたっくん(乾巧の事を劇中でたっくんと呼びますが、ここでも愛をこめてたっくんと呼びます。)が実はオルフェノク(という名前の人類の進化系という設定の怪物の総称)だったという衝撃の展開があったり、猫舌で無愛想だけど本当は心の優しいたっくんが織りなすストーリ−など見所が満載の素晴らしい作品です。
余談ですが、仮面ライダーを見て泣いた初めての作品が555です。
敵側にもラッキークローバーという4幹部がいたり、スマートブレインの村上社長がいたりと、作品全体に見所がたくさんある作品です。
オルフェノクでありながら人間であろうとする木場くん達の存在もいいスパイスになっていました。
また、555からは劇場版のシリーズが始まり、映画で仮面ライダーを見るという文化がはじまった記念すべき作品だったといっても間違いないでしょう。
僕も一人で劇場に足を運びました。
また、この劇場版では1万人のエキストラを公募して作品に登場させるという、かつてない規模の企画も行われています。

仮面ライダーブレイド

ブレイドは意図せず話題作になった作品ですが、その原因はキャストの滑舌が悪すぎた事という、ちょっと本筋とは離れる点で話題性がありました。
詳しくは「オンドゥルルラギッタンディスカー」で検索。
それはまあネタなので置いといて、本編自体はかなり面白い作品でした。
カードをモチーフにしたライダーだったので、ポーカーの役「ストレートフラッシュ」とかを技の名前に入れたり、ジャックフォームやキングフォームがあったりと、ライダー自体にモチーフとの関連性を持たせるというのも面白い取り組みでした。
あとは、開始早々の第一話で味方の施設が崩壊するというかなりドSなストーリーだったのも面白いポイントです。

仮面ライダー響鬼

響鬼さんは、まさに仮面ライダーの異端児とも言える存在です。
それもそのはずで、「鬼」だからです。
鬼になった組織の構成員が魔化魍と呼ばれる化け物を駆逐していくというストーリーです。
これだけでも他のライダーとは一線を画します。
また、作品自体にもすごい特徴があります。
特に第一話が強烈ですが、なぜかミュージカルになっています。
何を言っているか分からないと思いますが、見ていたこっちが聞きたいくらい動揺しました。
なんだこれはと。
とにかく響鬼さんはすごく特徴のあるライダーです。
ちなみに、変身するための条件が「自分を鍛える」というのもライダー史上たぶん初です。

仮面ライダーカブト

カブトの特徴はなんといっても「クロックアップ」と呼ばれる高速移動が出来る特技にあります。
時間という概念をねじ曲げて高速移動が出来るというのは、555のアクセルフォームでもあった設定ですが、アクセルフォームが一定時間限定で出来るのに対し、クロックアップは時間制限という概念はありません。
まさに高速のライダー。どのライダーよりも間違いなく早いです。
作品ではワームと呼ばれる宇宙から隕石にのってやってきた生命体が人間に擬態するというけっこう怖い内容でしたが、擬態したワームは人間の記憶も引き継ぐので、自分がワームである事も忘れ人間としていきる種もいてなかなか面白いなと思います。
その最たる例が仮面ライダーサソードに変身する神代剣くん。
神に代わって剣を振るう男というキャラで非常にいい味を出していまして、ワームである事を知った時のストーリは悲しかったのを覚えています。

仮面ライダー電王

電王の特徴は、何といってもお供のイマジンが声優陣で固められてすごく作品の幅が広がった事にあります。
モモタロス、ウラタロス、キンタロス、リュウタロスとジークとデネブは他の映画作品でもキャストが忙しいから参加できないという事はなく、常に同じクオリティで作品を構成する事が出来る飛び道具のような存在です。
その自由度をさらに上げているのがデンライナー。
電王は電車がモチーフのライダーですが、デンライナーは過去や未来に移動する事が出来ます。
言ってしまえばもうなんでもありな事になるわけです。
作品自体はすごく完成度の高い作品で、電王から本格的にライダーにはまったという方も非常に多い素晴らしい作品です。

仮面ライダーキバ

キバの特徴は何といってもそのストーリー展開にあります。
現在と22年前の出来事を同じ時間軸で進めていくという手法は斬新すぎて最初意味が分からないほどでした。
でも、その分22年前に起こった出来事の影響(壊れたドアなど)が随所にちりばめられていて、見ていて色々気付いてはほくそ笑む事が出来るというなかなかマニアックな体験をさせてくれる事が出来ます。
あと、敵のファンガイアがステンドグラスみたいな感じで色がたくさんちりばめられている感じなのですが、その造形がどれも素晴らしく美しいものでした。
敵の姿に見とれることもあって、非常に魅力的な作品でした。

仮面ライダーディケイド

ディケイドはかなり特殊で、過去のライダーになって戦う事が出来るという特徴があります。
カメンライドっていうんですが、その仕組みをアーケードゲームに取り入れてガンバライドというゲームができました。
今でもゲームセンターにある人気ゲームですが、ディケイドからはじまっています。
また、ディケイドは放送期間が半年しかありません。(通常は1年)
これは、同じ時間帯にやっているスーパー戦隊シリーズとプリキュアとの最終回をずらす事が目的となっているようです。
最終回をずらす事で、より長くライダーと戦隊、プリキュアを見てもらおうとする戦略ですね。
(新しくはじまったライダーが中盤の頃にスーパー戦隊が最終回を迎え、新しいスーパー戦隊をライダーのついでにそのまま見てもらうという流れを作る。逆もまたしかり)

仮面ライダーW

Wの特徴は2人で変身する事でこれは過去になかった事です。
二人で一人の仮面ライダーで、探偵です。
ビギンズナイトという0話的なストーリーがあるのですが、その時にフィリップが言う「悪魔と相乗りする勇気はあるかい?」というセリフとか鳥肌ものです。
あと、WではガイアメモリというUSBメモリのようなものを人体に突き刺して敵が変身します。
今まで一般人だったはずがガイアメモリという力を手に入れる事でドーパントという怪物に変身するというストーリーは「誰もが疑わしい」という予防線を張り、ストーリーが締まっていました。
Wドライバーという変身ベルトの玩具も当時最高記録まで売れまくった人気商品になって、ライダーのベルトの入手が難しくなってきたのもWのころからだったかと思います。
Wは555の次の好きな作品で、今でもふとした時に思い出しては「エア変身」をして楽しんでいます。

仮面ライダーオーズ

オーズの特徴は、アンクという敵幹部が仲間として帯同するところにあります。
それぞれの思惑がありながらも次第に心を通わせていくストーリーは非常に面白いです。
また、オーズはオーメダルというメダルをベルトに装着して変身するのですが、その際に「タカ、トラ、バッタ!タトバタトバタトバ!」とかいう音がでて変身します。
これも最初はびっくりしましたが、なれとは怖いものでそのうち普通になってくるんです。
ちょっと話がそれました。
この音声が受けたのか、オーメダルはめちゃくちゃ売れました。
ただでさえメダルの数がめっちゃ多いので集めている人は大変だったと思います。
あと、主人公の映司のパンツへのこだわりとか、ひなちゃんの怪力設定とか、色々おかしい事もありましたが全体的には非常に面白い作品です。
前に記事で書きましたが、2号ライダーの伊達さんと後藤さんのストーリーも素晴らしいです。

仮面ライダーフォーゼ

フォーズの特徴は、主人公が高校生で宇宙に行くという事ですね。
アストロスイッチというスイッチを切り替えてライダーの能力を変化させるというのは面白い点だったかと思います。
主人公の弦ちゃんが今時リーゼントとか、「全てのライダーと友達になる男」だと言っていたりとかはまあかわいいものでした。
フォーゼでは、敵幹部としてブレイドにギャレン役でていた橘さん(ブレイドの時の役の名前。僕はこの人の事をずっと橘さんと読んでいます。役名が変わっても。)がでていて、過去のライダー作品ででていた人がまたライダー作品にでる事もあるんだなと思ってそれはそれで新鮮でした。(ちょい役の人が再登場はあったけどメインキャストが再登場はなかったような気がします。間違ってたらすいません。)

仮面ライダーウィザード

ウィザードは魔法使いです。
これまでライダーにファンタジー系のモチーフはありませんでしたが、ウィザードはその常識を覆しました。
「シャバドゥビタッチデヘンシーン」ってベルトから聞こえてくるのは少し新鮮でしたがオーズの時の事があったので、そんなに驚かなくなっているのは少し寂しかったという事を覚えています。
ああー今年はこんな感じかーという心境とでもいいますか。

仮面ライダー鎧武

鎧武の特徴は戦国時代とフルーツのコラボです。
これも最初は意味が分かりませんでしたが、慣れとは怖いものでちょっとしたら次はどんなフルーツで変身するんかなと楽しみに見てたりしているのが怖いですね。
ストーリーは、最初はダンスチームで陽気に踊っていたのに、最後の方ではミッチーがヒールターンして修羅場化したり、街に向かってミサイルが発射されたりと、かなりの混乱があり話もめっちゃ重くなりました。
ネタバレではありますが、主人公が神様になって別の世界を開拓しにいったのはたぶんライダー初です。
色々衝撃的な作品ではあります。

仮面ライダードライブ

最新作のドライブは、ついにライダーですらなくなり車に乗るようになりました。
今のところバイクに乗っているところは見ていません。
体にタイヤがついてたり、シフトカーと呼ばれるミニカーが動き回ったりして賑やかな感じです。
主人公が警察官というのも、これまでとは違いますね。
過去のライダーは主に無職とかフリーターみたいに自由が利く人ばっかりだったんですが(響鬼さんとブレイドは職業がライダーなのでちょっと違うけど)、進ノ介はしっかりと働いています。

まとめ

平成ライダー全部書いたらめっちゃ長くなりましたが、読んでいただいて分かるように仮面ライダーは作品毎にこれでもかと新しい要素の追加や変更を行い、時代に合わせるというよりも時代を牽引するくらいの適用性があると思います。
新しい価値観を作ったり、固定概念を壊し続けるからこそ毎年面白く見る事ができるんじゃないかなと、だからこそずっとシリーズが続いているんじゃないかなとも思います。
毎年思う事ですが、よくもこれだけ色々な事が思いつくなと思うくらい仮面ライダーを作っている方々のアイデアやチャレンジ精神には尊敬の念を禁じ得ません。
新しい価値を生むという事は生半可な事ではありませんが、仮面ライダーという作品を通して考えると、そのヒントがあるように思います。

記事の著者:ふにすでぐち

ふにすでぐち

1978年生まれ。企業のWeb活用をテーマに、Web運用を中心とした戦略的な企画立案、サポートやホームページ/Webサイトの構築などを行っています。
5年間のWeb制作会社勤務後、2年間のフリーランスで「フニス」として活動後に法人化し、2012年7月「ふにす株式会社」を設立。
Web運用の情報や考え方などを発信するブログ「ふにろぐ」を定期的に更新し、情報配信をしています。
また、Googleアナリティクス認定資格を取得しているので、アクセス解析を用いた分析などの手法でお客様のホームページの成功をサポートしています。
本社のある大阪府高槻市で「ふにすWeb相談所」を開設し、
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