Webサイトの運営に役立つツールがたくさんある「LUFTTOOLS」
Publish2016/01/21(木)
Update2021/02/05(金)
今日は使えるツールがたくさんあるサイト「LUFTTOOLS」を紹介します。
このサイトはかなり以前からあったんですが、最近リニューアルして個人的に「お!」ってなりました。
LUFTTOOLSで使えるツールと使うタイミング
では実際に使えるツールとそのツールを使うタイミングについて書きます。
ツールに何があるかは見たらわかりますが、それってどんなときに使うんだろうという具体的なタイミングがないと使い方をイメージできませんので。
パスワード生成ツール
そのものズバリな名前ですが、パスワードとして設定する文字列をランダムで生成するためのツールです。
分かりやすいパスワードを設定するというのは結構危険で、分かりやすいパスワードをCMSのパスワードに使用していたことにより、ブルートフォースアタックなどの攻撃を受けてサイトを乗っ取られるというようなことも起こっています。
これを防ぐために最も有効な方法としては、パスワードを破られないような分かりにくいものに変更するというのが有効です。
その強力なパスワードを作ってくれるのがこのツールです。
「0000」とか「password」みたいなゆるゆるパスワードに設定するくらいならこのツールを使って生成したパスワードを使う方が安全ですね。
ちなみに、確認したら「最強」っていうレベルまであってちょっと面白くなってました。
.htpasswdファイル作成
.htpasswdファイル作成はBASIC認証で使用する「.htpasswd」ファイルに記載するユーザー名とパスワードの暗号化情報を作成するためのツールです。
先日書いた「ホームページ/Webサイトの運用にかかせないテスト環境構築のススメ」でも紹介したテスト環境を作成する際に便利なのが、パスワード認証のBASIC認証という方法です。
Basic認証を使用する場合には、ユーザー名とパスワードが必要になり、その情報は「.htpasswd」ファイルに保存する仕組みです。
しかし、逆に言えば「.htpasswd」を発見してその情報さえ見ればユーザー名とパスワードは丸分かりになります。
そこで、「.htpasswd」ファイルに記載するパスワードを暗号化されたものを記載することで、より強固なセキィリティになっているという感じです。
そのための暗号化されたテキストを作成するのがこのツールです。
メールアドレス暗号化
メールアドレス暗号化はサイト上にメールアドレスを記載する際にメールアドレスを暗号化した状態で表示させるために使用するツールです。
この状態にしておくと、ブラウザ上ではメールアドレスは文字情報として表示されますが、HTML内に実際にその文字列があるわけではないので、スパムを行うbotなどに判別されないようになります。
そもそも、メールアドレスをテキストの状態でサイト上に公開すると、上記に書いたbotなどに発見され、スパムメールが大量に送りつけられるようになってしまうことがあります。
スパムメールはウィルスやマルウェアが混入されているものや、ウィルスやマルウェアなどが仕込まれた有害なサイトへのリンクを誘導する目的のものなど、悪意を持って攻撃してくる可能性が高いものです。
その攻撃を防ぐためには、メールアドレスをサイト上で公開しないのが一番ですが、どうしても公開しないといけない場合に使用するのがこのツールです。
セキュリティレベルで3段階のものがありますが、最も低い「HTMLエンティティ化」でも何もしないよりマシです。
少しの手間ですが、ここをしっかりしておかないとインターネットに詳しくない人ほど危険なので、メールアドレスを公開する場合は使いましょう。
文字数チェック
これまでは比較ティセキュリティ面を強化するためのツールばかりでしたが、この「文字数チェック」はその名の通り、入力した文章がどの程度の文字数なのかを判別してくれるツールです。
例えば、この記事のこの時点までの文字数は「1778」文字ということがわかります。
自分がどのくらいの文章を書いたのかの目安を知りたい時に便利です。
僕の場合ですと、さっき調べたみたいに記事の文字数を把握したい時に使っています。
多すぎたら読みづらいですし、少なすぎたら薄い内容になりがちなので、その辺を把握する指標として文字数はわかりやすい指標だと思います。
IPアドレス確認ツール
「IPアドレス確認ツール」はこのページを開いた時に閲覧しているネットワーク環境の「IPアドレス」と「ホスト名」を表示するツールです。
接続時のIPアドレスやホストを知ってもどう使うかわからないかと思いますが、例えばWordPressなどのCMSの管理画面にアクセスする環境を特定する場合などに特定のIPアドレスやホスト名が必要になります。
IDやパスワードが分かったとしても、その鍵を開くページに到達できなければ使えないので、BASIC認証と合わせて使用することでより強固なセキュリティ環境を作ることができます。
環境変数確認
「環境変数確認」は「IPアドレス確認ツール」で確認したホスト名なども含めたサイトの閲覧ステータスを確認することができるツールです。
例えば、見ているブラウザのユーザーエージェント(どういう端末であるのかを判別するための仕組みのようなもの)を確認したかったり、サーバー側のIPアドレスを確認したい時などに使用できます。
これまでのツールが比較的初心者でも使えるツールでしたが、このツールに関しては作る側の人だけが使えるツールだと思った方がいいかと思います。
まとめ
このように、「LUFTTOOLS」は非常に使えるツールが揃っていて大変便利です。
なかなか使うタイミングがないかもしれませが、パスワード生成や文字数チェックなどは比較的使いやすいかと思います。