Webサイトの運用にかかせないテスト環境構築のススメ

Publish2016/01/15(金)

今日は、サイト運用をより効果的に行うための方法の一つとして僕も実践している「テスト環境を作成する」ことについて書きます。

Webサイトのテスト環境を作る理由とメリット

まず、テスト環境を作るというと、「そんなのめんどくさい」とか、「作る側の人だけでしといてくれたらいい」とか、そういう意見をいただくこともあるのですが、テスト環境は作成して使っていくことで多くのメリットを運用者にもたらすことができる仕組みだと考えています。
テスト環境の目的としては、大きく分けて以下の2つがあります。

  • 操作に慣れるための場所としてのテスト環境
  • 原稿を用意してもらうための場所としてのテスト環境

それぞれを詳しく説明します。

操作に慣れるための場所としてのテスト環境

まず最初の目的は、テスト環境を作ることで運用者が実際の本番環境と同じ操作を行い、本番環境での運用の予習をするという目的です。
運用開始時などに特に多い傾向ですが、「まだよく知らないものを触ることに対する抵抗感」というものは誰でも少しは持っています。
知らないから、「何かあったらどうしよう」と慎重になってチャンスを逃したり、運用自体を諦めてしまうことになる場合もあります。
そういう時に、「ある程度まで自由に触って大丈夫な環境」を用意しておくことで、本番環境と同じ操作を体感し、適切な運用を行える自信がつくことまであります。
何かを始める際に「ここならある程度何をしても大丈夫」という場所があると安心しますね。

原稿を用意してもらうための場所としてのテスト環境

また、テスト環境での操作に慣れてきたら、その環境で原稿や画像素材などサイト用の原稿をテスト環境で作ることも可能になります。
これは作る側にとっても、運用する側にとっても大きなメリットになります。
運用者の自信をつけてもらうということと同時にサイトの原稿も用意されるのはやはり便利です。
また、本番と同じ環境での確認になるので、運用側もテスト環境を使って表示の確認やコンテンツの文脈を考えたりすることができ、ミスを減らすことと、成果を上げる構成を考慮する事にもつながります。

テスト環境作成時の注意点

テスト環境を作成する場合は、僕の場合以下のポイントを気をつけて作成するようにしています。

本番と同じ環境で作る

上記でも何度か触れていますが、テスト環境は本番環境と同じ構成で作成することで多くのメリットが生まれます。
例えば、CMSを動作させる場合は、そのCMSが正しく動作するかを確認することになります。
リリース前に実際の環境でテストしたり、下手したらテストすることなく公開する場合もあるかと思います。
テスト環境を本番環境と同じサーバーや同じ構成で作成することで、本番公開前に具体的なテストや検証が行えるというのは大きいですね。
また、よくある例としては、WordPressのバージョンアップによる不具合の発生などを事前に防ぐ効果もあります。
アップデートする前にバックアップをとるということは必要というのはよく知られていますが、それよりも同じ環境と設定で構築したテスト環境をアップデートすることでまず問題がないかどうかを実際のサーバー上で確認することができます。
いきなり本番環境でのバージョンアップは危険なので、そのリスクを軽減する意味でもテスト環境は役に立つということがご理解いただけるかと思います。

関係ない人には見れないように。

また、テスト環境は基本的にまだ表には出したくない情報が多く含まれていることが想定されます。
テストを全世界に公開しているのであればともかく、リリース前に情報が漏れることが行われたくない場合はテスト環境にアクセス制限を設けて特定の人のみが確認できる状態にしていくことが好ましいです。
その場合は、各担当者のみ確認できるように「Basic認証」を設けたりするといいかと思います。

重複サイト、重複コンテンツにならないようにする

本番環境と同じテスト環境にする場合、本番環境と同一のデータがテストサイトにあるとGoogleからコンテンツの重複ペナルティを受けてしまうことがあります。
このペナルティを受けるとサイトの評価が下がるだけでなく、最悪の場合検索結果から除外される可能性もあるので絶対に避けなければいけません。
テスト環境全体を「noindex」にしたりすることで対応することもできますが、最も簡単なのは上記でもあげた「Basic認証」でパスワードをかけておくことです。
パスワードでの認証をかけておくと、Googleのクローラーがテストサイトを発見できない(発見してもアクセスできないのでサイト内容を確認できない)ことになるのでオススメです。

テスト環境を作って運用することで効果があった実例

テスト環境を作って運用がうまくいった具体的なケースを紹介します。
そのお客さんはサイトを作るところから始める形の「Webのことを全く知らない状態」からスタートしたお客さんでした。
テスト環境を作成してお渡しすると、自身の手で色々と触りはじめました。
触って実感を得たことで、「もっとこうしてほしい」とか「もっとこうやった方がいいと思うんですが、どう思いますか?」というような意見をいただけるようになりました。
その結果、当初想定していた量よりも多くのコンテンツが蓄積され、結果としてPVやセッションなども初期の想定より多くなるような成果を出すサイトになりました。
これはテスト環境がなければできなかった事例です。

まとめ

サイトを作成する場合に確認する「テストアップ」という状態がありますが、この状態自体をお客さんに解放することで、より深い見識がつく事につながります。
これがテスト環境を作成することで得られる最大のメリットです。
実際にやってみることでしか得られない経験などもあるわけですので、テスト環境を作って運用の足がかりにするというアプローチはとても重要だと思っています。

記事の著者:ふにすでぐち

ふにすでぐち

1978年生まれ。企業のWeb活用をテーマに、Webサイトの運用を中心とした戦略的な企画立案、サポートやWebサイトの構築などを行っています。
5年間のWeb制作会社勤務後、2年間のフリーランスで「フニス」として活動後に法人化し、2012年7月「ふにす株式会社」を設立。
Web活用の情報や考え方などを発信するブログ「ふにろぐ」を不定期で更新しています。
2015年11月より大阪府高槻市に「ふにすWeb相談所」を開設。
地域の方々に気軽にWebのことを相談できる場所として、より多くのWeb運用の問題解決をするために活動しています。
また、不定期で大阪を中心にWeb運用やブログなどをテーマにしたイベント「ふにセミWS」を開催しています。
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