無料でも使えるクラウドストレージサービスのまとめ【2016年4月23日現在】
Publish2016/02/05(金)
Update2021/05/06(木)
先日僕も使っているクラウドストレージサービス「Copy」が2016年5月1日でサービスを終了することを発表しました。
Copy and CudaDrive Services will be Discontinued
Webサービスは使われなければ廃れていくものなので、まあ仕方がないなと思う部分もありますが、結構使っていただけに少し悲しい気分です(無料のものを使わせてもらってるだけありがたくはあるんですけど)。
とはいえ、悲しんでばかりもいられませんので、2016/5/1までに現在Copyにおいてるデータの移転先を見つけなければいけません。
ということで、ついでに現時点で稼働しているクラウドストレージサービスで無料でも使えるものを中心にまとめてみることにしました。
無料で使えるクラウドストレージサービスの比較
現在利用できるサービスで、かつサービス終了することが考えにくそうなもの(主観により決定)をまとめました。
Dropbox
https://www.dropbox.com/
まずはクラウドストレージの代表格のDropbox。
僕の場合はメインで使っているので、Copyの代用というのは選択肢から外れますが、一応押さえておきましょう。
初期に無料で使用できる領域は2GBと少ないですが、以前書いた記事で紹介したように、無料でも招待枠を活用することで使用領域を増やすことが可能です。また、選択型同期ができるので、いったんDropboxにデータを置いといて、ローカルからは消すけどクラウド上には残しておくという使い方もできて非常に便利です。
今回のサブの場合はあまりいらないなと思うけど、まあ消すのもなというような重要度の低いファイルばかりなので、ローカルにおかずにクラウドにだけ置いてバックアップとして使うことを前提としているので、選択型同期ができるかどうかは大きなポイントです。
誰でも手軽に手っ取り早くDropboxの容量を10GB以上にする方法
GoogleDrive
http://www.google.com/intl/ja/drive/
Googleの提供するGoogleDriveは無料領域は15GB。
Googleが提供していることもあって、サービスが終了する可能性も低そうかなと思うわけです。
Copyの代用にも考えましたが、残念ながら他の用途で使用しておりますので今回は選考外になりました。
ただ、使い勝手はいいので結構おすすめではあります。
ちなみに、こちらも選択型同期は使えます。
OneDrive
https://onedrive.live.com/about/ja-jp/
Microsoftの提供しているOneDriveの初期無料領域は5GB。
Googleと同じ使用領域があって、かつ選択型同期ができるというほぼ同じ仕様です。
こちらは以前から名前を変えつつ存続している形態なので、何かしらの形で残っていきそうな感じですね。
Yahoo!ボックス
http://info.box.yahoo.co.jp/
Yahooが提供しているYahoo! ボックスは初期使用領域が5GBとちょっと少なめ。
それより気になるのは、Windows版とMac版アプリが終了したという点。
うまくいっていないためか、撤退するための前振りかわかりませんが、ちょっと様子見が必要な気配です。
Amazon Cloud Drive
http://www.amazon.co.jp/gp/feature.html?docId=3077664656
Amazonの提供するAmazon Cloud Driveの初期使用領域は5GB。
若干少なめなのが気になりますが、AmazonはAWSなどのサーバーには定評もあるし、そう簡単には撤退しないだろうと思っています。
ただし、専用のアプリもありますが、基本的にはサーバーへのデータのアップロードを支援するだけです。
もちろん選択型同期もできないので、バックアップ用と割り切って使うのが賢いっぽい感じです。
box
https://www.box.com/ja_JP/
box社の提供するboxは、個人用のアカウントは無料で初期に10GBの領域が割り当てられています。
転送速度の比較的早めで、アプリもシンプルで使いやすいのはさすがにこの事業のみで成立している会社なのでさすがだなと思います。
しかし、残念ながら選択型同期ができないので、Amazonと同じく同期してのバックアップ用サーバーとしての意味合いが強いです。
MEGA
https://mega.io/
最後に紹介するのが、海外サービスのMEGA。
大容量の50GBもあるサービスで、これまで無料で大容量のサービスがことごとく撤退した中で生き残っているサービスなので、ある程度希望は持てます。こちらも専用アプリはありますが選択型同期ができないタイプです。
大容量なので、あってもなくてもいいような、でもなくなったら少し寂しいかなというようなネットで拾った面白画像なんかを貯めておくのにはいいかもしれません。
ちなみに、登録時のメッセージの突き抜け加減ではナンバーワンでした(笑)
個人的にはここかなと思ったストレージサービスと決め手のポイント
今挙げたこれらの中から自分がCopyの代用に何を使うのかを考えてみましたが、それぞれ決め手に欠けるなーというのが正直なところです。
Copyが招待の効果もあって722GBも領域あったのもあって結構雑多に放り込んでいたので、一つのサービスで代用するというのがそもそも無理だということもあるので、以下のような構成でいこうと思います。
まず、メインとなるのは今まで通りにDropboxです。
ここは他の人との共有などもあるので、比較的よく動くものを入れる感じで今まで通りに運用します。
サブはGoogleDriveとOneDriveを併用することにします。
Googleにはすでにある目的で使っている部分があるので、Copyに入れてた同じ系統のものを集める形で運用します。
Onedriveには選択同期があるので、Dropboxでアクティブでなくなったやつを入れてローカルでは削除、クラウド上のみに残すというこれまでのCopyでの運用を踏襲します。
Yahoo!ボックス、box、MEGAは一旦使わない感じで。
Amazon Cloud DriveとBitcasaはiPhoneのアプリがあるので、iPhoneの写真データのバックアップとPCとのデータ共有に使おうかなと思います。
毎回こういうのを決めるのもめんどいので、結構安定路線に走っている感はありますね。
ちなみに、クラウドストレージに何でもかんでも突っ込んでいる風に思われるとちょっとよろしくないので補足しておきますが、個人情報とか守秘義務関連のデータは基本的にクラウドにはあげていません。
クラウドにあげるデータは、たいてい公開しているものや過去自分が作ったものなどのデータです。
一番管理が面倒なのはこの変なので本当はこっちをどうにかしないといけないんですが、今回の趣旨とは逸れるのでここまで。
おまけ。すでにサービスが終了しているクラウドストレージの一覧
調べたついでにわかったことに、サービスが終了したクラウドストレージのこともあったのでついでに箇条書きでまとめておきます。
そういえば昔こんなのあって使ってたなとか、淡い記憶がよみがえります。
- Zecter Inc「ZumoDrive」2012年5月
- LINE「Nドライブ」2013年6月
- キングソフト「KDrive」2014年8月
- Shared Media「Shared」2015年4月
- Hive Team「Hive」2015年10月
- Adobe「Revel」2016年2月
- 「Bitcasa」2016年5月
- トレンドマイクロ 「SafeSync」2016年12月
こうやってみると、色々なところが色々なサービス出してことごとく失敗している感じがすごく伝わりますね…。
今回紹介したサービスもいつまで続くかは運営者すらわからないかもしれませんが、できる限り長く続いて欲しいなと心から思います。