アクセスのページをしっかりと作ろう

Publish2014/06/10(火)

以前参加したイベントで、会場のiMedioさんに行く時にとてもいい経験をさせてもらったのでその事について書きます。
そのいい経験というのが、「迷わず会場に行けた」という事です。

会場に迷わず行けると色々とうれしい

今回の会場はATCの中にあるビルの6Fでした。
ATCには何回か行った事がありますが、この会場には初だったので実は若干の不安がありました。
時間通りにつけるかな?っていう不安です。
というのも、大阪に住んでいる人だとよく分かると思うんですけど、ATCって基本的には「用がなければ行かない」場所なんです。
イベントごととかで大きな会場を用意する時にATC付近で行われる事があるんですが(プラレール博とか)、それ以外では日常行かないので、あまり土地勘がありません。
駅のだいたいの位置くらいは分かりますがビルの中とかになると…という感じです。

建物内を移動してもらう場合は道順を書く。

なので、今回も若干不安でいったのですが、イベント告知ページにリンクしてあった会場へのアクセスのページが非常に分かりやすかったんです。
それがこのページ。
アクセス|イメディオについて
今ブログ書くためにPCではじめてみたんですけど、モバイルとは少し様子が異なります。
モバイルは不要なイメージ(必要ないという事ではなくて、モバイルで見たら潰れて見えないんじゃないかなという感じの画像)を非表示にしてあり、実にシンプルで必要最小限な感じです。
アクセスページ
最初はこれだけ見てたんですが、下に行くと道順がちゃんと矢印引いた画像付きで掲載してあります。
ここの配慮がすごくいいなと思いました。
というのも、基本ATCまでの電車での移動の場合、ニュートラムに乗るので一本道といえば一本道なんです。
迷いにくいというか、普通にしてたらまず駅までは迷いません。
問題は駅からでて、建物内を移動して会場に行くまでです。
見慣れない大きめの建物とビルが何個か組み合っているような感じなので、建物内の方が分かりにくいんですよね。
でも、その迷いそうなポイントをきちんと分岐部分を画像と矢印、説明文付きで説明してくれているので、ナビのような感じで使えました。
道順
分かりやすい道順
途中もしっかり
途中の迷いそうなポイントもしっかり押さえる
建物に向かう場合はGoogleMapがあればまず迷いませんが、建物内ではGoogleMapが役に立たず迷子になりやすいので、こういう配慮はすごくいいですね。
余談ですが、イベント時は主催者さんが手書きの案内をポイントごとに掲示してくれていました。
これもすごく細かい部分ですが、参加者に少しでも楽しんでもらえるようにという配慮で、素晴らしいなと思いました。

全体をイメージできるまとめがあるとなおよい

また、最後には全体の俯瞰図まで用意してくれていたので、電車内でのイメージトレーニングもばっちりです。
全体図
このユーザーの一連の流れを想定し、その行動に準じた案内を用意するというのはなかなか大変です。
今まで色々なサイトを見てきて、アクセスページも色々時を使うよいページがありましたが、このページの案内はその中でも最高クラスの配慮でした。
アクセスページのようなページは、一般的にサイトの中では優先順位を低く見られがちですが、サイトを見るユーザーからすると、その場所に行くための大切な情報源です。
ここに細やかな配慮があると、その場所に快適に行く事ができ、その場所でするアクションにも影響を与えます。
今回の場合だと、迷わず会場に着いたので無駄に疲れる事もなくイベントに万全の状態で臨む事ができました。
これが迷って行ったりしていると、集中力も途切れてあまり楽しめなかったという可能性もあります。
そしてそれはダイレクトにイベントの満足度にも繋がる要素なので、しっかりと押さえておく必要があるポイントです。

電車の場合は何番出口から出るとか細かく書く

また、電車の場合の配慮も必要です。
電車の場合は必ず駅を利用しますが、その駅を利用する事がはじめての場合、駅の構造を理解していません。
当然の話ですが。
理解していないので、例えば改札は何個あるのか?出口は何個あるのか?駅からどうやって出たら一番近いのか?などが事前情報としてないと、駅に着いてから駅で迷うという事になります。
電車の場合は、何線に乗るとかの路線情報ももちろん重要ですが、その移動の節目となる駅に関する情報もきちんと載せておきましょう。
多くの場合駅構内は写真撮影が不可(事前に許可をとっている場合は別)なので、画像や動画を使って案内用のコンテンツを作成する事が出来ません。
作るとすれば、駅構内の見取り図や文章による説明が主たるコンテンツです。
それらをきちんと記載しておく事で、駅構内で迷子になるという事を少しでも減らせます。
地下鉄とかの場合は何番出口からでてどちらの方向に向かうとかまで書いておいた方が優しいです。

車の場合は駐車場のあるなしだけではなくもっと細かく書く

移動手段が車の場合、最も気になるのは駐車場です。
車で来たのに駐車場がないというのはかなりのストレスになります。
店舗の紹介ページなどで駐車場の有無が分かるようになっている場合もありますが、実はそれでも不十分です。
なぜかというと、実際にどこにどうやって停めればいいのかが分からないからです。
駐車場があると書いてあったけど、実際に行ってみたらそれらしきものがなくて、よくよく見てみると専用駐車場ではなく提携駐車場があるとかの場合もあります。
店舗と駐車場の距離がかなり離れている場合などもありますよね。
そういう時に急に雨が降ってきたりしたらその怒りはどこにぶつけていいのでしょうか。
例えば、駐車場は近所にある○○パーキングの何番と何番ですとか、どこどこにあるコインパーキングの利用券をお渡しするので駐車券をご持参くださいとか、そういう案内があるだけですごく移動がしやすくなりますし、迷いもなくなるでしょう。
また、車で移動する場合はカーナビを使用する場合もあるので、住所の表記をアクセスページにきちんと記載しておく事も重要です。
その際に住所の表記が画像になっていて潰れて見えないなどといったミスを発生させないためにも、住所はテキストで記載しましょう。
カーナビの種類によっては、スマホから直接テキストデータを送ってナビに転送するものもあるかと思いますし。
可読性と応用性を考えればテキストがベストだと思います。

自転車、バイクの場合の駐輪場についても書く

移動手段は電車と車だけではありません。
多くの場合忘れられがちですが、自転車やバイクで移動する場合もあります。
その場合に気になるのは駐輪場の有無、広さ、収容台数といった情報になります。
せっかく行ったものの駐輪場がないから停められないという状況は、自転車やバイクを使っている人からすると「もういいか。帰ろう。」となってしまう危険性すらあります。
きちんと情報を記載する事で、そのリスクを減らせるのであればそれにこした事はないと思うんです。
あと、有料の駐輪場の場合は料金についての記載もあった方がうれしいですね。
アクセスページをよく見てみると、多くのサイトで車や電車に比べて自転車やバイクの扱いがよくない事の方が多いので、きちんと情報を記載するように心がけましょう。

まとめ

情報が掲載してあるのは当然なんですが、その情報に偏りがあったり、まるっきり無視されている場合などがあると、そこに該当する人はすごく不安を感じます。
他にも、車椅子の方の場合に、その施設にエレベーターがあるかどうかがすごく重要だったり、階段ではなくスロープがあるかどうかという情報などもあると、車椅子を利用されている方が安心してきてくれるかどうかが大きく変わってきます。
来店をする店舗の場合は、来ていただけるお客様がより快適に、スムーズに、不安なく、迷わず来られるようにするためにどういう情報がページに必要なのかという事を考える事が重要なのではないでしょうか。
「相手の気持ちになって考える」というのは簡単ですが、本当に利用者視点に立って考えるというのは、色々なパターンの人の行動をシミュレートする事に他ならないと思います。
きちんと安心して利用してもらうために、コンテンツの内容もしっかりと考えるようにする事が大切だと思っています。

記事の著者:ふにすでぐち

ふにすでぐち

1978年生まれ。企業のWeb活用をテーマに、Web運用を中心とした戦略的な企画立案、サポートやホームページ/Webサイトの構築などを行っています。
5年間のWeb制作会社勤務後、2年間のフリーランスで「フニス」として活動後に法人化し、2012年7月「ふにす株式会社」を設立。
Web運用の情報や考え方などを発信するブログ「ふにろぐ」を定期的に更新し、情報配信をしています。
また、Googleアナリティクス認定資格を取得しているので、アクセス解析を用いた分析などの手法でお客様のホームページの成功をサポートしています。
本社のある大阪府高槻市で「ふにすWeb相談所」を開設し、
地域の方々に気軽にWebのことを相談できる場所として、より多くのWeb運用の問題解決をするために活動しています。
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