huluのコンテンツ追加のタイミングは参考になる
Publish2015/07/17(金)
今日はhuluのコンテンツ追加のタイミングがよく考えられている事について書きます。
huluとは?
huluを知らない人向けに説明すると、huluは定額制の動画配信サービスです。
テレビドラマや映画などのコンテンツが、月額料金で見放題なのが特徴です。
hulu
僕も結構前から会員になってコンテンツを楽しんでいるんですが、最近すごくうまいタイミングでコンテンツを追加しているなーとふと思ったんですよね。
旬な時期を逃さない「ここぞ」というタイミングで追加してくるところがうまい
「うまいな」と思ったきっかけは先週くらいに「サマーウォーズ」が配信されているという事をSNSで見た時です。
ちょうどその時のタイミングが映画「バケモノの子」の公開に合わせて、金曜ロードSHOWで3週連続細田守監督作品を放送するという時で、ちょうど最初の週の「サマーウォーズ」の放送が終わったくらいのタイミングでした。
タイミング的に「みようかな」と思っていた人が見忘れて、「見たかったなー」と思うくらいの感じの時じゃないかなと思うんです。
そのタイミングでサマーウォーズがhuluでも観れるという事がわかれば、新しく契約をするユーザーを増やす事ができるかもしれませんし、既存の離れていたユーザーを再度huluに呼び戻す事に繋がるかもしれません。
huluは日本テレビ資本なので、この辺の連携がスムーズにできるという事もあるかと思いますが、それにしてもいいタイミングで追加してくるなと思いますね。
次の週には同じタイミングで「おおかみこどもの雨と雪」も配信されたので、偶然とかではなく明らかに狙って追加していると思います。
こういう「ここぞ」っていうタイミングを逃さない、もしくは作っておく姿勢というのは非常に参考になりますね。
これでどのくらいの効果があったのかはわかりませんが、試みとしては非常に面白いと思います。
話題作だけではなく、関連した過去作品も掘り起こすところがうまい
huluでは、話題作を積極的に取り入れている姿も見て取れます。
例えば、「妖怪ウォッチ」とかも結構早いタイミングで最新話が追加されてますし、先日記事にした「デスノート」とかもかなり早いタイミングで追加されています。
「デスノート」は日本テレビ系列なので、その辺が早いのも理解できますが、「妖怪ウォッチ」はテレビ東京系列なのに早いとかすごくいいですよね。
ある程度テレビ局のしがらみとかはあるかと思いますが、ユーザー側からすると見逃した話題作をあとで見る事ができるhuluは見逃した人の救済装置として役に立つと思います。
あと、今回はタイミングがうまいなと思って記事を書いてますので、その辺中心ですが、コンテンツのラインナップのさせ方もうまいです。
話題作だけでなく、関連した過去作品をラインナップにしてあるのもすごくいいですね。
個人的には仮面ライダーの過去作品がかなり充実しているのが嬉しいポイントです。
見たい時にいつでも高画質の仮面ライダーが見れる環境は素敵です。
動画配信サービスでも、きっとユーザーの趣向に合わせてラインナップを決めたりとかもしれいるはずなので、こういうユーザーの満足度をどういう風に上げていくのかという取り組みは非常に参考になりますね。
季節感やタイミングのようなものを肌感覚として持っておくというのは、デジタルの世界の中でも結構重要な事だと僕は思っています。