短命県体験ツアー ~青森県がお前をKILL~がすごすぎると思う
Publish2016/02/01(月)
今日は久々に脳天を打ち抜かれたような衝撃的な企画「短命県体験ツアー ~青森県がお前をKILL~」について書いてみます。
青森県がお前をKILL?
まず、この企画は青森の旅行を企画する会社「たびすけ」さんの企画で、日本一の短命県として有名な青森の生活を体験しようという県外の人を青森に呼ぶための企画です。
人が「どこかに旅行に行こう」と思うためには理由が必要ですが、その理由を作る非常にうまいアプローチだなと思います。
というのも、このキャッチーなタイトルと「早死にするくらいの生活習慣や料理の味ってどんなものだろう?」という興味をそそられるからです。
この動機が強ければ強いだけ魅力的な企画なわけですが、その点でこの企画は突き抜けています。
あと、基本的に旅行とかもそうだと思うんですが、ネガティブな要素を使う時はすごく注意が必要です。
ネガティブなことを書くと、そっちに引っぱられてしまう可能性が高いので、うまいやり方でない限りするべきではないと思っている方ですが、今回の場合は「日本一の短命県」というネガティブな要素を逆手にとってはっちゃけた感じがネガティブ感を吹き飛ばしてます。
その他の企画も面白い
この企画を考えたたびすけさんは、以前僕が青森ITワーク調査モニターツアーに参加した時に旅行を手配してもらったところです。
青森ITワーク調査モニターツアーの時に代表の西谷さんとお話をする機会があり、面白い人だなと思っていたわけですが、大阪に帰ってきてからも西谷さんの活動には注目をしていました。
今回の短命県体験ツアー以外にも、田んぼアートの旅や雪かき検定など、独自の視点で青森の魅力をアピールしていてすごく面白い企画ができる人だなと思っていたわけです。
発想の柔軟さもそうですが、県外の人から見た時に映る青森のイメージをうまく活用している感じが非常にうまいなと思うんですよね。
西谷さんのブログも面白い
西谷さんはブログもされているんですが、このブログがまた面白い。
「あるもの活かし」で地域力発信! ~たびすけ代表西谷雷佐の旅日記~
考え方の部分とか、思いの部分とかがうまく表現されていて非常にわかりやすくてすらすら読めるブログです。
短命県体験ツアーのような一見ぶっ飛んだ企画も、このブログを読んでいるとその理由や目的、その効果なんかも西谷さんがどのような思考でツアーを作っているのかというようなことも推測できるくらい、わかりやすい文章で書いてあるので非常におすすめです。
そしてこの記事は実は土曜の午前中に書いてたんですけど、その後公開されたこの記事「大学生の本気が詰まった「短命県体験ツアー」開催!SNSでバズってます!」で企画は青森県の学生の皆さんの発案だったということがわかりました(笑)
てっきり西谷さん企画だと思っていたのでその流れで書きましたが、西谷さんはアドバイザーとして参加されてたようです。
青森の地域振興活動は非常に面白いので注目しよう
これは僕が青森ITワーク調査モニターツアーに参加したことがあるから余計にそう思うのかもしれませんが、青森で県外の人向けに行われている活動は非常にユニークで面白く、参考になります。
僕が参加した青森ITワーク調査モニターツアーもそうですし、今回取り上げた短命県体験ツアーもそうです。
他にもあべのハルカスで行われたリンゴの惑星というリンゴの販売イベントも非常にユニークでした。
元気がない地方をいかに元気にしていくか、地域が生き残るために何をするべきなのかということのヒントがこれらの活動の中にヒントが隠されていると思って見ています。
この企画の絶妙なノリがよかったのか、SNSでも妙に拡散しているようで、splotlightとかのWebメディアから拡散が始まり、ねとらぼに掲載されたことでYahooにも掲載されるという素晴らしい流れです。
この拡散されていく様子も見ていて素晴らしい流れだなと思いますし、勉強になりますね。
(ググればいっぱい出てきます。)
西谷さんの活動を始めとした青森の人たちの動きにはこれからも注目していこうと思います。