YouTube動画再生後の関連動画を削除する方法が変更になっています
Publish2018/11/20(火)
今回は少し前に仕様変更になったYouTube動画再生後の関連動画を削除する方法について書きます。
結論から言うと、動画再生後の関連動画を非表示にする事はできないと考えたほうがよさそうです。
以前の対応方法が変更になった
YouTube動画再生後の関連動画を削除する方法として、以前から色々なサイトで紹介されているように、埋め込み動画のコードに「rel=”0″」のパラメータを付与することで関連動画を非表示にすることができました。
しかし、2018年9月25日以降は「rel」の仕様変更により、非表示という処理ではなくなりました。
僕はこの仕様変更のことをつい最近まで知らなかったんですが、親切な人が問い合わせフォームから教えてくれました。
そこで、どういうふうに変更になったのかをドキュメントを見て確認しようと思い、公式ドキュメントを確認してみるとどこにも「rel」の仕様変更のことが記載されていません。
ドキュメントは英語だけ改訂されている
これはもしやと思い、ドキュメントの言語を英語にしたところ、September 25, 2018.と補足付きで仕様変更についての記載がありました。
仕様変更についてのドキュメント変更の多言語化がGoogleで追いついてないんですね。
ちなみにこの時期書いている時点では2018/11/20なので、約2ヶ月位は日本語ドキュメントが翻訳されないということがわかります。
仕様変更後の仕様について
英語のドキュメントを確認した限りだと、以下のように解釈することができます。
- 変更前は、最初の動画の再生が終了したときに関連動画を表示するかどうかを指定することができた。
- パラメータの値はが初期値が「1」で、初期値の「1」に設定されている場合、関連する動画を表示する。
- パラメータの値が「0」に設定されている場合、関連する動画を表示しないようになっていたが、仕様変更後は関連する動画を無効にすることはできない。
- 仕様変更後、「rel」のパラメータが「0」に設定されている場合、関連する動画は再生された動画と同じチャンネルから取得され表示される。
以上のことからわかるように、仕様変更後は関連動画を非表示にすることはできず、「rel=0」のパラメータを付与した場合再生された動画と同じチャンネルの動画が表示されるということになりました。
なので、関連動画を非表示にするというよりも、関連動画の表示先をある程度選べるようになったと解釈するのがよさそうです。
関連動画を表示させたくない場合は、チャンネル管理者の場合チャンネルに不要な動画をアップロードしないようにするなど、コントロールする事はできるようにすることもできますが、一般の人には手がだせなくなりました。
チャンネル管理者でも、わざわざ埋め込みのためだけにチャンネルを分けて運用するというのもすごく手間なので現実的ではないです。
まとめ
以上のように、今後は動画再生後の関連動画を非表示にすることはできなくなっています。
この仕様はGoogle次第なので、関連動画をどうしても非表示にしたいのであればGoogleに要望を出し続けるしか手はないかなと思います。
また、今回の件で改めてドキュメントの日本語化がだいぶ遅いなということも再認識しました。
ドキュメントを確認するときには、まず英語から確認していくというのがやはり正解ですね。