気になった最近のwebがらみのニュース(2020年11月)
Publish2020/11/25(水)
最近ニュース的なことを書いてなかったけど、11月に入ってから「これは…」と思うニュースが立て続けにあったので、そのことについて書いておこうと思います。
Googleのストレージポリシーの変更
まず最初に気になったのが、Googleのストレージポリシーの変更に伴う告知。
下記のような案内が出ています。
本変更は、Google フォトと Google ドライブ(Google ドキュメント、スプレッドシート、スライド、図形描画、フォーム、Jamboard ファイル)に適用されます。さらに 2 年以上使用されていないアカウント 及び、2 年以上ストレージ制限を超えた状態が続いているファイルについても、新しいポリシーを本日公開します。これらの変更は 2021年6月1日から有効になります。それまでは従来通りご利用いただけます
Google アカウントのストレージポリシー変更について
詳しくはGoogleのページを見てもらうとして、個人的に気になった点としてGoogleが2年という制限を設けたことです。
これまで特に制限を設けてなかったけど、今後は制限付きになるというのは結構大きな違い。
また、非アクティブアカウントに対しても注意を向けているという点も色々と考えることがあります。
データの制限は無料版で15GBになるので、GoogleドライブとGoogleフォトを利用されている方は2021/6/1までに内容をきちんと把握して対応しましょう。
該当記事の冒頭にもあるように、こういう流れになったのは世界的にデータの利用量が増えていることが原因のようです。
webインフラが整備されたこともそうですが、コロナの影響でwebを通じてのやりとりが増えていることも原因としてあると思います。
そして気になるのは、Googleがポリシーを変更したことで、他の企業も追従してくる企業が出てくるであろうということです。
Googleを使用していない方も、自分が利用しているwebサービスの規約がどうなっているのかを確認しておく方がいいような気がします。
ウェブマスターは死語
次に気になってニュースですが、webで長く活動してきた人には馴染み深い「ウェブマスター」という名称がもはや死語であるという事実です。
Googleのウェブマスター向け公式ブログで、このように言及されています。
今ではこの用語は古めかしく聞こえるようになり、Googleブックスのデータからわかるように、その使用は激減しています。Google が実施したユーザーエクスペリエンスに関する調査からも、ウェブの専門家の中で自分をウェブマスターと名乗る人は、もうほとんどいないことが明らかになっています。
Google ウェブマスターから Google 検索セントラルへ
そう言われてみれば、周りの人でも自分のことを「ウェブマスター」だと名乗っている人はいませんでした。
僕自身も、今の働き方の一つに「ウェブマスター」的な役割で動いていることがありますが、「ウェブマスター」とは名乗っていません。
ちなみに、Googleのウェブマスター向け公式ブログも「Google検索セントラルブログ」に統合されるようです。
よく考えてみれば、以前は「ウェブマスターツール」だったものが「SearchConsole」に変更になったのも結構前で、その時点でウェブマスターは死語だったのかもしれません。
今回の発表で完全に死語になりました。
この辺は時代の流れを感じますね。
R.I.P Flash
最後のニュースは、これ以降もう聞くこともなくなるなーと思って感慨深いのがFlashのサポートが2020年12月31日で終了するということです。
今年いっぱいでサポートは終了し、ついにFlashの時代が完全に終わります。
一時期めちゃくちゃ流行ったFlashがこの世界から消えるというのは栄枯盛衰な訳で、Flashコンテンツを作っていたこともある僕にとってもなかなかに感慨深いです。
Flashもそうですし、IEもそうですし、webの世界では一時期天下を取ったようなものも終わりが来るという盛者必衰を体現しているというのが切ないです。
とはいえ、Flashを媒介としたウィルスやスパイウェアが駆逐されるのはより安全なインターネットを実現する上では重要だと思うので、それ自体は賛成です。
ただ、こういうサービス終了とか見るとノスタルジックな気分になるなという話でした。