注目しておきたいキーワード「SGE」と「Perspectives」
Publish2023/06/23(金)
今回は検索エンジン関連で割と今後重要になると思われる2つのキーワードについて書きます。
今回書く2つは件名にもある「SGE」と「Perspectives(パースペクティブ)」です。
SGEについて
まず最初にSGEについて。
SGEはSearch Generative Experienceの略で、Googleがこれから実装する新しい検索体験の名称という感じです。
検索体験の一部に生成系AIの技術を活用し、単一キーワードで検索するという感じではなく、文章で検索を行っていくというようなものになるそうです。
これまでの検索では、ユーザーが検索キーワードを入力し、求めている答えに到達するまでキーワードを変えながら何度か検索するということを繰り返していました。
SGEでは、求めている答えまでの行動が一連の流れにまとまるという感じになるようで、連続して検索が行われるので、求めている答えまでにより早く到達できる事ができるようになる可能性があります。
最小限の手間と時間でゴールまで到達できるという検索体験の向上につながるので、Googleが求めている一つの答えのようにも思います。
以下英語の記事ですが、どういう感じなのかを見ておくとよいと思います。
3 new ways generative AI can help you search
Perspectives(パースペクティブ)について
次はPerspectives(パースペクティブ)ですが、Perspectivesは大雑把にいうと新しいタイプの検索フィルタです。
検索結果上にPerspectivesというフィルタが表示され、その中にはキーワードに関連した「掲示板、Q&Aサイト、SNSで共有されたビデオ/画像/投稿」が表示されるということです。
コンテンツが多くなっている今の世の中で、表示させるコンテンツの種類を絞ることで答えとなる情報への最短のアプローチにつながるものになるのですので、これもGoogleの求める形のアプローチの一つかと思います。
求めている情報の種類によっては、このフィルタが最適な場合も多いかと思うので、ユーザー側のメリットも大きそうです。
詳しくはこちらの内容を確認しましょう。
Learn from others’ experiences with more perspectives on Search
まとめ
コンテンツの増加や生成系AIの出現などで、検索を取り巻く環境が大きく変わって行ってる中、Googleとしては検索体験をさらによいものにする必要がありますので、今回紹介したSGEやPerspectivesのような取り組みは実験的ではありますがおもしろいアプローチかと思います。