SearchConsoleInsightsにGA4のデータを関連付けできるようになったのでやってみました。
Publish2022/07/23(土)
先日、Googleからのメール通知でSearchConsoleInsightsにGA4のデータを関連付けできるということを知りました。
メールとしてはこんな感じでした。
SearchConsoleInsightsは適度に確認はしていますが、これまでUAのデータを使って見ていたので、それがGA4になることでどう変わるのか気になったので実際に設定してみました。
やってみた感想
やってみた感想としては、SearchConsoleInsightsの結果画面自体には大きな変化は見受けられませんでした。
もしかするとデータの適用までに時間が必要ということかもしれないですが、特に差はなかったのでデータの関連付けをUAからGA4に変えてもユーザー側のメリットはあまりないように感じています。
それ自体は問題ないのですが、1点これは改善してほしいという点は見つけました。
その点というのが、関連付けをする際にUAの関連付けを削除しなければいけないという点です。
GA4の関連付けをする際にUAの関連付けを削除する?
該当のアカウントでは、SearchConsoleにGA4は関連付けていたので、個人的なイメージとしては管理画面上でどちらをSearchConsoleInsightsのデータソースにするのかを選択するような画面があると思っていました。
しかし、実際の画面に遷移してみるとUAが関連付けされていることは確認できましたが、GA4に切り替えるような機能が見受けられません。
関連付けられたUAのビューの設定画面を確認すると「関連付けを削除」「別のビューを選択」の2つしかありません…。
「別のビューを選択」を選んでみると、UAの他のビューを割り当てることはできそうですが、GA4のアカウントやデータストリームを適用させることはできませんでした。
ということは、UAの関連付けを削除すると、自動的に関連付けてあるGA4が適用されるということなのではと気づいたので、実際にやってみたところ適用させることができました。
できたということ自体には問題はないんですが、そもそもGA4の関連付けをする際にはUAの関連付けを削除する必要があるというのはいかがなものなのでしょうか。
問題点として感じるのは、GA4が後発サービスなので、過去データを使用して確認することができなくなるという問題が考えられました。
ただ、よく考えてみるとSearchConsoleInsightsの集計期間は過去28日間のみなので、SearchConsoleInsightsで過去データを見ることができないため問題も特にないということはわかりました。
ただ、この関連付けの削除はSearchConsole自体の関連付けになるので、SearchConsoleを使用して過去データを見ようとする場合は過去データが見れなくなるというデメリットは発生します。
それはまずいなと思ったので、GA4に関連付けができている状態でUAを再度関連付けしてSearchConsoleで過去データを確認できるようにしようと再度関連付けを行ったところ、関連付けたUAのビューがSearchConsoleInsightsに利用されるようになりました…。
要するに、UAとGA4の関連付けが並列で行われている場合、SearchConsoleInsightsではUAが優先されるということになるわけです。
そのため、現時点ではGA4のみをSearchConsoleで使用している人だけが対象の設定ということが判明しました。
こちらについては後日のアップデートでUA/GA4で任意の方をSearchConsoleInsightsに関連付けできるようになってほしいと希望しています。