Windows Vistaのサポートがあと1ヶ月ほどで終わる件について
Publish2017/03/10(金)
昨日とあるお客さんに説明しようと思って何気なく調べていたら、表題の件を思い出しました。
そうです、一世を風靡したWindows Vistaの延長サポート(これ以上サポートしませんよ期限のこと)が2017年4月11日なんですよね。
Microsoftのサイトにも出ています。
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/13853/windows-lifecycle-fact-sheet
なんだかまた時代が一つ終わったなという感じと、やっと消えるのかという安堵感と、それに伴うややこしいあれこれが発生する懸念等で心のもやもやが晴れないそんな心境です。
それと、実はこの影でひっそりとInternetExplorer9も終焉の時を迎えます。
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/17454
Internet Explorer は、Windows オペレーティング システムのコンポーネントであり、インストールされるオペレーティング システムのサポート ライフサイクル ポリシーに従います。
と書いてありますので、WindowsVistaのお陰でなんとか生きながらえていたIE9もついでのように終了という運びとなります。
もう一つ言えばIE10も終了となります。
上記URLで
2016年1月12日以降、下の表に示す、サポートされるオペレーティング システムで利用できる最新バージョンの Internet Explorer のみがテクニカル サポートとセキュリティ更新プログラムを提供されるようになります。
と書いてありますが、WindowsVistaの次のWindows7の最新版のIEはInternetExplorer11ですので、結果としてIE10も消えるわけです。
いまさらIE対応がどうこうだなんて野暮なことを言うつもりもありませんが、こうやって正式にサポートが終了することで、使われなくなる古い時代の遺物はこの世界から消えていくものなんでしょうね。
サポートの切れたソフトウェアやOSを使用することは推奨しないので、サポートの対象外となります。
感傷的なことばかり書いてポエミーなブログになるのもあれなので、仕事でのことを書きましょう。
Microsoftのサポートが切れるということは、それを使い続けるというのはリスクしかないということです。
お客さんがその環境を使いたいと言ってきたとしても、こちらからはその使用を推奨しませんし、アップデートを勧めます。
それでもどうしてもと言われても困るので、ここではっきりと書いておきますがWindowsVista、IE9、IE10は2017年4月11日以降はサポートの対象外となります。
というか、もうあと1ヶ月切っているので、この記事が公開された時点でサポートの対象外ということでいいと思いますので、この時点でサポートの対象外にします。
やむをやまれぬ理由があるなどの状況はあるかもしれないので、そういう理由があるのであれば納得できれば対応も考えないことはないですが、基本的にはお断りとなりますのでご注意ください。
Microsoftのサイトはサポート期限についてもう少しわかりやすく表記してほしい
この記事を書いていて思ったんですが、サポート期限の情報を調べるとMicrosoft本体のサイトは情報がすごくわかりづらい掲載方法になっていました。
ググっても出てこないし、出てきたページも趣旨と違うページだったりして、けっこう疲れました。
これはGoogleにも問題はあるかと思いますが、そもそもの話で「サポート ライフサイクル ポリシー」というラベルで、それがサポート期間に関する内容のことなのかどうかを一体どれほどの人が理解できるのかかなり疑問です。
知っていれば「サポート ライフサイクル ポリシー」というキーワードで検索しますが、まあそのキーワードで調べる人はすでにその情報を知っているか状況が把握できている人ということなので、一般の人ではないでしょう。
サポート期間が重要な意味を持っているわけなので、ここはもっと誰にでもわかるように「Windowsのサポート期限」というわかりやすい名前のページを作るなりして、もっと啓蒙してほしいと切に願います。