最近のmetaは結構攻めている感じがする
Publish2023/08/04(金)
今回はmetaのことを書こうと思います。
というのも、この2023年7月はmetaから色々興味深いニュースが連発しているからです。
世間の流れ的に、X(Twitter)関連のバタバタがありますが、metaはその隙に、競合がばたついている間にシェアをとっていこうという攻めの姿勢が感じられます。
タイミング的にもこのタイミングしかないというタイミングで、矢継ぎ早に色々やっているのでチェックしておくことが必要かと思います。
Threadsのローンチ
まず、このブログを見る人であれば誰でも知っているかと思いますが、7/6のニュースで、Twitterの代わりになるアプリとしてThreadsが公開されました。
テキストでつながる新しいアプリ、「Threads(スレッズ)」をローンチ
Twitterから離れる人を絶妙なタイミングで掬い上げる感じで、このタイミングでの公開にはかなりのインパクトがありました。
実際に、Threadsは公開から7時間で1000万ユーザー、5日で1億ユーザーを達成しています。
だからといってこのまま数字が増え続けるという感じでもなくて、ユーザーの伸びは鈍化しているようです。
それでも、アプリの存在を周知して実際に使ってみるところまで囲い込めているという点では成功していると思います。
あとはアプリの使い勝手や面白さの面を強化してアクティブユーザーを増やしていくということが必要なので、そこはmetaの腕の見せ所かと思います。
サブスクでの認証を導入
Threadsの公開から1週間も立たないうちに、7/13のニュースでmetaはInstagramとFacebookの認証バッジの機能「Meta認証」の提供を開始します。
InstagramとFacebookのサブスクリプション「Meta認証」を日本でも提供開始
「Meta認証」はTwitterの認証バッジ「TwitterBlue」のようなもので、サブスクリプション制の認証サービスです。
Twitterでも横行していたなりすましアカウントの対策にもなっており、サービスの安全性を高めることができます。
Threadsだけではなく、Threadsの勢いに乗じて既存のInstagramとFacebookのユーザー増加とユーザー単価の上昇も狙っている感じがしますね。
収益化サービスの開始
そして、「Meta認証」の利用を検討しているユーザーに追い打ちをかけるかのように、7/25のニュースでInstagramでの収益化サービス「サブスクリプション」の提供が始まります。
クリエイターがファンのサポートで収益化できる機能「サブスクリプション」を日本でも提供開始
「サブスクリプション」はYouTubeのメンバー登録と同じような機能で、ファンが定額で限定コンテンツを見ることができるようになるサービスです。
「サブスクリプション」に登録したユーザーからの月額料金をクリエイターが受け取れて収益化できるのですが、月額料金はクリエイターが決めることができるということで、SNSで影響力があるクリエイターにとってみると、新しい選択肢としてInstagramが候補になってきます。
決める金額によっては他の媒体よりも単価を上げることもできるので、YouTubeでのメンバーをInstagramに切り替えてもらうような動きなどが出てくる可能性も考えられます。
いずれにしても「サブスクリプション」によってInstagramを主戦場にするクリエイターも増えそうなので、Instagramの活性化にはつながるように思われます。
まとめ
7月のこの1ヶ月だけでも大きめなニュースが3つもmetaから出ていたので書きましたが、こうやって並べて見てみると今結構metaは攻めているなと改めて感じます。
僕もThreadsは一応一通り使って見てどんなものかなと探ってはいますが、まだTwitterの後継としては力不足感があり、これからに期待という感じです。
ただ、こういう姿勢で色々出してくるのはSNS界隈が活性化するいい機会だと思うので、これからも注目して見ておこうと思います。