Google Domainsのサービス終了…Googleのサービスは継続性がない
Publish2023/06/16(金)
今回はけっこう衝撃的なニュースが出ているので、それについて。
件名でばれてるけど、Googleが提供していたドメインレジストラサービスのGoogle Domainsが終わるというニュースです。
ニュースはこちら。
「Google Domains」提供終了へ Squarespace社に事業売却
で、一応公式からの発表も載せておきます。
(余談ですが、公式からのソースはニュース側で出して欲しい。この情報が本当かどうかをわざわざ確認させないようにするのもニュースサイトの仕事なんじゃないんかなと思うわけです。話逸れるのでここまでにしますが)
About the Squarespace purchase of Google Domains registrations
このニュースを見て思った正直な感想を言うと、「Googleでエンタープライズ用途のサービスは利用しないと言う選択肢が正解になったな」ということです。
ドメイン事業ですら継続しない選択肢をするGoogleという会社
まず、今回の記事で言いたいのは、Googleの判断が間違っているとか、もうGoogleのサービスは利用しない方がいいのでは?というような類の話ではありません。
何が言いたいのかというと、利用者視点で継続性が重要視されるような事業を持っていたとしても、事業売却による利益が見込めるのであればそちらを優先して売却できてしまうGoogleの経営判断はすごいのでは?ということです。
一般人の感覚で言えば、始めてしまった事業で、しかも継続性の高さや長さが評価に直結するような場合、事業の継続性を放棄するというような選択肢は、どれだけいい条件であったとしてもかなり躊躇う、もしくは選択肢にないというのが一般的な感覚だと思います。
僕が一般的かどうかは一旦置いといて、個人的にもGoogle Domainsのようなドメインレジストラサービスの運営スタイルは継続性を最優先させるものだと考えていました。
しかし実際には、GoogleはSquarespaceに事業売却した方がビジネス時なインパクトがあると判断して売却を実行できる実行力もある会社なんですよね。
だから、僕はこのニュースを見て「Googleの経営判断は一般人の考え方で判断しても意味ないし、判断できるものじゃないな」と思いました。
そして、そういう判断ができる会社であるということが今回のニュースでさらに認識が改まったわけで、Googleが提供しているエンタープライズ関連の事業はいつ撤退してもおかしくないわけで、利用するのはかなり躊躇われるものになってしまっているという事実があります。
個人的に利用するサービスはともかく、お客さんに紹介するケースが多いエンタープライズ系に関して言えば、お客さんの負担を考えるととてもじゃないですが紹介できません。
今回のケースでは、個人的でもお客さん側でもGoogleDomainsを利用しているケースがなかったので幸いにも何も問題はありませんでした。
ただ、影響を受けることになった方は続報を確認しておくことをおすすめします。
この段階でもGoogleDomainsのサイトでは新規登録ができてしまう状態なので、何も知らずに登録してしまう人も出てきそうです。
Squarespaceに移行されることで現段階で大きな問題はないようには思うのですが、「Googleが管理しているから」という理由でGoogleDomainsを選んでいた場合は、その理由がなくなるのはかなり痛いと思います…。
まとめ
今回はニュースに触れて思ったことを書いただけで、詳細については今後公式から追加発表があると思います。
まずは続報を待ちましょう。