Bitcasaがサービス終了。
Publish2016/04/25(月)
今日とあるサービスが終了するということで、そのことについて。
その終了するサービスはクラウドストレージサービスの「Bitcasa」です。
先週の金曜の朝、こんなメールがきました。
This message is to inform you that the Bitcasa Drive service will no longer be supported. You will need to take action to avoid losing your files.
All data must be downloaded by 11:59pm PST on May 20, 2016, after which time all accounts and stored data on Bitcasa Drive will be permanently deleted.
To learn why this is happening, please click here.
Thank you for being a Bitcasa user. We have appreciated all of your support.
ざっくりで訳すと、「サービス終了するから2016年5月20日までにデータをダウンロードしておかないとそのデータ全部消えるよ。今までありがとう」という内容です。
クラウドストレージサービスがまた一つ消えた
以前書いた記事「無料でも使えるクラウドストレージサービスのまとめ【2016年4月23日現在】」でも紹介したように、クラウドストレージサービスは一時期雨後の筍のように色々なサービスが出てきました。
しかし、一部の成功例を除いて多くのサービスが撤退していった感じになります。
今回はその撤退したリストの中にBitcasaが追加されました。
僕自身は、Bitcasaは写真データのバックアップ用くらいに使っていた程度なので、なくなったからといってそんなに困らないような感じで運用してましたが、仮にこれが有料でメインでがっつり使っていたらかなりのダメージだったと思います。
というのも、サービス終了の告知から、ダウンロードの期限までが過去最短じゃないかと思えるくらい短いんですよね。
終了の告知からダウンロードの期限までが短い点について考える
終了告知メールが来たのが4/22で、ダウンロード期限が5/20なので、実質1ヶ月切ってます。
残り1ヶ月で、メインで使っていたデータストレージをどこにするのかを決めて契約し、そこからデータの移し替えをしないといけないのは利用者負担が大きすぎると思うんですよね。
しかも、サイトを見ているとcssが切れているのか表示がおかしかったりと、内部のゴタゴタ感が見て取れます。
この状態だと大量のデータをダウンロードするのもかなり大変じゃないのかなと思うんですが、その中でこのタイトなスケジュールはちょっと厳しいように思います。
これが仕事で使っているデータ類だった場合は、きちんとファイルがなくなっていないか確認したりといった作業も必要になったりする可能性もあり、もし自分がその立場にいたらドキドキしちゃいますね。
資金面の問題なのか、社内の政治的な問題なのかはよくわかりませんが、これまでサービスに課金してきたユーザーからするとかなり不誠実な対応だなと思わざるをえません。
まとめ
サービスを撤退するということは、サービスを展開する上で必ず想定しないといけないことだと思うんですが、やめるタイミングってやっぱりすごく難しいですね。
この流れが他のサービスに波及しないことを切に願いします。