気になるwebトピック2022年8月版
Publish2022/08/11(木)
今回はニュース的な内容になるんですけど、最近のトピックの中で個人的にこれはどう解釈すべきやろう?と思ったニュースが2つあったのでその紹介と個人的な見解を書こうと思います。
TwitterのCardValidatorのプレビュー機能の仕様変更
まず最初のニュースがこちら。
Twitter、Card Validatorからプレビュー機能を削除。カード情報のキャッシュは最大7日
記事作成後にTwitterでツイートする際には、まずTwitter側のキャッシュを作成してそのプレビューをしてから、問題ないことを確認後にツイートするためにCard validatorを使用していました。
Card validatorでプレビューの確認を行い、Twitter側のキャッシュを確認/調整することでツイートされる際の状態を確認できて非常に便利だったわけですが、Card validatorのプレビュー機能が現在なくなったというニュースです。
結構前からCard validatorの不具合は確認できていて、プレビューが動作しないことは認識できていたのですが、いずれ改善されるだろうと考えていました。
しかし、改善ではなく廃止という方向で舵を切られることになるとは…。
これは個人的にはけっこう予想外の出来事で、ちょっと困惑しつつがっかりしています。
この仕様変更により、プレビューをすることができないことが確定したわけですが、同時にTwitter側のキャッシュのコントロールもできないことが確定しました。
Twitter側のキャッシュは最大7日間は保持されるということなので、仮にTwittercardの設定不備があった場合は、修正に7日間もかかるということを意味します。
そのため、記事公開の際には以前よりも厳しく公開前確認をする必要が出てきました。
記事によると、対応策としてbit.lyを使用することでキャッシュの再構成を促すことはできるということですが、その場合もリアルタイムでの変更ではなく、タイムラグはでてくるようなので、安心ということでもないわけです。
この仕様変更はユーザーにとってはかなり不利益が強い内容になるので、理解しておくことが重要です。
Googleタグという追加仕様
次に気になったニュースはこちら
Simplifying measurement with the Google tag
英語コンテンツなのでよくわからない場合は翻訳して見ることをおすすめしますが、かいつまんで言うとGoogleAnalyticsなどのサービス利用を行う場合の新しい方法として「Googleタグ」という概念が新たにできたというニュースです。
Googleタグについての日本語説明もあるのでこちらも確認しましょう。
Google タグについて
「Googleタグ」をサイトに埋め込むことで、GoogleAnalyticsでのデータ取得が可能になるというものなのですが、以前からあった埋め込みコードの新しい仕様というイメージです。
ただ、GoogleAnalyticsを導入する場合は、以前からあったGoogleタグマネージャーでの導入という方法もそのまま利用できるので、この「Googleタグ」で対応する意味はどこにあるのかがいまいちよくわかりません。
個人的には、GA4を今後利用する前提として考えればGoogleタグマネージャーでの導入一択だと思っているので、「Googleタグ」を使うメリットが見えませんが…。
なお、「Googleタグ」はなぜか以下のようにGoogleタグマネージャーの管理画面で確認できます。どういうことなんでしょう…。
あとがき
今回紹介したニュースは、2つとも「これは一体どういう状況?」というニュースだったわけですが、長いことwebを見ているとこういうこともありますね。
すごく重要なニュースではないですが、こういう流れもあるということを把握しておく意味で考えると、色々と考えさせられるニュースかと思います。