Googleウェブマスター向けブログの「新人ウェブマスター向け動画シリーズ」がすごくいい
Publish2020/02/05(水)
Update2022/08/24(水)
先日、Googleがホームページ運用者向けに公開しているブログ「Googleウェブマスター向け公式ブログ」で公開された記事、「新人ウェブマスター向け動画シリーズ: 初心者のための検索講座(日本語字幕あります)」を見ていたんですが、この内容がすごくよかったので改めてこの記事でも紹介し、それに加えてぼくの思っているポイントなども紹介しようと思います。
ちなみに、この記事では新人ウェブマスター向けとありますが、新人だけではなく改めてwebでのプロモーションをどうするのがいいのかを考え直そうとしている方や、基本を再度学びなおしたい方に向けてもすごくいい内容だと思っています。
そのため、基本的にはすべての動画を見てほしいですが、それも大変なので個人的におすすめする何3つを紹介します。
ホームページは本当に必要?
このブログでも何度か話題にしていますが、現在のwebを取り巻く環境でホームページ/webサイトの持つ役割はインターネット黎明期に比べて大きく変化し、手段も多様化しています。
そのため、以前では「ホームページは必須。持っていて当たり前」というのがある意味常識でしたが、現状では事業形態によってはホームページは必須ではない場合もあります。
以下の動画でもふれられていますが、そもそも提供しているビジネスやサービスは、どこの誰に対してアプローチするものなのか、そのターゲットはインターネットを使う際にどのように接しているのかという部分が重要で、その接触ポイントに向けて一番効率よくアプローチすることが重要なわけです。
それをふまえて考えると、ホームページが必要ではないという選択肢も考えられます。
ブログやSNS、Googleビジネスプロフィールのみで事業を展開する事もできるわけで、時代に合わせて最適な運用は何かというのを考えることは重要です。
また、この動画はあくまで開始時のマーケティング的な側面で語られていますが、すでに運用中のサイトを再度検証していく上でもこの考え方は重要です。
振り返りの意味も含めて内容を確認し、自分ごととして落とし込んでみることをおすすめします。
検索の仕組みを知る
次に紹介したいのが、Google検索の仕組みについて。
検索結果での順位表示のルールは、Googleがすべてを公開しているわけではないですが、Googleがどういう基準でホームページを選んでいるのかを知る事はできます。
また、検索エンジンに表示される過程や仕組みをすることは、自分のホームページをどのようにするのがいいのかというヒントにもなります。
この動画内で語られている「最高のユーザー体験と最適な結果を提供するコンテンツを返します」というのが特に重要です。
Googleの検索上位表示をする上で最も大事なのは、検索キーワードを入力したユーザーがそのキーワードにどういった結果を求め、どういう意図で検索したのかをふまえて、結果として表示されたページが検索ユーザーの意図しているものになっているのかどうかという部分です。
ここがしっかり出来ていれば、Googleは検索結果に表示するということになります。
そして、これこそが検索結果上で成果を出すための王道で、検索エンジンのアルゴリズム(検索結果抽出のためのルールのようなもの)が変わっても成果を出し続けることができる骨格となる部分です。
そういう根本的な部分を改めて考えるという意味でこの動画を見るといいと思います。
そして、この情報は噂とか推測とかではなく、公式からの情報であるという点も重要です。
Googleの評価を確認する5つのポイント
ホームページを公開し、運用を続けていくと自分のホームページがGoogleにどう評価されているのかが気になるかと思います。
評価の内容によってはコンテンツ内容を再検討する必要がありますし、さらに効果を高める場合は追加でどういう内容を増やせばいいのかも判断することができます。
しかし、そのためにはまずGoogleにどう評価されているのかを知る必要があるわけですが、以下の動画でその評価方法を確認するための5つのポイントが紹介されています。
ここで紹介されているポイントとしては、
- Googleにインデックスされているかを確認する
- ユーザーに最高な体験を提供できているかどうか
- どのようなデバイスでもひょうじできているかどうか
- 安全な接続方法を提供できているかどうか
- サイト運用のパートナーがいるか
の5点です。
この5つのポイントは、現在のwebを取り巻く環境をすごく明示していて興味深いので、きちんと現状の自社ホームページが対応できているのかを考えましょう。
「Googleにインデックスされているかを確認する」「ユーザーに最高な体験を提供できているかどう」の2つはできていなければ結果が出ないのは当然で、「どのようなデバイスでもひょうじできているかどうか」はスマホユーザーが多い現状では当然ではありますが、「安全な接続方法を提供できているかどうか」については、安全な接続(httpsでの通信暗号化)がGoogleでの比重が大きくなっているポイントであると再認識できます。
そして、「サイト運用のパートナーがいるか」については、少し拡大解釈になりますが、サイト運用を行う上で一人の担当者で手が行き届かないので、そのパートナーとなる存在がいるのかどうかという点に注目しているというのも面白いポイントです。
動画ではその方法の一つがSEOだということになっていましたが、要は手段をどうするのかは別として、結果を出すための仕組みづくりが重要だということをGoogleが言っていると考えることができます。
技術面での仕組みづくりでもいいですし、ぼくのような外部の協力者と運用するのでもいいですが、ホームページがきちんと運用される体制づくりが重要だという解釈をしている点は重要なポイントだと個人的には思います。
まとめ
最後少し営業っぽくなってしまいましたが、結果を出すための体制作りは、外部パートナーでなくてもよくて、社内に運用のためのチームを作ることでもいいわけです。
そして、そのメンバーにはこれらの動画を見てもらい、より多くの人が知見を得て運用をしていくことが結果を出すことにつながっていきます。
そのための最初のステップとしてこういう動画は非常に有益だと思います。
こういう系の情報は文字で読むと読解力の差で理解できる人とあまり理解できない人が出てきてしまいますが、動画になっているのでどういう人でも一定以上の理解をすることができるというのがすごくいいですね。
ということで、初心者の方はもちろんですが、知識のおさらい的な意味でも見ることをおすすめします。