情報を鵜呑みにする前にきちんと確認する癖をつけよう

Publish2015/10/22(木)

今日は久しぶりにちょっと強めの事を書こうと思います。
まだ僕自身も甘いところがあって、徹底しきれていない部分もあるので、自戒を込めてという便利な言葉とともにけっこう本音で書きます。

情報を確認せず公開するという事

よく言われていることですが、ソーシャルメディアがこの世界に広まってから、人が公に世界に対して発信することができる様になりました。
これまでは酔った勢いや、グループ内だけで話題になっていた様なことも、TwitterやFacebookを通して全世界に人が見ることができる様になりました。
公開範囲を決めたり、アカウントに鍵つけたりしても漏れる時は漏れるのであまり意味はなく、書くのであればそれは「全世界の人が見たとしても、見られてもいいもの」にしておかないといけない時代だと思っています。
このブログでも何度も書いていますが、僕はブログもそうですが、ソーシャルでも基本的に人の悪口や仕事の愚痴、ネガティブなこと全般は書かないようにしています。
正直なところ、モヤモヤしすぎてそれが漏れ出てしまうこともなくはないですが、基本的にはそういうものは一切排除したいと思っている方です。
書き込んだ言葉というのは、自分から見て正義であっても、人によってはそうは取らないということがよくあります。
これは人の一人一人が違う人間である以上避けれらない事でしょう。
また、顔を見て話さない以上、言葉の持つイメージによって曲解して本来の意味と違う取られ方をする事もよくあります。
「そういう意味で言ったんじゃないのに…。」と思った事がある人も多いでしょう。
前振りが長くなりましたが、このようなネガティブな言葉と同じレベルで「情報が不確かなもの」はよく見受けられます。
「これってほんまなんかな?」と思ってよく読んでみるとその人独自の解釈で事実ではなかったりする事もあります。
事実でない場合は、先にこれは自分の考えですがと一言書いといてくれればそれで無駄な思いを溜め込む事はないんですが、そうでない場合は無駄に神経がすり減ったりするわけです。
情報を確認せずに公開するという行為は、要するにそういうネガティブな感情と同様にこの世界、特にWebの世界において非常に危険な存在な訳です。

世の中に溢れる「風説の流布」

話を少し戻します。
最近、情報が不確かな事を声高に叫んで、実際それが事実ではないと分かったらツイートなどを消して逃げるというような状況がよく見られます。
ちなみに特定の人に対して言っているわけではないのでそこは勘違いしないでくださいね。
世の中に対して声を上げる事ができるようになった反面、事実の確認が取れていないことを主張したり公開するということは、背書く自分たちがやってきた事自体の信用を下げる事にもつながります。
一生懸命頑張って、世界がもっとよくなるようにと思って活動していた事が、不用意な一言によって足元から崩されたりする事もあるわけです。
不確かな情報を発信するということは、よく考えるとわかりますが、結局自分の信用を貶め、自分に跳ね返ってくるという事です。
上で挙げた例以外でも、世の中にはどう考えても間違っていたり、情報元が確認できない情報で溢れかえっています。
偉そうに言っている僕も、数年前まではけっこう脊髄反射的に色々間違っている情報をシェアしていたりした時期がありました。
公開された日付をきちんと見ていなくて古い情報を偉そうに教えたりとか、今考えると頭が痛い事例も多々あります。
だからこそ、今はちゃんと情報を確認してから公開しようと、そう思うんです。
世の中に広がる嘘やデタラメの情報は、たぶん決して無くなりません。
でも、それを少しでも食い止めるためには、まず自分自身がそこを慎重に見極めるという事をしておく必要はあると思うんです。
そして、そういうふうに考える人が増えれば、相対的に世の中から嘘やデタラメの情報が少なくなってくと思います。
いきなり世界を変える事はできなくても、まず自分から、次に自分の周りから変えていけば世界はよくなっていくと思いたいですし、そう思います。

誰かを傷つけない、自分が傷つかないためにも、情報を自分で考える癖をつける

ちょっと話が大げさになりました。
でも、そういう事を考えるのが大切だと思うのには理由があって、一番最初に書いたように嘘やデタラメの情報はネガティブな情報と同様に人の心を傷つける存在でもあるからです。
例えば、ありもしない噂話で大切な友人が傷ついていたら、あなたはどう思いますか?
きっと、「こんな嘘書いた奴は誰だ!」と怒ると思います。
しかも、その嘘が明確な悪意を持って書かれたのではなく、おそらくその人にとっての正義で「よかれと思って」書いているというパターンだった場合が最悪です。
この場合だと、よかれと思って書いているので多少情報に間違いがあったとしても多少のことは大目に見られるだろうというような打算があるかもしれませんし、特に理由もなく思い込みで書いている場合もあるでしょう。
人の善意は時として人を傷つける武器にもなるわけですが、それを知らずに自分の正義を押し通そうとする人は結構な割合で世の中にいます。
Webが広まれば広まるほど、その人と遭遇する確率は上がるわけで、いわばそれって交通事故みたいなものですが、それでも自分の正義を振りかざして人を否定から見るという事があります。
その時に使われるのが不確かな情報による印象を操作しようとする行為だったりするので、困ったものだなと思うんですよね。
ちょっときつめに書いてみましたが、こういう事って普段は無自覚に行われていて、その対象が自分になった時に初めて気付いたりします。
僕としては、その初めて気付いた時にはすでに心は大きく傷ついている状態だと思うので、そういう状態にはなってほしくないですよね。
特に自分が好きな人や、自分自身がそうなってしまったという事を考えると、胸が苦しくなります。
なので、そうならないためにもこうやって書いているわけです。
誰かを傷つけないという配慮は、自分や大切な人が傷つかないようになるという事でもあると思っているので、そうならないためには嘘やデマの情報を流さないようにして、流す情報は確かに間違いのない事実のみにするというところまで徹底したほうがいいかもしれません。
あとは、比較で相手をdisって自分を上げるような事もみっともないですし、人を傷つけるので好きではないですね。
書き始めたら止まらなくなってついつい長文を書いてとりとめなくなってしまいましたが、世の中にはこういう事を考えている人もいるんだという一例として、情報の真偽を確認するという事について考えてもらえれば何よりです。

記事の著者:ふにすでぐち

ふにすでぐち

1978年生まれ。企業のWeb活用をテーマに、Web運用を中心とした戦略的な企画立案、サポートやホームページ/Webサイトの構築などを行っています。
5年間のWeb制作会社勤務後、2年間のフリーランスで「フニス」として活動後に法人化し、2012年7月「ふにす株式会社」を設立。
Web運用の情報や考え方などを発信するブログ「ふにろぐ」を定期的に更新し、情報配信をしています。
また、Googleアナリティクス認定資格を取得しているので、アクセス解析を用いた分析などの手法でお客様のホームページの成功をサポートしています。
本社のある大阪府高槻市で「ふにすWeb相談所」を開設し、
地域の方々に気軽にWebのことを相談できる場所として、より多くのWeb運用の問題解決をするために活動しています。
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