サーバー環境やプログラムのアップデートやメンテナンスを考えよう
Publish2021/08/27(金)
今回はサーバーやプログラムなどのアップデートやメンテナンスについて考えてみようと思います。
メンテナンスのタイミングを決める事自体が難しい
まず、今回なぜこのお話を考えるのかというきっかけですが、ある案件でサーバーのPHPのバージョンアップについて話をする機会がありました。
その案件では、現状問題なく運用が行えているのですが、ホームページの規模感としては比較的大きな規模なため、サーバーのPHPのバージョンアップなどを行う際には運用上コンテンツの停止をするタイミングが必要ということもあり、アップデートを行う場合は慎重に行う必要があります。
この事自体は当然のことなので、それについても参加している全員が同じ認識を共有しているので問題はないんですが、どうしても停止によるデメリットを考えると、アップデートを少しでも後ろに持っていきたいという考えが出てきます。
これももちろん当然ある選択肢で、間違いではないのですが後ろにずらせばずらすだけリスクが高まることは事実なので、やはりなるべく早めに対応すべき事柄にはなります。
メリットとデメリット、リスクの高さなどを懸念しつつ、できる限り早い段階で対応するという運用に決まりはしましたが、果たして最適解はどこにあるのだろうというのが目下の悩み事だったりするわけです。
いつまでも正常に動作するわけではないし、セキュリティ面でもアップデートは重要<
上記で言うデメリットやリスクにはいろいろな懸念事項が含まれます。
一番大きな面はアップデートに失敗した場合にホームページに問題が起こるということで、コンテンツが消えたりホームページの動作に問題が出るなどしてしまえば大問題です。
また、停止中の機会損失もありますし、気付きづらい部分で発生した問題を一定期間スルーしてしまって後日問題として発覚するケースもあります。
しかし、だからといってアップデートしていないと、ある日突然ホームページ上のプログラムが動作しなくなる可能性も出てきますし、セキュリティホールが放置されたまま運用されることでウィルス感染やデータ漏洩などのリスクも高まってきます。
こういう問題はいつ起こるかわからないので対応が難しいですし、発生しないことのほうが確率としては高いのでつい甘えた決断をしがちですが、一度問題が発生すると取り返しのつかない事態にもなるので、運用を続ける限り気を付け続ける必要はあると考えます。
コンテンツだけでなく、ホームページの根幹になる部分
ホームページの運用では、コンテンツの更新やコンバージョンの状況など、ソフト面で気を付けることが日々の運用では多いのでそちらにばかり目が行きがちです。
しかし、ホームページの表示を支えるサーバーや更新に使用しているCMSのアップデートやメンテナンスは、地味ではありますが非常に重要な要素なので常に気を配るようにしましょう。
サーバーやシステムなど、ホームページの根幹をなす部分が崩れてしまえば、ホームページに危機的な状況が訪れることを意味しますので、絶対に忘れないようにしましょう。