Webコンテンツの有効活用方法の小技。資源の再活用と転用編
Publish2021/04/23(金)
今回はWeb担当者の方向けに、Webコンテンツの有効な運用方法の小技として、資源を再活用するパターンについて書こうと思います。
普段のWeb更新で、もうネタがないなーと困っている時に活用できると思います。
複数のメディアでの活用を前提として考えてみる
まず前提として、Web運用のパターンとして、ブログやYouTube、TwitterやFacebook、noteやLINEなど複数のメディアをまたいでコンテンツ配信をしていると、ネタが尽きる状態になり、何をしていいものやらと困る事があるかと思います。
オリジナルのコンテンツを作るにしても、今あるコンテンツを改変するにしても、ネタが無限にあるということはまずありえないので、あるネタの中でやりくりしていくことが必要になります。
その場合、一つのテーマのネタを複数のメディアで同時展開的に活用していくパターンということも考えてみるといいと思います。
これから紹介するのは、ここ最近のふにすでの活用展開例になりますが、それぞれの担当者さんで使える部分は使ってもらって運用アイデアの一つとして活用してもらえれば幸いです。
重複コンテンツにならない範囲で労力を最小限にする
一つのコンテンツを複数のメディアで同時展開する場合に気をつけなければいけないのは、重複コンテンツになってしまうことです。
例えば、ブログ用に作成した文章を単純にコピペして他のメディアで使用すると、重複コンテンツになってしまいます。
その場合、コンテンツ自体のオリジナリティも下がるので価値も下がり、検索エンジンからのペナルティになる場合もあります。
複数メディアで同時展開する場合は、重複コンテンツにならないようにするということがまず大切なポイントです。
ふにすの場合では、まずブログ用の原稿を書くところからはじめています。
まずブログ用に文章を書くのですが、この時に基本的にはいつもまず見出しを3つから4つ作り、そこから文章を肉付けしていくイメージで作成しています。
ブログの文章が完成したら、作成した見出しのみを取り出し、TouTube用の原稿を作成します。
YouTubeはブログと違って口語でのコンテンツになるので、必然的に中身の内容は口語ベースのものを新たに作成するのですが、ブログで書いている内容が頭に入っているので、違う切り口で原稿を作成するのも比較的簡単にできるので、時間の短縮が可能です。
そして、YouTube用の原稿をnoteに貼り付けることで、noteの原稿にすることにもなります。
TwitterやFacebookではYouTubeやnoteの公開に合わせて公開告知を行います。
LINEのタイムラインへの投稿は気が向いた時にしています。
このような感じでやっていると、あまり労力をかけずに複数のメディアへのコンテンツ配信を行うことが可能です。
この場合に、YouTubeとnoteの内容は重複していますが、テキストと音声なので現時点では重複ということにはならないかなと思ってやっていますが、今後もそうとは限りません。ですが、仮に重複コンテンツとみなされたとしても、その場合はnoteかYouTubeのどちらかで反響が悪い方を消してしまってもいいやと思ってやっているので、だめになる場合の切り方も考えておけば特に問題はないかなと思います。
個人的には、ブログが一番大事なのでブログに悪影響が及びさえしなければ問題ないという判断でやっている感じです。
それぞれのメディアの特性やユーザー属性に配慮する
転用の形としては以上なんですが、作成時の注意点としては再活用のみにならないように、それぞれのメディアを利用しているユーザー層を考えて、そこに対して向いている内容に調整することは大切かなと思います。
ブログの場合は検索するキーワードとコンテンツの親和性、YouTubeの場合はスキマ時間にながら聞きできるゆるさ、noteの場合はビジネス層に刺さる表現など、このメディアにはこういう表現が受けそうだ、こういう表現で出すと反響がいいという知見をためていき、毎回最適化していくようなイメージです。
単に出すだけでなく、きちんと最大限の効果を出すようにしていくことで、結果として重複コンテンツへの対応にもなると思っているので、この部分に関してはあまり力を抜かないようにしています。
まとめ
僕はこのような考え方で運用を行っていますが、人によっては向いていない場合もあるかと思います。
個人の適性や好みに合わせて、一番やりやすい方法がどれかを試しながらやってみるといいと思います。
ただ、力の配分は考えたほうがよくて、できるだけ労力は割きたいけど、力を抜いてはいけない点はきちんと見定めて運用することが大切です。
この部分のバランス感覚が業種や業態、運用する個人の資質でだいぶ違うと思うので、今回の例を一つのケースとして、自分の最適な方法を考えてみてもらえるといいかなと思います。