Googleの検索結果に表示されるタイトルが意図していないものになっているケースの公式見解(多言語を含むタイトルの場合)
Publish2022/06/10(金)
今回はすでにタイトルで全部言っている感がありますが、Googleの検索結果についての一つの公式見解を紹介したいと思います。
今回紹介するのは、ホームページ上で設定したtitleと異なるタイトルが検索結果上に表示されてしまう場合の理由の一つを公式で発表したものになります。
ソースはこちら。
How Google generates titles for documents with language or script misalignment
この記事が公開されたのが2022年6月3日なので、比較的最近(この記事公開時点で)の公式見解になりますが、Googleでは検索結果に表示に関する具体的な理由はあまり言わないので、結構珍しいケースなんじゃないかなと思っています。
前提:設定したタイトルが多言語で構成され、意味が重複しているというケース
まず、今回紹介する内容としては前提があり、設定したタイトルが多言語で構成され、意味が重複しているというケースの場合の表示についての説明になっています。
多言語ではなく、同一言語で設定したタイトルが運営側で意図していないものになっている場合は理由が異なりますので注意しましょう。
今回公式で発表された内容としては、Googleでは基本的にはホームページ上で設定されているtitleタグの要素を検索結果上に反映させることを優先していますが、その優先度が覆される場合はあり、多言語で構成され、かつそれぞれの言語での意味が重複している場合にはGoogle側で判断した最適と思われる内容に置き換えられて検索結果上に表示されるという意味のことが書かれています。
例文はヒンディー語とラテン語のケースでしたが、日本語と英語が混在しているようなケースの場合も同様の処理が行われる可能性があることを示唆しています。
具体的に書くと、Googleではコンテンツ内容を確認し、コンテンツ内にタイトルで設定している言語のコンテンツがない場合、設定したtitleから使用されていない言語の文字列を削除し、コンテンツ内で使用されている言語のみをタイトルとして検索結果に反映させるという処理が行われます。
ページタイトルが「高槻市の紹介 – Introduction to Takatsuki City」というタイトルのページがあった場合だと、コンテンツ内に英語のコンテンツが存在しない場合、検索結果に表示されるタイトルは「高槻市の紹介」のみとなるというイメージです。
コンテンツ内を他言語で展開している場合では「高槻市の紹介 – Introduction to Takatsuki City」というタイトルのままになるかと思います。
最近は多言語コンテンツを展開する場合には、それぞれの言語ごとのページを作成するというケースが多いですが、中にはコンテンツを多言語で展開する場合もあり、その際に多言語コンテンツを用意していない場合には注意が必要となってきます。
感想
上記でもかきましたが、Googleが検索結果の表示に関する具体的な事例を公開するケースは珍しいので、こういう情報はしっかりと掴んでおくことをおすすめします。
この情報が掲出されているGoogle検索セントラルブログは要注目なのでチェックすることをおすすめします。
基本的にはこのブログはまず英語の記事が公開され、後日本語に翻訳されるという流れになりますが、翻訳されない場合もあるかと思うので、英語で情報を受け取ることを習慣づけるとよいかと思います。