メルマガ配信で気を付ける5つのポイント

Publish2012/12/07(金)

今日はメルマガ配信のポイントについて書こうと思います。
今日のテーマをメルマガにした理由なんですが、昨日やたらとメルマガが届きました。
届いたのはいいんですがその届いたメルマガが
名刺交換をしただけでそれから特に交流もない人から何度も届いた
という事が問題でした。
あまりにも迷惑だったのでその事をついついFacebookで書いたところ、同じような事を思っている人が結構多かったようで結構反応が大きかったんです。
ですのでメルマガ運用を積極的に活用している人は一回注意をした方がいいかもと思いました。
今メルマガを運用している人は運用方法を考え直すきっかけになってくれればいいと思いますし、これからはじめる人にはうまく運用する為の手がかりになれば幸いです。

メルマガ配信のポイント

ポイント1.配信の許可をきちんと取ってますか?

まず配信の大前提ですが、配信する際に相手の許可をきちんと取りましょう。
相手の許可をきちんと取っていないのに配信するとかは問題外です。
昨日の僕の例で言うと、確かに名刺交換はして相手の事を知ってはいますが、配信許可を出しているという訳ではないです。
例えば、名刺交換をした際に「メルマガ送っても大丈夫ですか?」っていう一言があるかどうか確認をするとか、いきなりメルマガじゃなくて名刺交換のお礼をしたメールの本文によろしければメルマガ登録して頂けるとありがたいですってリンクを貼っとくとかであれば、相手は配信される事を知っているので届いても不快には感じないと思います。
また、勝手に登録したあげくに配信解除は返信した本文に書いてくださいとかめちゃ面倒ですし、すごく気を使って嫌な感じです。
なぜそっちが勝手に登録したことをこちらの時間を使って対応しないといけないのかとか全く意味が分かりません。
という事で配信前には同意を取っておくという事を絶対にして欲しいと思います。
これって当然の事なんですが、出来ていない人がけっこう多いので注意しましょう。
メルマガ配信数を気にするあまり、配信先の人を数字としか見れていない時に起こりがちです。
あと、業者からアドレスを買ってきたとかそういういかがわしい事だけは間違ってもしないようにしてください。

ポイント2.配信する時間帯とかきちんと考えてますか?

次に考えるポイントは配信する時間帯です。
メルマガを受け取る人の中には携帯のアドレスを登録している人も意外と多いです。
携帯アドレスだった場合に、夜中にメルマガを送ってこられた事が原因で目が覚めてひどく気分が悪かったことがあるのですが、メールには見てもらいやすい時間帯というのがあると思います。
メルマガ読者のユーザー層や生活時間帯などを考えて、最も読んでもらえるであろう時間帯に送るようにするなどの工夫が必要です。
メルマガを受け取る人に取って「一番邪魔にならずにスムーズに読む事ができるタイミング」を考えて配信する事が大切です。

ポイント3.配信する頻度をきちんと考えていますか?

次に考えるポイントは配信の頻度です。
いくらメルマガを読んでる人が自分たちの製品、サービスのファンであったとしても毎日5通づつとか送ってこられるとさすがに迷惑ですよね。
上の例は極端ですが、毎日とかはかなり迷惑です。
自分たちの製品やサービスの種類にはよりますが、メルマガを読んでくれる人の負担にならないような頻度で、かつ楽しみにしてくれるような規則性を持たせての配信を心がける事でメルマガをしっかり読んでくれるファンを育てる事につながると思います。
配信頻度が適切かどうかをよく考えて運用しましょう。

ポイント4.なんでもかんでもHTMLメールにしてませんか?

メルマガにはテキストメールとHTMLメールがあります。
HTMLメールで送ると画像を表示させたりできるので、視覚的な訴求のインパクトがあります。
ですが、メールを受け取る人によってはHTMLメールが表示されない環境の人もいるという事を考えましょう。
メールの利用者の中には、HTMLメールが来てもテキストでの表示しか許可していない人もいるという場合です。
その場合は、せっかく作成して送信したメルマガが読んでもらえないという悲しい結末になります。
また、GmailとかだとHTMLメールの場合迷惑メールとして振り分けられやすい傾向があるので、届く以前に迷惑メールフォルダ入りという事も想定されます。
通信環境が貧弱な屋外での場合などは、HTMLメールが来た事によって通信が遅くなってイライラの原因になってしまうかもしれませんね。
こうやって書くとHTMLメールにすべきじゃないように見えますが、それぞれメリットやデメリットはあるのでその時々に応じて使い分けるという風に考えた方がいいです。
メルマガを読んでくれる人がどういう人なのかを考えるとそのヒントはあるかと思いますし、HTMLメールとテキストメールで反響の違いをテストするという事もひとつの方法かもしれません。

ポイント5.受け取る人の事をきちんと考えていますか?

最後に僕が一番重要だと感じているのが、「受け取る人の事をしっかり考えているのか」という点です。
例えば大量にメルマガを配信してその中の一部が引っかかればいいやというような運用方針だった場合、一部の人以外が持つイメージはスパムしてくる人、会社っていうイメージになって印象は最悪なものになります。
そういう事をしてくる人の事をよく思う人はまずいないので、やればやる程自分たちの評価を下げていく事になります。
逆に少しの人に対しての配信でもしっかり興味を持ってくれそうな内容にしたり、文章量を調整すればイメージはしっかりこっちを見てくれて情報を出してくれる人って思ってもらえる可能性があると思います。
その場合は自分たちに対する評価もあがるだけではなく、読んでくれる人がしっかりと自分たちのファンになってくれるかもしれません。
ようは配信相手をただの数字(もっと悪い言い方をすればお金としてしか見ていないという事も)として見ている場合と、人として対応している場合の違いという風に考えると分かりやすいかと思います。
上記が個人的に思うポイントです。
メルマガ自体はうまく使えば効果的な広告だと思いますし、PUSH型の広報ツールとしては戦略的に使えるツールだと思いますが、やはりいいと思える反面一歩間違うとかえって自分たちの評価を下げる要因にもなり得るので注意が必要だと思います。
僕がこの記事を書いた理由は、最後に書いた「相手の事を考えて配信する」という事をしてくれる人が増える事を願ってという思いからです。
名刺交換したからといって、勝手にリストに登録するような人が減ってくれる事を切に願います。

記事の著者:ふにすでぐち

ふにすでぐち

1978年生まれ。企業のWeb活用をテーマに、Web運用を中心とした戦略的な企画立案、サポートやホームページ/Webサイトの構築などを行っています。
5年間のWeb制作会社勤務後、2年間のフリーランスで「フニス」として活動後に法人化し、2012年7月「ふにす株式会社」を設立。
Web運用の情報や考え方などを発信するブログ「ふにろぐ」を定期的に更新し、情報配信をしています。
また、Googleアナリティクス認定資格を取得しているので、アクセス解析を用いた分析などの手法でお客様のホームページの成功をサポートしています。
本社のある大阪府高槻市で「ふにすWeb相談所」を開設し、
地域の方々に気軽にWebのことを相談できる場所として、より多くのWeb運用の問題解決をするために活動しています。
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