売上をあげるのは制作者ではなく、お客さん自身です。
Publish2014/02/17(月)
Update2022/10/06(木)
ずっと言いたかったけどあまり言ってこなかった事を言おうシリーズです。
今回は結構本音というか、すごく言いにくい事なんですけど、どうにも世の中に「いいサイトを作ってくれたら売上が上がる」と思い込んでいる人が多いので、そういうものではありませんよという事を書こうと思い舞う。
売上はいいサイトがあれば上がるというわけでもない
今回書く内容は、言える人には言ってたんですけど、捉え方によっては違った意味で捉える場合もあるので人と場所を選んで言っていた内容になります。
「売上をあげるのは制作者ではなく、お客さん自身ですよ」と言ってしまうと、じゃあ「お前は何の為にいるんだ」という事になるかと思いますけど、僕が言いたいのは表面的な話ではなく本質的な部分ですので、感情的にならずに以下の文章を読んでください。
まず、誤解しないでほしいのは、制作者は持てる力と技術、ノウハウや知識を使って制作を行います。
決して手抜きをした結果、売上が上がらないという事ではなく、持てる力を使ってベストだと思えるサイトを作ったというところを前提として考えます。
これが前提ですので、決して力を抜くとか責任を押し付けるという事ではないのをご理解ください。
その上であえて言いますが、たとえ作成されたサイトがその時点で最善の状態であったとしても、お客さん側で努力したり試行錯誤したりといったノウハウを積み重ねていってもらわない限り、ほぼ間違いなく成功しません。もちろん例外はあります。
多くの場合は、成功する原動力はお客さん自身にあります。
自分たちで考えてもらって、どうやればうまくいくか、「やった結果こうなったから、次はこうやってみてはどうだろう」というような試行錯誤を繰り返し、そのノウハウを蓄積してもらう事が成功する条件だと僕は思っています。
逆に言うと、サイトの事を考えてサイトに向き合わない状態のサイトが売上を上げる事ができるようになるというのは、例えば商材がすごく個性的かつ独占的であったり、たまたまメディアに取り上げられたりといったサイト外の要因がサイトに影響を与えたりといった要因とかでなければ、本当に偶然売れたんだと思います。
そういう場合は、ごく一部です。
普通にしていたらそうなりませんので、確実に成功させたいという場合は、やはり試行錯誤を重ねる必要があります。
ふにすとして取り組んでいる姿勢について
僕は基本的な考え方として、サイトに必要なものは「やる気」と「情熱」といった精神的なバックボーンがとても重要だと考えています。
上記であげたように、そこの部分が欠落しているお客さんは成功するイメージがわきません。
そして、その為に僕が出来るのは試行錯誤に集中できる環境を整える事と、効率よくノウハウを蓄積していってもらえるようにサポートをする事だと思っています。
以前新しいサービスで「本気の方を全力で応援するプラン」を発表したんですが、このプランはこういう考え方があったためです。
本気でやりたい人しか成功できないと思うので、本気でやりたい人には全力でサポートしたいんです。
ずっと言いたいなと思ったので、言えてすっきりしました。
この記事を書こうと思ってどう書くべきかと色々悩んだんですけど、こういう風に書いたのはたまたまこの悩みをどうしたものかと悩んでいる時に読んでいた「社長のための黒字の教科書」に書いてあったこの言葉で踏ん切りがつきました。
以下がその一文です。
経営者が自己責任を前提としたうえで、自分で考え抜く力を持たない限り、企業としての成長はない
社長のための黒字の教科書 P135より引用
著者の森岡さんは財務のスペシャリストなので、僕の職種とは異なりますが、成功する経営者を数多くみてこられた中で感じた点が、本質的な部分で僕が思っている内容と同じだったのはすごく勇気が持てました。
現状のキャパやスケジュールなどでそうも言っていられない状況があるお客さんがいる事も理解していますが、それでも本気で成功したいのであれば本気で取り組む必要があると思いますし、そうでなければ本当の意味での成功はないと思います。