ホームページのアクセスアップの考え方と具体的な方法
Publish2017/05/02(火)
Update2022/08/24(水)
今日は「ホームページ/Webサイトへのアクセスを増やす」ために、どういう考え方が必要で、具体的にどのような方法があるのかについて説明します。
目次
アクセスを増やすための基本的な考え方
まず、ホームページの運用を考える上で「ホームページのアクセスを増やす」ということは当たり前に考えるわけです。
「沢山の人に見てもらおう」と思ってホームページを作成しているわけなので、当然の話しですね。
しかし、実際にホームページを作って公開してみたものの、どうやってホームページをみてもらうのかを考えると、とてもたくさん手段があって、今のタイミンングで何を行うべきかという部分がわかりづらいという問題が発生します。
そういう時、比較的「簡単に始められそうなもの」や「今興味を持っていること」の中から選んでしまいがちです。
しかし、結果としては思ったような効果を得られなかったとなりがちです。
その原因としては、やるタイミングの問題であったり、準備不足が原因だったりするのですが、そうではなく「やったことがいけてなかった」となってしまうことが多いです。
要するに失敗した原因を特定する事ができていないから、手法の問題にすり替えてしまうということが問題です。
原因を特定することは難しいのと、失敗を自分のせいにしたくないという現実逃避もあって、手法に問題があったと考える方が簡単ですが、そういうことをしていたのではそこから先も同じことの繰り返しになったりするので、そういう習慣は早いうちになくしておく必要があります。
原因を特定するためには、「何がどういけなかったのか」と考えるよりも、「誰に対していつどのようにやったのか」という前提と「その結果としてこうなった」という結果をセットにして考える必要があります。
そのためには、「アクセスを増やすための柱となる2つの考え方」をしっかりと持つことが大切です。
基本的な考え方がしっかりすると、必然的に「その場合は何をすると効果的なのか」を考えることになり、施策完了後も「想定していた形になっていたかどうか」と効果の検証を行うような流れになります。
方向性を定めるだけでもかなりの効果が見込めるので、まず「アクセスを増やすための柱となる2つの考え方」を持つことが重要です。
では具体的に、「アクセスを増やすための柱となる2つの考え方」とは何になるかといえば、「今あるアクセスの数を増やす」か「新しいアクセスを作る」かのどちらかです。
「今あるアクセスの数を増やす」というのは「1+1=2」になるような感じで、「+を増やす」という考え方です。
「新しいアクセスを作る」というのは、「0+1=1」になるような感じで「+を作る」という考え方です。
この2つは結果として「1」増えているという点では同じですが、過程が全然違います。
そのためその数の性質もことなりますし、その数を出す手法も異なります。
結果として同じであってもこの2つは大きく異なるものです。
そのため、「今回はどちらのパターンが適しているか?」を考えるだけでも、取り組みに対する意識も変わってきます。
基本的な考え方ではありますが、こういう部分をしっかりするというのがやはり重要だと思っています。
今あるアクセスの数を増やす
まずは「+を増やす」という部分ですが、既存の流入量を増やそうというアプローチです。
例えば、「検索順位を上げて露出を増やす」と考えるとわかりやすいかと思います。
この場合は、今ある資源を活用し、その効果を上げることで結果を出そうという形になります。
「導線改善を行って離脱率を下げよう」というようなアプローチも同様の考え方ですね。
この方向性で行こうというのは、例えば検索順位が上がることでさらなるアクセスアップが望める場合など、今持っている資産が活用出来る前提が必要です。
新しいアクセスを作る
次に考えるのは、「+を作る」方向性ですが、これはこれまで流入がなかったところから流入を増やそうというアプローチです。
例えば、広告を利用していなかったので広告を使用して流入を増やすとか、新しいページを作って上位表示を狙うとか、利用していなかったSNSを活用してファンを増やす活動を行うとかがこの考え方でよくあるパターンです。
この場合は、今ある資源を活用してもそこから先が知れている場合のような、閉塞的な状況を打破する際に選択されやすい傾向にあります。
この形で施策を考えた場合は、前例としてのデータがないところからはじめるので、効果検証をやりづらい側面があります。
しかし、この場合はこれまでにない流入経路を獲得することになるので、結果的にホームページを安定して運用していくためのリスク回避としても活用することができます。
アクセスアップのための基礎知識。流入経路を把握する。
方向性が決まったら、次に考えるのは「具体的に何をするのか」を決めることです。
しかし、ホームページの運営を始めたばかりの状態で、そもそもどんな手法があるのかを知っていないと、打てる手は限られてきます。
そこでまずはホームページ/Webサイトのアクセスアップを行う際の基礎知識として、ホームページへのアクセスが発生する流入経路にはどの様なものがあるのかを考えましょう。
ホームページ/Webサイト上での成果を出すためには、アクセスをどこからどうやって、どのように集めるのかということを知っておくことは必要です。
このブログでも何度か書いていますが、ホームページやWebサイトは基本的に作って公開すれば、自然とアクセスが集まるというものではありません。
アクセスを集めるためには、そのために何かをする必要がありますので、その手段を知らなければなにもできません。
手法を知ることができれば、自分のホームページ/Webサイトに、どの方法でアクセスを集めるといいのかという「アクセスアップのためのプラン」を立てることができるようになります。
アクセスを増やすための流入経路と方法
ホームページ/Webサイトにアクセスを集めるための方法は以下の通りです。
それぞれの特徴やメリットとデメリットを紹介します。
検索キーワードから集客する
まず、現在のWebを語る上で欠かせないのが検索キーワードからホームページへのアクセスを促す方法です。
検索エンジンに対しての最適化という意味で「SEO」と呼ばれる手法です。
アクセスの流れとしては、まずユーザーが「Google」「Yahoo」などの検索エンジンに自分が気になるキーワードを入力して検索します。
検索エンジンはそのキーワードに連動して、検索エンジンが決定したWebサイト一覧を表示します。
ユーザーはその一覧の中から「これはよさそう」と思ったテキストや説明文を見て、ホームページへアクセスします。
このような形で、ホームページへのアクセスが発生します。
ホームページやブログにあるキーワードなどの情報を検索エンジンが評価・判断して検索結果に反映されるため、こちらでその順位を決定することはできません。
表示されるかどうかは検索エンジン次第です。
検索キーワードからの集客のメリットは、「成約率の高いお客さん」を呼び込むことが可能という点にあります。
ホームページに訪れるユーザーは、探しているキーワードで検索してからホームページに訪問しますので、ホームページの内容とキーワードが合致していて、かつそれによってユーザーが問題解決できる方法が提示されていれば、そこで成果につながると考えることができます。
デメリットは、検索結果に反映されるタイミングは検索エンジンまかせなので、自分でコントロールできないという点にあることと、表示される内容も検索エンジン次第なのでこちらで調整することができないという点です。
また、検索結果への表示のルールが検索エンジン次第なので、上位表示されていたホームページが急に表示されなくなり、アクセスが急激に落ちてビジネスが成り立たなくなる可能性もあるという側面もあります。
そのため、SEOは重要な施策の一つですが、SEOのみに依存するような集客形態はとらないほうがいいです。
なお、検索エンジンで検索をするユーザーは多くの場合「知りたいことを解決するため」にその答えを探しているので、見込みの確率が高いとはいえ、実際のお客さんとしてホームページで目的とした成果につながる可能性は高くない場合もあります。
これはキーワードの選定や、ホームページに表示させる内容によっても大きく変わりますので、その部分をどう設計するのかという部分が難しく、成果を出せるかどうかの大きなポイントではあります。
ソーシャルメディアから集客する
アクセスは検索エンジンからだけ発生するわけではありません。
検索からのアクセス以外で、現状主流になっている方法の一つが「ソーシャルメディア」からホームページへアクセスを呼び込む方法です。
具体的に言うと、「Facebook」「Twitter」「LINE」「Google+」「はてなブックマーク」「instagram」「Pinterest」といったWebサイトを経由してホームページにアクセスが起こる形の流れになります。
前提として多くの人はホームページをスタート地点としてWebに接触するということはほぼありません。
ホームページをブックマークしていて、明らかにホームページへアクセスする目的がある場合は別ですが、多くの場合はまず検索をするか、FacebookやTwitterを見ていて、気になったことがあればホームページへアクセスするような行動を取っているかと思います。
自分自身の普段のWebへの接触状況を考えたり、友人の様子を聞いてみたり、電車内で他の人がスマホで何を見ているのかを覗いてみたりするとよくわかるかと思います。
多くの人がソーシャルを見ていて、その「ついでに」ホームページに訪問するわけです。
ソーシャルでアクセスを集めるメリットとしては、自分やサービスに関心を持ってくれている人に対して、「興味がありそうなこと」としてホームページへアクセスしてくれるので、あまり好きな言い方ではありませんが「質の高い」アクセスになる傾向が高いです。
また、ソーシャルでは「この情報はいけてる」と思われた情報がシェアされることで友人や知人以外の同じ趣味や興味を持つ人に伝わるという拡散性もメリットとしてあげられます。
その他には「はてなブックマーク」でホッテントリと呼ばれるリストに入って記事がバズったり、人気のある記事が「Gunosy」「スマートニュース」などのキュレーションサービスに拾われて紹介されるなどのアクセスの流れもあります。
デメリットとしては、ソーシャルのアカウントにフォロワーなどがいない場合に効果が薄いことになる場合が多いということと、きちんとソーシャルを運用していくという部分ができるかどうかという点も大きいです。
うまくいっている例もたくさんありますが、同様にやり方がよくない場合は成功しないことも多く、運用が難しいという点はデメリットではないでしょうか。
検索広告から集客する
SEOでの集客は、基本的に「検索エンジンまかせ」で、検索結果に出ることを計画して委ねる形になりますので、基本的には受身な方法でもあります。
しかし、検索エンジンにはキーワードに連動して表示することができる「リスティング広告」があります。
SEOでの成果が期待できない時や、競合が多い場合などは、お金で問題が解決できる方法として有効です。
また、SEOと違って表示内容を自由に変更できる(もちろんNGな表現はあります)という点と、結果への表示が早い段階で反映されるという点も大きなメリットです。
広告なので掲載費用が必要ですが、クリックによる課金なので、ホームページへのアクセスが行われることで初めて費用が必要になるため、非常に費用対効果が高いのが特徴です。
SEOがうまくいっている場合でも、リスクヘッジとしての意味でリスティング広告で集客の柱を作っておくということも重要です。
関連記事
リスティング広告を自社で運用する事はいろいろな人が幸せになれるWeb活用の最初の一歩かもしれない
ソーシャル広告から集客する
広告の中でもリスティング広告以外だとソーシャル系広告は費用対効果が高いと言われています。
Facebook広告やTwitter広告、instagram広告などは、広告のクリエイティブによってはかなり大きな効果が出せる広告です。
ソーシャルの運営がうまくできないという場合に、広告を使ってソーシャルで集客するということも選択肢の一つとして持っておくとよいかと思います。
過去にソーシャル系広告のことは記事で書いてますので、以下を読んでいただくとイメージをつかめるかと思います。
日本でもセルフサービス(自社運用型)Twitter広告が始まりました。
10/1から日本でinstagramのセルフサーブ広告が始まるので、調べてみた。
リスティング・ソーシャル以外のWeb広告から集客する
Webで使用される広告は、リスティングやソーシャル系のみではありません。
「バナー広告」や「アフィリエイト」など、多くの広告メニューがあります。
バナー広告はメディアサイトやポータルサイトなどに「バナー」という画像を表示してもらって、そこからホームページに誘導する方法です。(余談ですが、バナーのことをいまだにバーナーという人をまだ見かけます。バーナーではなくバナーです。覚えましょう。)
バナー広告を掲載する場合は、関連性の高いジャンルのWebサイトからアクセスをしてもらうことがポイントです。
バナー広告は、市町村などの地方自治体などでも広告枠として存在していますので、地域性の高いサービスなどとの相性がいい場合もあります。
バナー広告は多くの場合固定金額なので、金額と効果が見合わない場合もあります。
そのため、費用対効果がよくないこともありますので、広告掲載前と掲載後の結果を比較できるように準備しておき、結果が思わしくない場合は掲載を取りやめるという決断も必要です。
広告掲載前の比較はバナー広告に限ったことではないので、広告掲載時にはその点は意識しておくことが重要です。
アフィリエイトは、アフィリエイターと呼ばれる一般の方などが自身のホームページやブログで商品やサービスの宣伝をしてくれる形の広告です。
成功報酬に応じて金額を支払うシステムなので広告としての効果も高いです。
また、アフィエリターの中でも人気や実力のあるアフィリエイターに売ってもらうと非常に効果が高い場合もあります。
しかし、アフィリエイターのレベルで左右されるので、当たり外れが大きいというデメリットもあります。
Web広告はこれ以外にも「コンテンツマッチ広告」や「行動ターゲッティング広告」など、様々なメニューがあります。
検索やソーシャル以外でアクセスを増やす方法を模索する場合に改めてどのような種類があるのかを調べてみるといいかと思います。
他サイトからのリンクから集客する
SEO、ソーシャル、広告以外でアクセスを集める場合は、他サイトからリンクしてもらうということが方法の一つとしてあります。
例えば、ブログで書いた記事が他のブログで引用されるなどした場合に、引用元としてリンクが貼られる場合などがあります。
この場合は見ているユーザーも「元記事はこれかな」という感じでホームページへのアクセスが発生します。
メリットとしては、こちらが何をしなくてもアクセス元となるリンクが増えるということ。
デメリットはそのリンクをこちらで管理することができないということがあります。
例えば普通のアメブロとかからのリンクであればそこまで問題ありませんが、アダルトサイトからリンクされているような状態になると、色々と問題があります。
Googleで提供されているリンク否認ツールで一つ一つ対応していくことは可能ですが、リンク自体を削除できるわけではないので、その点はどうしようもないのが現状です。
参考:バックリンクを否認する
メルマガから集客する
ホームページへの集客経路は「メルマガ」という方法もあります。
最近ではあまり人気がないように思われがちなメルマガですが、読者に対して自分のタイミングで直接アピールできるという点で優れたツールという側面もあります。
多くのビジネスでもそうであるように、「ストック型」の集客モデルを持つことは重要です。
メルマガの場合、メルマガ会員といういわば「ファン」をストックしておくことができるわけです。
そしてそのメルマガは自分の好きなタイミングで配信できます。
見て欲しいタイミングで配信したり、「一般には公開していない会員限定の情報」としてメルマガを配信することで特別感を出すこともできますので、やり方次第でまだまだ有効な手法です。
最近のスマホの普及によって、メールとの接点はより身近になっているという点も考えれば、これから先もまだまだ有効だと考えれます。
デメリットとしては、会員情報をどうやって管理していくのかという部分のコストや、メルマガ自体の作成などになるかと思います。
LINE公式アカウントから集客する
個人的に面白いなと思っているのがLINE公式アカウントです。
このブログでも何度か取り上げましたが、メルマガと同等かそれ以上のポテンシャルがあると思います。
最大の理由はLINEを使っているユーザー数の多さにあります。
LINEのユーザーが多ければ多いほど効果的なので、今のLINEのユーザー数やこれからの伸びしろを考えれば外せないかなと思います。
また、LINE公式アカウントもメルマガ同様ストック型の媒体で、かつ自分の好きなタイミングで配信できるPUSH型であることを考えれば、やらない理由がないくらいだと思っています。
メルマガでのデメリットだった会員の管理などはLINEが管理してくれるので特にこちらで管理する必要もありません。
デメリットとして考えられるのは、すべての管理がLINEによるものなので、こちらで何もできないということでしょうか。
例えば急にサービスをやめるといったことになった場合に、何もする手段がなくなってしまうという点は痛いです。
なので、LINE公式アカウントをうまく使うだけでなく、LINE公式アカウントで獲得したユーザーをFacebookやTwitter、メルマガ会員などの別の形でストックできるようにしていくということを同時に行っていくことも必要になってきます。
過去に書いた記事
LINE@をはじめてみましたので、初期設定などの方法を紹介
LINE公式アカウント(旧LINE@)をはじめてみよう。これからLINE公式アカウントを使う際のポイントの手順まとめ
LINE@は「LINE公式アカウント」とサービスを統合しました。この記事で紹介している内容は古くなっている可能性が高いので、実際にLINE公式アカウントを取得して、自分で試してみることをおすすめします。
プレスリリースから集客する
新しい商品の発売などのタイミングではプレスリリースを使用するということも一つの選択肢になります。
Webからプレスリリースを配信することもできるホームページもたくさんありますので、Webでプレスリリースを出してもいいですし、従来通り新聞社に持ち込むという方法もあります。
プレスリリースは広報での手法になりますので、広告とは違って客観性や公共性が必要です。
メリットとしてはメディアに取り上げられることで話題性が出るというところがあります。
デメリットとしては「難しい」というところ。
少し特殊なノウハウが必要になるので、ざっくりは以下URLを見ていただくなどして基礎的な勉強は必要になってきます。
はじめてのプレスリリース配信をするゾ!って「何処でどんな内容を書けばいいの?」
Web以外から集客する(クロスメディア)
ホームページへのアクセスを増やす方法はなにもWebに限ったことではありません。
Webからのアクセスの方が作りやすいのは確かですが、見てもらいたいひとが常にWebにいるわけではないので、そうではない人をWebに呼び込んで来るための方法も必要です。
例えば、テレビなどのマスメディアで紹介されると、普段Webに接することがない人もテレビをきっかけとしてホームページへアクセスしてくれることが可能になります。
その際はもちろんSEOやリスティング広告などできちんとホームページへのアクセスができる導線を確保することが必要です。
今でもテレビの力は強いので、テレビで紹介されるとアクセスが大幅に増えるということはあります。
また、テレビで紹介されたということ自体がニュース性もあるので、ソーシャルで拡散されやすいといった副次的な効果もあります。
他には専門誌などの雑誌や新聞に掲載される(記事でも広告でも)ことで、普段Webに接点のない人に見てもらうことができます。
あとは、電車の中吊りなどの交通系広告やポスティング・折り込みチラシも場合によっては非常に有効です。
これらの場合は新店がオープンする地域などのエリアで周知を行う場合に効果的で、そもそも事業のことを知らない人に知ってもらうための初めての接触機会として有効です。
クロスメディアでの集客を行う場合は、Web以外のメディアで事業や商品自体に興味を持ってもらい、Webにアクセスしてもらうことでより深く知ってもらうという構成が手堅いです。
場合によっては、メディアでの露出から特設サイトを用意してそこに集客し(アクセス経路はリスティングなどで確保する前提)、そこで成果につなげるという方法でも可能です。
行う事業の目的や内容によっていろいろなアプローチができるのがクロスメディアの面白いところでもあり、難しいところでもあります。
口コミで集客する
最後に紹介するのはもうホームページやWebサイトへの集客ではないかもしれませんが、口コミによる効果によってアクセスを増やすという方法です。
口コミでアクセスを増やすためには、サービスや商品自体が利用するお客さんに対してとても価値のあるものであることが必要になります。
「これ使ったらすごく良かった」とか「このサービス最高やん!」というような動機がなければ人にわざわざ伝えるということはないです。
逆に、すごくいいと感じた場合は人に勧めたくなるのが人間です。
Webではソーシャルで言及されるようなイメージが分かりやすいかと思いますが、誰かよく知らない人がお勧めする商品よりも、「顔の知っている誰々さん」がお勧めする商品の方が信頼性が高いと感じます。
これは商品の価値に「友人や知人という信頼できる人からの評価」が付加されることによる効果で、これこそが口コミ効果の最大の特徴です。
自社の商品やサービス自体で検索してくれる人を増やすためには、商品やサービス自体が人に紹介してもらえるような価値を提供できるものにしていくということが大切です。
逆に、どれだけ集客が上手くても、そこから先に価値を提供できなければリピーターにはならないので、いつまでたっても事業が成長しないという状態になってしまうということもあります。
Googleビジネスプロフィールから集客する
検索結果上からホームページへのアクセスを増やすということで考えると、忘れがちですがGoogleビジネスプロフィールを活用するということも考えておく必要があります。
Googleビジネスプロフィールは、Googleに申請することで、GoogleMapなどに店舗の情報などを表示させることができるようになるサービスなので、地図上に情報を掲示できるというメリットがあります。
ただし、Googleビジネスプロフィールはその特徴ゆえに「実店舗が存在している場合に限る」という制約があります。
Web上で完結するサービスなどでは、当然ながら利用することができません。
しかし、実店舗への誘導を考えている場合は必ず登録しておいたほうがいいものです。
地図上に情報が掲示されるということは、地図アプリなどGoogleMapを利用しているアプリでも情報が表示されることになりますので、店舗への誘導をアプリなどで行ってくれる事ができ、お客さんにとってもメリットになります。
多くの場合、実店舗があるということは実店舗に足を運んでほしいという要望があるはずなので、Googleビジネスプロフィールを利用しない理由はないかと思います。
ふにすでも、事務所兼相談所として開設しているふにすWeb相談所でGoogleビジネスプロフィールを利用していますので、どのように表示されるのかのサンプルとして説明します。
まず、店舗名で検索すると以下の画像のように検索結果上に店舗の情報が表示されます。
同じように、店舗名で地図から検索すると地図上のピンに店舗名が表示されます。
実際の結果はこちら
ふにすWeb相談所
このように、検索結果に情報をきちんと提示できるという点で、非常におすすめです。
まとめ:自分のホームページ/Webサイトに適した方法を考え、そのためになにが必要かを考えよう
アクセスを集めるための基本的な考え方、流入経路の把握と手法についての説明は以上です。
これらの方法は全て実現できるものではありません。
ご自身のホームページやWebサイトに合った方法はどれかということを考えて、特性に合ったものを中心に考える方がいいです。
極端な話、Facebook内で完結するジビネスモデルであれば、Facebookページだけ作成してFacebook内で完結させるということでも問題ありません。
大切なのはあれもこれも手を出してアクセスを集めることに注力するのではなく、集めたアクセスでどうやってビジネスを成功に導くのかということです。
「アクセスを増やそう」という手段が目的にならないように、ビジネスの軸を間違いない様に考えましょう。
また、口コミのところで書いたように、最終的にはやはりサービスや商品の品質という部分がないと、いくら上手く集客できても結果につながりません。
アクセスを増やす手段を知るというのは、自分たちが自信を持って見てもらえる商品やサービスがある場合に、初めて効果が出てくるものです。
よいサービスや商品をより多くの人に知ってもらえるための方法として、これらの手法を活用しましょう。