GoogleAnalyticsの目標は20個までという制限がありました。
Publish2022/03/04(金)
Update2022/04/15(金)
この記事内ではGoogleAnalyticsのユニバーサルアナリティクスの紹介内容が含まれますが、2023年7月1日以降使用できません。2023年7月1日以降はGA4の使用を推奨します。
今回はGoogleAnalyticsの意外と知られていないことの小ネタで、件名ですでに終了していることでもあるんですけど目標設定は20個までしかできないということをお伝えしたいと思います。
情報元を確認
この記事を出す時点でこの情報が正しいことは確認していますが、念のため情報源をお伝えしますとGoogleAnalyticsの公式ヘルプ「目標について」に目標は20件までであるということが明記されています。
クリーンショットものせておきましょう。
20個までの目標設定の上限があるということが間違いのない情報であると納得してもらえたかと思います。
この情報を知ったきっかけなどの小話
基本的にはもうお伝えすることがなかったりするのですが、この情報を知ったきっかけやそれに際して思ったことなどを色々書いておきます。
Web運用をしていく上でのちょっとした考え方的な部分にもつながるかと思っているので。
まず、GoogleAnalyticsの目標は20個までという目標の上限があるということを、けっこう最近まで知りませんでした。
2年前くらいに違う項目の上限数があったような記憶がおぼろげにありますが、「普段そんなに使わんしまあいいか」と思って覚えてないくらいのことなので、それについてはまあどうでもいいんですけど、その時に「Analyticsは無制限に使えるものではない」ということを考えていました。
記憶の片隅でそんなイメージが合ったわけですが、先日あるお客さんから「GoogleAnalyticsで目標設定を作ろうとしたら目標が作れない」という相談を受けて、目標の制限が20個あるということを知ったわけです。
その質問を聞いた際に思ったのは、「アカウントの権限が変更されたなどのアカウントの権限の問題」がまっさきに浮かんで、まずは権限周りを疑いました。
しかし、確認したところ権限周りではおかしいところもなく、管理者権限のアカウントで確認しても同様に新規の目標が作れなかったので、権限の問題ではない原因ということがわかりました。
この時点で「そういえば以前GoogleAnalyticsで設定数の関係で使えなくなることがあったな…」というおぼろげな記憶から、「もしかして目標って制限数あるのでは?」と推測をして実際の目標数を確認すると20個になっていて、公式ヘルプで確認して20個までしか設定できないと原因を特定しました。
お客さんにはその旨お伝えして不要な目標を変更するなどして対応してもらうことにしましたが、ここで新たな問題があるなと思ったわけです。
できると思ったことができない場合の対応策を考える
今回のケースでは、「目標は無制限に設定できるもの」という思い込みがあったために、上限数に達しているという事実に気づくのに時間がかかったわけですが、仮に設定した目標が全て今後も必要だった場合はビューを分けるなどの対応が必要になります。
ただ、ビューは作成時点からしかアクセスログを確認できないので、過去を参照する際にはビューを切り替えて対応する必要がありますし、そもそも目標設定の確認の都度にビューを切り替えるという手間も発生して非効率的です。
こういう問題点に気付けるのが設定数に上限があったんだということが発覚してからの後手の対応になるので、事前に対策を立てることができずに結果として不利益をこうむらなければいけないという点が非常によくないです。
思い込みによって不利益を受けるという事実はかなりのストレスですね。
個人的にはこういうのはすごく嫌いで、なんとか回避策を取りたいと思う方なんですけど、前提としてそもそも上限数のことを知らなかったということが原因なわけなので、上限数を含めた周辺知識の総量を増やすということ以外に対応方法はありません。
要するに常日頃から勉強しておけということなんですけど、これはこれで大変やなと思うんです。
しかし、Web運用をしているとこういう細かい部分も含めてまず基礎知識を増やす、情報をより多く抱え込んでおくことが失敗しないための最善策だったりもするので、知は力やなと改めて思うわけです。
きっかけとしては些細なことではありましたが、こういう経験を重ねていくことで知識の総量がふえるので、失敗も経験の種として前に進んでいく他ないかなと、今あらためてそう思っています。