Googleが公開しているモバイルサイト設計指針の個人的ポイント

Publish2015/07/09(木)

Update2020/11/25(水)

今日はGoogleが公開している「モバイルサイト設計の指針:お客様を楽しませコンバージョンを促進する」から、個人的にここが重要だなと思える点をピックアップして個人的な見解を書いてみようと思います。
このドキュメントは、Googleが公式に出しているものなので信憑性も高いですし、昨今の状況を考えてみてもすごく真っ当な事が書いてあると思います。
https://services.google.com/fh/files/blogs/principles-of-mobile-site-design-ja.pdf

モバイルサイトのトップページの役割

まず最初に書いてあった以下の文章が刺さります。

多くの場合、PC サイトのトップページははそのサイトへの入り口であり、重要なメッセージや広告などを掲載します。一方、モバイルサイトのトップページは、ユーザーが探しているコンテンツへすぐに誘導できることを第一に考えなければなりません。

サイトを制作していると、従来ではトップページに重点が置かれている場合が多かったんですが、モバイルの場合はトップページ自体の役割が大きく変わってきている事を実感しています。
モバイル端末という、情報が表示されるエリアがPCに比べて少ない状態にある場合では、トップページは以下のコンテンツにいかに素早く的確に誘導させる事ができるのかが重要という事がGoogleの調査によって明確になったというのはすごくいいニュースだと個人的には思います。
また、書いてあるように「Call to Action」の重要性も書いてある点は見逃せません。
もちろんサイトの種類にもよりますが、「よりわかりやすく誘導を行う(いい意味でお客さんにストレスなく目的の行動を促すために)」事はやはり大切です。
この辺りの導線をキーワードと連動させて表示させたりするとか、色々とアイデアは出てきますね。
このサイトがなんのためにあって、お客さんがどういう目的でサイトに来ているのかが把握できていれば全く問題なく導入できると思います。
広告からLPに誘導した場合とかは、間違いなく効果的が出せる施策ですね。

コンバージョンに対する考え方

モバイルサイトでのコンバージョンに対する考え方もすごく現状とあっているように思います。
以下のような事はよく言われていますが、実際に自分でサイトを見ていてもそう思う事があるかと思います。

サイトを訪問したばかりのユーザーに登録を促しても、逆効果になる可能性があります。今回の調査で、閲覧途中で登録を要求するサイトに多くのユーザーが不満を感じていました。
よく知らないブランドのサイトであればなおさらです。
個人情報を入力する前にコンテンツを見て回り、どのようなサイトなのか十分に把握したいと思うのは当然です。

当然と言えば当然ですが、初見のお客さんにいきなりユーザー登録を促す行為って、なんとなく入ったお店でいきなり個人情報を聞かれたり、まだ買うって決めてないのに会員カードを作らさせるようなものなので、いい印象を得る事ってないと思います。
まずはそこで買うかどうかを考えて、じゃあ買おうって決めた後であれば個人情報を書いたり、会員カードを作るというのはそんなに嫌じゃないですよね。
こういう部分での印象って、お店に対するイメージにもなると思うんです。
僕の場合だと、いきなり買うかどうかも決めてないのに会員カード作らせるようなお店には多分2度と行きませんし、違うタイミングで見かけても「あの最悪な店やん」って思うだけです。
これは実際の店舗だけじゃなくて、サイト上でも同じ事が言えると思うので、Googleが書いているように「登録しなくてもサイト内を閲覧できるようにする」とう事はすごく納得できます。
また、リピーターになった時には登録済みの情報を活用するというのもすごく納得できますね。
一回登録した内容を再度入力しないといけないというのは、あまりにめんどくさいですし、「こないだやったんやからそれ使ってくれたらいいやん」と思うのが人間の心理だとも思うんです。
あと、「Click to Callでサポート」というのはすごくいいなと思うんですよね。
これまでここが抜けてたなと思ったので、これから重視しようと思うんですが、やっぱり「入力するのめんどいから電話で終わらせたい」と思う人も一定数以上いると思うんですよね。やっぱり人はめんどくさい事が嫌いですし、一番やりやすい、ストレスを感じない方法も人によって異なるので、その人が快適に進める事ができる手順を用意しておくというのは親切だと思います。
同様に、モバイルで買いたくない人向けの選択肢を用意するというのも素晴らしいですね。
外出先の公共電波を使用している時にカード情報を送信するのが嫌だから家に帰ってから購入したい時とか、まさにこのパターンだと思います。
一人で複数の端末を使用する事が一般的になっている現在においては、決済を完了させる手段をユーザー側で選択できるようにしておくというのはすごく重要だと思います。

モバイルでフォームを使う時に。

このドキュメントの存在を教えてくれたTさんがこういう事をおっしゃってました。
「フォームに力を注がないデザイナーさんはお客様のことを考えていないんじゃないか」
これは本当にそう思うんですが、フォームの項目を決めたり、項目の入力のしやすさや分かりづらさを考え直してみたりといった部分は結果に直結する部分なので、やはりすごく気にかけないといけない部分です。
デザインをする過程ではどうしても見た目の部分に比重が傾きがちですが、フォームの内容もきちんと見るという事が重要ですね。
僕自身もまだ人に偉そうに言えるところまで言ってないので反省しないといけません。
Googleもこう書いてます。

ユーザーの目的が買い物か、見積もり依頼か、メルマガ登録かにかかわらず、コンバージョンに至るまでの手間をできるだけ省く必要があります。

これは当然ですよね。項目が多すぎたらどう考えても「めんどくさい」わけですし。
入力していたけど「めんどくさくなってやめる」という人も多いです。
この辺はアクセス解析とにらめっこして、ページの離脱率や滞在時間を見て改善していかないといけません。
やはり「入力は簡単に。」というのが一番わかりやすいアプローチである事は疑いようがないと思います。
また、項目の長さだけでなく、郵便番号から住所が自動で表示されたり、選択できる項目は入力ではなくプルダウンにしたり、日付はカレンダーで選べるようにしたりといった「細かな配慮」もしていく事が使いやすさにつながり、結果としての数字に残ってくる部分になるので、全体と詳細をきちんと見てページを作り改善していく事が重要だと思います。

モバイルを前提としたサイト設計

最後の項目で気になったのは、「ピンチインとピンチアウトに頼らない」という部分と「商品の画像など、詳細を確認したい部分は拡大画像を用意する」という部分です。
一見すると相反する事が書いてあるようにも思いますが、これはユーザーが自分の意思で「ちゃんと細かく見たいから」大きい状態で確認したいのと、「ちゃんと見えないからとりあえず大きくして確認する」という事との違いじゃないかなとも思います。
前者がポジティブな要因からくるもので、後者がネガティブな要因からくるものと考えるとわかりやすいですね。
積極的に情報を取得したいと思っている人にはきちんと細かい情報を提示しすること、そもそもサイトが拡大とかのユーザーの動作によって表示ができるのではなく、特にユーザー側で動作をさせなくてもストレスなく閲覧できるようにしておくことの2つを並行して行うこと。
これを意識していく必要があると思います。

まとめ

これらの内容は、普段モバイルでサイトを見ていて「もっとこうだったらよかったのにな」と思う部分だと思います。
普段から自分が思っている「ここが便利」「ここが不便」という事をまとめておいたりする事で気づける事だったりするんじゃないでしょうか。
ここに書いてある事以外でも「ここってこうしたほうが使いやすいのに」と思う事があれば、まずその事をどこかに残しておき、自分のサイトを作るときにそれは自分のサイトで実現できているのかどうかを検証してみると、もう一つ高いレベルでサイトと向き合う事ができるようになるのではないでしょうか。
まずは、このgoogleが用意してくれた内容で確認してみるというのが第一歩としてとてもいいように思います。

記事の著者:ふにすでぐち

ふにすでぐち

1978年生まれ。企業のWeb活用をテーマに、Webサイトの運用を中心とした戦略的な企画立案、サポートやWebサイトの構築などを行っています。
5年間のWeb制作会社勤務後、2年間のフリーランスで「フニス」として活動後に法人化し、2012年7月「ふにす株式会社」を設立。
Web活用の情報や考え方などを発信するブログ「ふにろぐ」を不定期で更新しています。
2015年11月より大阪府高槻市に「ふにすWeb相談所」を開設。
地域の方々に気軽にWebのことを相談できる場所として、より多くのWeb運用の問題解決をするために活動しています。
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