Googleビジネスプロフィールになって色々変わったので変更点をまとめてみました
Publish2022/08/26(金)
Update2024/06/01(土)
今回はGoogleビジネスプロフィールのことを書こうかと思います。
とその前に、「Googleビジネスプロフィール?」と思った人もいるかと思いますが、Googleビジネスプロフィールは旧Googleマイビジネスのことです。
下記のブログで公開されたように、2021年11月5日からGoogleマイビジネスはGoogleビジネスプロフィールという名前に変わっています。
Googleさんのサービスはよく名前が変わったりサービス終了したりするから、せっかく認知されていた名称変更で機会損失多そうやなと思いますが、話を戻してGoogleビジネスプロフィールになってから、Googleマイビジネスの時と比べてけっこう様子が変わってきているのでその変更点をまとめてみようと思います。
個人的に大きく変わったなと思ったのはこの3つ。
1.実店舗のないビジネスでも利用できるようになった
2.検索結果上から情報の変更などができるようになった
3.顧客と直接対話できるチャットの機能が追加された
注)Googleビジネスプロフィールのチャット機能は2024年7月31日で終了となりました。
あと、これは前からあったっけ?と記憶が定かではないんですが便利だなと思ったよくある質問の追加になります。
それぞれ少し詳しく説明します。
実店舗のないビジネスでも利用できるようになった
まず、個人的にはこの時代の流れに対応してきているなーとすごく感じたのが、実店舗のないビジネスが登録できるようになっているという点です。
これまでは実店舗や事務所事業所などの実際に訪問できる住所があることが前提で、登録時には郵送で実在証明することで登録されていたのですが、2022年現在では「オンライン小売店」「非店舗型ビジネス」でも登録ができるようになりました。
その場合は、住所を登録するのではなく、販売エリア・ビジネスの対応エリアを登録して対象地域にビジネス内容を表示させるような形になります。
新型コロナの影響で実店舗型のビジネスを撤退し、オンライン対応のみに切り替えたビジネスなどもあるかと思うので、その状況の変化に応じて対応範囲を広げたのは素晴らしいなと思います。
より幅広くビジネス展開をサポートできるツールとなっていく意志が見えてよいですね。
検索結果上から情報の変更などができるようになった
ユーザーの利便性向上という視点では、検索結果上から情報変更ができるようになったという点が大きいです。
これまで、ビジネス情報の変更は管理画面にログインして変更する必要がありましたが、現在では検索結果に表示された状態から管理画面を経由せずに直接情報を変更する事ができます。
どのようになるのかは設定時点で教えてくれるので、それを見ていきましょう。
まず、このようにプロフィール変更をするボタンが追加されていることが確認できます。
ビジネスの情報の変更だけではなく、営業時間の変更や商品/サービスの追加、写真の追加なども行えるので、通常更新の手間をかなり簡略化して省くことが可能になります。
次に、ビジネスを宣伝するためのボタンも追加されています。広告を利用している場合などは、直接このボタンから広告の設定が変更できるようになります。
広告以外にも解析(インサイツ)の確認や投稿の機能など、外部に向けて発信する内容の管理に便利です。
3つ目のボタンは「顧客」というラベルのボタンになり、このボタンからクチコミや質問、チャットでの対応が可能になります。
ユーザーに対してのフォローやカスターサービスの向上に特化した内容となっています。
実際にふにすweb相談所でも設定してみました。
説明どうりの画面になっており、便利さが向上しています。
顧客と直接対話できるチャットの機能が追加された
注)Googleビジネスプロフィールのチャット機能は2024年7月31日で終了となりました。
新しく追加された機能として、「これはいいな!」と思ったのが顧客と直接やり取りができるチャットの機能です。
このチャットの機能はスマホのみで動作する機能になるのですが、お客さんがスマホでお店を検索し、画面に表示されたチャットのボタンをクリックすることでチャットを開始することができます。
つまり、お客さんは自分のホームページに来ることなく、直接お店とやり取りできるということです。
ホームページに移動してお問い合わせを探し、そこからお問い合わせするという流れを一気に省いて、検索結果画面でやり取りができてしまうということは、ホームページの役割も変わってくるということになると思います。
設定画面に行くと以下のような流れで機能を有効化できます。
チャットの有効化確認をするだけで機能が使えます。
検索結果上の画面からの変更ができます。
スマホで確認すると、このように「チャット」のボタンが追加されています。
実際にやってみるとこんな感じでした。
管理者側視点だとこういう感じになります。
このチャット機能は、ホームページ上でも別途サービスを使用して取り入れることができますが、検索結果画面から直接お問い合わせができる機能を追加できるという点で素晴らしいですね。
検索結果画面でも、ホームページに来てからでもチャットができるように用意することができるのは、お客さんへのカスタマーサービスの向上につながるので、導入を検討してみるのもよいと思います。
もちろん運用には担当者をつける、担当者の仕事の範囲が増えるなどの負荷もかかるので、実現可能であることは前提となります。
有効化してもうまく使えなければ逆効果にもなりますので。
よくある質問を追加する機能が便利
あと、これはGoogleマイビジネス時代からあったように思うのですが記憶があやふやなんですが、現時点でよくある質問の項目を追加する機能があります。
検索結果上ではこのように表示されています。
実際にしてみると、注意事項が表示されますので、その内容を確認した上で使う必要があります。
質問を投稿します。
返事があるとこのように表示されます。
この機能のいいなと思った点は、お客さんから直接質問を投稿してもらって、それにビジネス側から返事を返すという部分になると思います。
ホームページ上でよくある質問のページは比較的よく取り入れられていますが、内容の取りまとめや文章の校正などをするので、実際のユーザーの声とは少しニュアンスが違うケースなどがあります。
それはそれでわかりやすい内容に変更しているためなので問題はないのですが、お客さんの中には生の声を見てみたいというニーズもあります。
Googleビジネスプロフィールに投稿される質問は、お客さんの生の声になるので、現実感がすごくあるわけです。
また、質問事項もどんどんためていくことができるので、活用すればするほどコンテンツの質は高まり、ユーザーの利便性の向上にも繋がります。
そういう視点で考えると、この機能はかなり便利で素晴らしい機能だと言えます。
まとめ
GoogleマイビジネスからGoogleビジネスプロフィールという名前に変わって、名前だけ変わったのかなと思いがちですが機能面はかなり強化されています。
日頃の運用を行いやすくする、使ってもらうユーザー視点での利便性の向上など、ユーザー視点に立った改修が行われているので、応援したいと思います。
このブログでは何度も言っていると思うんですが、Googleビジネスプロフィールはローカルビジネスを行っている事業者には必須といっても過言ではないサービスです。
そこからさらにローカルビジネスだけではなく、すべてのビジネスが対象範囲となり、より重要度が増していると思います。
今回紹介したような機能追加や利便性の向上は今後も引き続き行われていくと思うので、今後も引き続き注目しておきたいサービスです。