伝えるための努力をしないと伝わらない
Publish2016/05/19(木)
今日は「普段から人に伝える努力」をしていますかという話です。
昨日参加したPTAの会合で話していた内容なんですけど、このての基本的な部分って軽視されがちなので書くことにします。
学校のことを毎日ブログに書く校長先生
昨日のPTA活動では、面白い話が聞けました。
ある学校の校長先生が、毎日学校で起こったエピソードなどをを交え、取り組みやその取り組みに至るプロセスや考え方などをブログを書いて、学校のことを保護者の皆さんに伝えるようにしているという話を聞きました。
僕はこの考え方にすごく賛成で、学校のような外部からすると実態がよくわからない(実際はそうでもないのにそう思われているとかの誤解も含め)ふうに見えるものは、細やかな情報発信を続けることで、どういうものなのかを少しづつ、確実に伝えていくということが双方の理解が高まるためにすごく重要なことだと考えています。
この話をしている時に思ったのは、この校長先生がそういったということではないですが、校長先生という立場だからこそ感じる「学校のことを外部の方はよくわらからないものだと思っている」ということに対してのアプローチなんじゃないのかなと思ったわけです。
よくわからないと思われていると思うから、わかってもらうためにブログを書いて活動や考え方を知ってもらおうとしているわけです。
こういうことは基本的なことなので軽視されがちですし、実際に誰でも出来るかといえば出来ることではありません。
仕事上多くの人にブログを書いてくださいと勧めたり、ブログをしたいという希望を持っている人と接してきていますが、その中で本当に毎日丁寧にブログを書いている人はごく一部です。
続けることについて書くとちょっと話がそれるので、元に戻します。
当然だと思っていることは、他の人からすると当然ではない。
ブログを毎日書くといっても、どういう目的で続けていけばいいんだろうと思い悩むことはあります。
あと「何を書いたらいいんだろう」ということもそうですね。
ブログで何を書いたらいいのかを考えている時に、「こんなことみんな知ってるし書かなくていいだろう」と無意識に思う思い込みってあるんです。
書いている本人からしたら当然のこと、常識だと思っていることは、多くの場合他の人にとっては当然ではなく、ましてや常識でもない場合もあります。
これは、それぞれの人の生活環境や価値観、ものの考え方などが多種多様なので当然なわけです。
自分が思っていることや知っていることを、他の人が皆知っていたり感じているということはまずありません。
なのでついつい「こんなこと今更書く必要ないだろう」と思い込んでしまうわけですが、世の中にはそのことを知らずにその情報を探している人がいるんです。
なので、ブログを書くときに自分からしたら今更言うまでもない当然のことでも書いておく必要があります。
そして、その当然や常識だと思っていることこそがその人の価値観のベースだったりするので、そのことが書いてないと話の前提が見えないということにもなるわけです。
なので、今更感を感じていても、そのことについては触れていくような形が好ましいと思うわけです。
常に情報を発信し続けて初めて知ってもらえることがある。
そして、当然だと思っていることも含めて、きちんと情報を発信することで、書いている人の考え方や個性は人に初めて伝わるわけです。
これは情報を発信しないと伝わりません。
というか、伝える以前の問題として、その人のことを知らないという状態になります。
知らない人が思っていることなんて、誰でもわかるはずがありませんよね。
情報を発信し続けるというのは、その情報を見てもらえる機会を作り続けるということに他なりません。
発信を続けることで見てもらえる機会を作り続け、そしてその先でやっと伝えることができるようになるんです。
そのためには、発信を続けることが大切なんです。
前述の校長先生は、ブログを通してその機会を作り続け、学校のことを知ってもらえるように、学校の考え方を伝えるための努力を続けているわけです。
これは素晴らしいことだと思いませんか?
まとめ。常に発信し続けることが重要
僕も未だにこうやって平日毎日役に立つことから駄文まで幅広く自分フィルターを通した情報をブログを通じて発信し続けています。
そうすることで、初めて会った方でお僕のことを知ってくれている人もいますし、初めてではなく何度か会う方でも「この前かブログで書いてたあとツール使ってみたけど結構よかったよ」と、ブログを経て僕の考え方を知ってくれている人も増えてきている実感もあります。
これはひとえに、ブログを書き続けているからなわけです。
続けることをしないと、機会を作ることも、知ってもらうことも、理解してもらうことも難しいですよね。
なので、僕もこれからもこうやってブログを書き続けていこうと思うのでした。