GoogleAnalyticsでの離脱率と直帰率の違いを理解しよう
Publish2022/02/23(水)
Update2022/04/15(金)
この記事内ではGoogleAnalyticsのユニバーサルアナリティクスの紹介内容が含まれますが、2023年7月1日以降使用できません。2023年7月1日以降はGA4の使用を推奨します。また、Ga4では離脱率と直帰率のデータを取得できませんので、この記事の内容をGA4で再現する事はできませんのでご注意ください。
今回は、GoogleAnalyticsを使って定期的なレポートを提出しているとよく聞かれる離脱率と直帰率の違いについて書こうと思います。
離脱率と直帰率の違いの詳細については、Google側で詳細な説明があるので以下のリンクを確認することを推奨します。
実際の数値のカウント状況の具体例がかいてあるので、まずはこちらを熟読しましょう。
どのような違いがあるのかを理解する意味
上記の詳細を確認していると、細かな数値の流れが見えてわかりやすくはあるのですが、数値が書いてあることで読む気がなくなっていくという問題があります。
「なにか難しいことを理解しなければいけないのか…」とか考えるとモチベーションがなくなりますよね。
なので、なぜ離脱率と直帰率の違いを理解する必要性があるのかを考えて、モチベーションを上げる必要があります。
離脱率と直帰率は、似ている項目だからこそ気をつける必要があるわけなんですが、最も大きな理由としてはきちんと理解ていないと正しい評価をすることができないという点が最も重要なポイントです。
ホームページの分析を行う際、現状認識を正しく持つということは何よりも重要なわけですが、離脱率と直帰率の違いを正しくできていないとホームページの現状認識が誤ったものになる危険性があり、その場合は誤った改善策を行いリソースが無駄になったり、出ていた成果がマイナスになるなどの弊害が出てくる可能性があります。
そうならないためにも、正しい認識を持った上で数値を読み解くことが必要になってきます。
離脱率と直帰率の評価から次の施策を考える
少し具体的に書くと、離脱率が高い場合と直帰率が高い場合では行う施策が異なってきます。
離脱率が高い場合は、成果を出すページに到達できていないということが問題になるので、成果を出すページにどのように誘導するのかというような導線改善の施策を行い対応するというような形になるかと思います。
直帰率が高い場合は、ホームページに訪れたお客様がすぐ帰ってしまうということなので、きちんと読んでもらうためにアイキャッチのイメージを強めに出したりする引き止め効果が上がる施策や、コンテンツ自体の読みやすさや使いやすさを上げて少しでも見てもらうための見ため部分の改善施策をこない対応するというような形になるかと思います。
もちろん、各数値は閲覧されているページの種別によっても異なりますし、どのようにしてホームページに訪れたのかにもよって数値の傾向が異なるので、上記が全てということでもありません。
例えば、広告から誘導されて到達するLPの場合、広告のクリエイティブの内容とコンテンツの関連性が高いかどうかで数値の意味が変わってきますし、最初に閲覧されるページになるので、離脱率ではなく直帰率が高くなります。
成果になるページが異なるドメインだったりすると、成果を出せているけど直帰率が高いので結果としてはよくないように見えてしまいますので、その場合は該当のLPから成果になるページにどのくらい誘導できたのかのクリック数を取得してその数値を判断基準にするべきだったりもします。
そのケースであれば直帰率や離脱率は気にする必要がない数値になったりするわけなので、数値だけ見ているとそういう視点が抜け落ちます。
ちょっと話がそれましたが、数値の意味を理解するのは現状認識を正しく持ち、適切な対応策を実行するためには必須といっても過言ではありません。
まとめ
離脱率と直帰率は、あまりよくわかっていない人からすると違いがわかりにくい項目なので、どっちでもいいのでは?と思いがちだったりもします。
しかし、実際にはそれぞれの数値が保つ意味やその理由から推測できる内容にはけっこう大きな隔たりがあったりもします。
正しい数値の認識を持ち、その数値の意味を理解することが効果的な施策を作るベースになるので、とっつきづらいかもしれませんが理解することをおすすめします。