広告運用をする時には効果測定から先のことも考えてデザインしよう
Publish2021/10/08(金)
今回は、広告運用時のポイントとしてかなり重要だと思っていることを書こうと思います。
内容としては、「広告配信を行う前に、広告の効果測定も含めて全体をデザインしよう」という内容になります。
効果測定を含めてデザインをする意味
まず、なぜ今回この内容を書くのかですが、広告配信を行う際に広告の効果を最大化したい、費用対効果を最大化したいと思うのはすべての人に共通していることかと思いますが、広告配信後に実際その効果はどうだったのかをより詳細に分析するための準備が整っていないケースがよくあると思っっているからです。
先日書いたこの記事が具体的な方法の一つになるわけですが、この記事で紹介しているような方法を利用するとより詳細な広告の効果検証を行うためのデータが蓄積され、効果測定をより詳細に分析する事ができるようになります。
バナーや広告のクリック数を取得し、効果測定をしよう。QRコードの効果測定にも使用可能【手順と方法を解説】
費用対効果やPDCAを考えて広告運用をする
行った広告の効果を詳しく分析することで、次回配信する広告の費用対効果を高め、コンバージョン(成果)数を増やすことができるので、広告配信のノウハウが蓄積される好循環を生み出すことができるようになります。
このようなノウハウは、広告費用が潤沢にある会社の場合だと逆に手間になるという側面もあるかもしれませんが、多くの場合は限られた予算内で最大限の効果を出すということが重要なはずなので、広告費用を無駄にしたくないと考えるすべての人にとって有益です。
実際に何をするのか【CPCでのweb広告のケース】
では実際にどのように考えて全体をデザインすればいいのかですが、配信する広告によって最適解は異なるので一概には言えないので難しいですが、一例としてGoogle広告などのCPC広告を利用してホームページへの誘導を行う場合のケースを考えてみようと思います。
このケースの場合は、最終的な目標はホームページからのお問い合わせをゴールとして仮定します。
この場合に必要な分析データの種類としては、
・実際にお問い合わせをされた数
・お問い合わせページに到達した数
・ホームページに到達した数
・ホームページから直帰した数
・広告がクリックされた数
・広告が表示された数
などがあれば分析を行う際の精度はかなり高いものになります。
広告自体の効果検証
広告が表示された数と広告がクリックされた数から広告のクリック率はわかりますし、広告がクリックされた数とホームページに到達した数を比較してツール側での誤差を確認したり出来ます。
この情報を分析することで、配信する広告自体の問題点はなかったのか、広告文面の問題はなかったのかなどを検証できます。
また、広告ごとにクリックさせるURLを変更して広告ごとでの検証を行うことで、広告のクリエイティブはどれが最適なのかを検証することも可能です。
ホームページに到達した数とホームページから直帰した数からは、広告文面と実際の内容に齟齬があった可能性を考えることもできるかと思います。
ホームページの効果検証
ホームページに到達した数とお問い合わせページに到達した数を利用すると、ページ内でどのくらい割合でユーザーをお問い合わせページに誘導できたのかを確認できます。
確率が低いのであれば導線に問題がある可能性もありますので、広告側の改善ではなくホームページ側の改善が必要になるケースもあります。
お問い合わせページに到達した数と実際にお問い合わせをされた数からは、フォームでの離脱率を取得することができるので、より離脱を少なくするためにはどうすればいいのかを検証することができます。
ブランディング面での調査
あと、忘れがちですが広告出稿を行うことで露出が増えるので企業やサービス自体の認知度が上がることもあります。
例えばGoogleトレンドでキーワードの検索数をチェックしたり、Twitterやintagram,FacebookなどのSNSでエゴサしたり、ハッシュタグの利用数を確認したりといったこともすると数字の面で取得できるデータ以外の広告の反響を確認することも不可能ではありません。
まとめ
広告を配信するには、当然ですがコストが必要です。
コストが必要なのであれば、効果を最大化したいと思うのは当然のことなので、上記で紹介したような指標をあらかじめ想定して広告をデザインすることで、広告が次のステップに役立つデータの蓄積にもなるので、必ず効果測定を行うことを加味して広告配信をされることをおすすめします。