コンテンツ作成時の汎用性と専門性について
Publish2021/02/02(火)
今回はコンテンツの作成時の考え方として、コンテンツの汎用性と専門性について考えたいと思います。
作成するコンテンツは誰に向けて作るのか
まず、コンテンツ作成時に一番最初に考えるのは、誰に向けてコンテンツを作るのかになるかと思います。
何を出したいのかを最初に考える場合もあるかもしれませんが、その場合でも掲出する情報が誰向けの情報なのかを考えることは大切で、誰でもいいからとにかく見て欲しいというようなざっくりした考えで作ると、結局誰にも届かないということになる場合も多いです。
せっかく時間をかけて作成するので、きちんと誰向けの情報なのかを整理した上で作成し、届けたい人にきちんと届くような構成にするほうがいいと思います。
見てくれる人の絞り込みを行うべきか否か
誰に見てもらいたいのかを考えた上で、そこから考えるのはその対象となる人の周辺のどこらへんまでに届くようにするのかということを考えましょう。
ピンポイントで対象の人のみに絞り込んだ情報の方がよいのか、対象の周辺の人にもまで伝わるような範囲の情報がいいのかによって、出し方や伝え方は変わります。
絞り込んだ方がいいのか、ある程度広範囲をカバーできる方がいいのかは伝えたい内容にもよりますので、自分で作成するコンテンツの場合はどちらがいいのかを考えて作成することをおすすめします。
汎用性と専門性についてドラクエの武器で考えてみる
絞り込みのイメージが伝わりづらいかなと思うので、わかりやすいんじゃないかなという例として、ドラクエウォークの武器を例にして説明します。
ドラクエウォークには、マジカルブースターと霊獣の杖という武器があり、両方とも攻撃魔力が104と同じ条件なので、相手に対しての与ダメージは技の威力によって変化します。
どうすれば相手により多くのダメージを与えることができるのかは、どの技を使用するのかによってかなり変わってくるので、戦略が必要です。
まず、汎用性という意味で考えると、マジカルブースターのベタンが一番ダメージを与える技になります。
ベタンは無属性全体魔法なので、相手にどんな耐性や弱点があろうが全ての敵に対して一定のダメージを与えることができます。
特に相手を想定しない場合、全ての敵に対して一律のダメージを与える汎用性の高い武器です。
対して、霊獣の杖にはギガデインというデイン属性の全体魔法があります。
ギガデインの場合、デイン弱点の相手にはもっとも高いダメージを与えることができますが、デイン耐性の相手に対しては最小のダメージしか与えることができません。
なので、相手がデインに対して強いか弱いかをきちんと理解した上で選択することが重要です。
霊獣の杖の場合は、汎用性という点ではマジカルブースターには劣りますが、特定の敵に対しての専門性は高い武器であると言えます。
攻撃対象が広く汎用性が高い方が都合がいい場合はマジカルブースターにし、攻撃対象が狭くデイン属性が刺さる場合には霊獣の杖を選ぶというようなイメージです。
戦う相手に合わせて武器を選ぶことの重要性が理解いただけるかと思います。
なお、少し話は逸れますがマジカルブースターにはメラ属性の単体高火力のメラゾーマ、霊獣の杖にはイオ属性単体高火力のソルフレアがありますので、一概にマジカルブースターが汎用性、霊獣の杖が専門性に特化ということでもありません。
汎用性を確保しつつメラ属性弱点の場合に高火力を出せるマジカルブースター、デインとイオ弱点の相手に強く出れる霊獣の杖という特徴もあります。
基本的には汎用性か専門性かを考え、特定の状況下での最高のパフォーマンスを出せる構成にするという戦い方もコンテンツ作成時のポイントとして次のステップとしてはいいかなと思います。
ただし、複数の見せ方を考えると複雑になり難易度が上がるので、基本的には汎用性の高い方がいいのか、専門性が高い方がいいのかを考えていく方がよいかなと思います。
まとめ
コンテンツ作成の方向性を考えるのは難しいですが、今回考えたドラクエウォークの武器での例えのように、自分が考えやすいものに置き換えて考えてみるとわかりやすくなるかと思います。
せっかく時間をかけて作成するコンテンツなので、作成の前段階でしっかりと方向性や基礎を固めて取り組み、結果に繋がるものになるようにコンテンツ戦略を考えましょう。
この考え方がコンテンツ戦略作成に役立てば何よりです。