コンテンツの評価とアップデート
Publish2021/05/20(木)
今回はホームページの改善をする際にどのような方法で改善を行うのかについて、コンテンツ評価を用いた改善方法について説明します。
コンテンツ評価を行い、改善を行う意図と目的
今回紹介するコンテンツ評価での改善方法を行う前に考える必要があるのは、なぜコンテンツ評価を用いて改善を行うのかの、意図と目的です。
意図して最も大きいのは、すでに存在しているコンテンツをより効果的なものに改善することで、ホームページ自体の品質向上が見込まれるためです。
個々のコンテンツの品質が高まり、ユーザーに評価されるようになることで、ホームページ全体の評価の向上にもつながるので、個々のページのスペックアップは全体に対しても効果的であると言えます。
そして、全体の評価が上がれば、結果的にその他のコンテンツの評価が上がることにもつながってくるので、上向きの流れを作ることに繋がるわけです。
そう考えると、コンテンツ評価を用いてページの改善/アップデートを行う目的は、全体と個々の強化という、ホームページ運営を行う上で最も重要な部分の強化になるので、優先的に行う必要がある対応だとも思います。
コンテンツ評価の具体的方法と例
では、実際にコンテンツ評価を行う際に、どのように評価を行うのかについてですが、基本的には以下の2パターンで考えると良いと思います。
1.他チームメンバー/関係者からの評価を基準に改善方法を模索する
まず最初のパターンとしては、客観的な評価で改善を行うために、他者の視点で改善項目をリストアップする方法です。
前提として、自分のチームではなく他部署のチームや協力してくれる直接コンテンツ作成に絡んでいない関係者からの協力がある必要がありますが、その前提があるのであれば最もおすすめできるのがこの形です。
コンテンツ作成を行った本人やチームで改善しようとする場合、どうしても思い入れや主観が入ってしまいます。
そのため、客観的な評価を行うことができず、偏った指標での評価になってしまうことがあります。
これでは正しい評価をもとに改善を行うことができなくなるので、そこを客観的に評価してもらえる人にお願いするというのが最も確実です。
2.数値データを基準に改善方法を模索する
上記の前提が無理な場合は、制作を行った自分たちで評価する他ないですが、その場合は個人の感情や思い入れが入る余地がない数値的なデータを基準にすることが大切です。
GoogleAnalyticsやSearchConsoleなどで取得できるデータは数値として取得できるものなので、偏った見かたを排除することにつながり、結果的に公正な評価としてみることができます。
また、改善前と改善後の効果を測定する際にも、比較が行いやすいというメリットもありますので、効果測定までを一つのセットとして考えることもできるのでおすすめです。
コンテンツ評価で改善を行うことで生じる副次的効果
上記2パターンで客観的な視点で評価を行うことができるので、その内容をふまえて改善方法を模索し、改善項目をリストアップすることができるようになります。
その副次的な効果として、当初想定していた問題点だけではなく、これまで顕在化していなかった問題点が見えるようになるということもあります。
この新たな問題点の発見は、コンテンツ評価を行わなければ気づけなかった部分で、内容によってはこれから起こる可能性のあったリスクを事前に発見して対処することができるということでもあります。
なので、コンテンツ評価は単に目の前の問題を解決するだけではなく、可視化できていなかった問題点を顕在化し、問題を未然に防ぐための改善にも繋がります。
ホームページをアップデートして評価を上げる
このように、個々のページを評価し、問題点のリストアップし、改善し、その効果を測定して再検証するという流れを続けていくことで、ホームページはより効果的に結果を残していけるツールとして進化していきます。
Web運用で大切な要素がある意味すべて詰まっているようなものなので、Web運用を行うすべての人に試してもらいたい対応方法です。