AIとアクセス解析を活用したホームページへのアクセスアップ施策を考える

Publish2025/04/02(水)

AIとアクセス解析を活用したホームページへのアクセスアップ施策を考える

今回はweb運用を行う上でも特に重要なアクセスアップ施策について改めて考えてみようと思います。
なお、今回の情報は2025年4月の時点で使えるツールや技術を用いたものになりますので、時間の経過で陳腐化する可能性はあります。
あくまでも記事公開時点での情報であるということはご理解ください。

ホームページによって流入経路は異なる

内容を考える前の事前段階として、ホームページにアクセスを集める方法は掲載するコンテンツや扱う商材によって違うということをふまえておきましょう。
例えば、見た目の違いが購入に影響を与えるような商品の場合であれば、見た目からの訴求ポイントを強めにしたほうが結果が出やすいですし、よく理解して品質の高さを把握したほうが購入に影響を与えるような商品であれば、質の高さを訴求するコンテンツ構成にした方が結果が出やすいというのはイメージしやすいかと思います。
また、その商品やサービスを利用する人の生活習慣/ライフスタイルや、日頃接している媒体の種類などもアクセスアップを行ううえでは非常に重要な要素です。
一言でアクセスアップといっても、その方法に絶対の正解はなく、それぞれの状況によって正解が異なるし成功のパターンも一つではありません。
考えようによっては雲を掴むような話に見えてしまうこともありますが、一つ一つの状況を理解して対策を立てていけばどこかのタイミングで結果につながるものでもあるので、その一歩一歩を考えながら行っていくことが重要です。
その一歩一歩を理解しやすく実行しやすいように、AIやアクセス解析を使って目に見える形でプロセスを積み重ねていこうというのが今回の趣旨です。
ここからが本題になります。

具体的なサンプルを用いて考えてみよう

今回の試みとしては、わかりやすいように一つのサンプルを元に、具体的な施策に落とし込んでいく過程を見ていこうと思います。
サンプルは大阪府高槻市に新規開業するテイクアウトのお団子屋という設定にしてみます。
新規開業なので、現在の時点でホームページもありません。
決まっているのは出店する場所と扱う商材のみで、ここから試行錯誤して売上を上げていこうとしているということだけとします。
今あるものを改善する形ではないので、考える方としては考えやすいサンプルだと思います。
まずは、ホームページを作成するというところから手を付けていきましょう。
作成するホームページをどういうものにするのかを考えるときに、ChatGPTに情報を投げてアイデアのベースを作ってみましょう。
この形であれば、まずざっくりとした内容をAIに作ってもらってから、その内容をアレンジして自分でやりやすい形にできるので、手が出しやすいと思います。

ホームページのアイデア出しにChatGPTを使ってみよう

ChatGPTにアイデアを出してもらうときのポイントとしては、今回のこちらの希望としては詳細な情報を求めているわけではないので、汎用的に解釈できる概要的な内容を出してほしいので、その点をふまえて質問します。
今回の場合は、まず出店地域でお客さんとなりえる人がどのくらいいるのか、その人達がどのようなことに興味を持っていそうか、それをふまえてどういう商品を打ち出すと人気が出そうかという3点を質問します。
実際の質問とChatGPTからの返答はこんな感じになります。

ChatGPTでのやり取り

まず、ChatGPTは統計データなどにもアクセスできるので対象地域にどのくらいの人が住んでいるのかを答えることができます。
ここで重要なのはその正確さではなく、あくまで「だいたいどのくらいの人数がいるのか」というざっくりした数値感がわかればいいと割り切ることです。
数値が正確であることはもちろん重要ですが、ここで求めているのは大体の規模感なので、数値の正確性にはある程度は目をつむるということも重要です。
気になるのであれば後で正確な数値を調べればいいですが、今の時点ではそこまで重要ではないので。
ということをふまえてChatGPTからの返事を見ると、この地域にはだいたい男性、女性ともに260万人ほどが対象となりそうだということがわかります。
女性の方が若干多いこと、商材の団子という特性を考えても、若干女性向けに寄せたイメージを打ち出したほうがよさそうなんじゃないかなということがわかります。

そして、ホームページの構成としては商品紹介、限定商品、購入方法/予約、店舗情報/アクセス、お知らせという構成で良さそうというアイデアも出てきました。
確かにChatGPTから出てきたアイデアは一般的で、まあ普通にありそうなアイデアではありますが、最低限押さえておくことが必要なものばかりではあるので、このアイデアは採用してもよさそうかなと思いますよね。

最後に新商品のアイデアですが、季節のフルーツを使う、インスタ映えするもの、地域の特産品を使ったものという、これまた採用しやすそうな具体的なアイデアが出てきました。
前述した女性に寄せた方針からも外れている感じもないですし、普通に採用しても大丈夫そうなアイデアです。

今回のアイデア出しでは、まず基礎となる部分を作るということが大切なので、奇をてらったアイデアではなくありがちでも普遍的に受け入れられそうなアイデアが出てきたので、アイデア出しとしては十分合格ラインに達していると思います。
このアイデアをベースに、ホームページを作っていくということがイメージしやすくなりました。

検索流入のアイデア出しにはGeminiを使おう

作るものの方向性は定まったので、次は作ったホームページにどのような形でアクセスしてもらうとよいのかを考えます。
ChatGPTにそのまま聞いてもよかったのですが、集客方法についてはChatGPTではなくGeminiに聞いてみることにします。
その理由としては、Geminiは検索エンジンを提供しているGoogleのAIなのでChatGPTよりも検索について専門性がある可能性が高いからです。
Geminiからの返事にはGoogleのデータを利用して返事が行われているようなので(どこまで信憑性があるのかということは重要ですが、ここで重要なのはその点ではないので言及しません。)、ChatGPTよりも確度の高い情報になる可能性があります。

では実際に聞いてみましょう。
Geminiには、想定年齢層のユーザーがどういうキーワードで検索するのかのキーワード候補を考えてもらいました。

Gemini

アイデア出しをしてもらって面白いなと思った点としては、団子という商材なのに団子というキーワードを含めないアイデアが出てきた点です。
「スイーツ」や「食べ歩き」や「手土産」といった一般的なキーワードを使用することで、団子自体を想定していない層にも「団子もありやな」と考えてもらうきっかけになるというのはよい視点だと思います。
また、特に聞いたわけではないのですが、ホームページに掲載するコンテンツや検索以外のアクセスアップの手段も提示してきました。
お店のこだわりというコンテンツや、オープニングキャンペーン、SNSの活用などChatGPTでは出てこなかった点も加味して考えるとよさそうな感じもします。

この2つのAIで出てきたアイデアをベースにしてホームページを作り、情報発信を行うことで新規開店のお団子屋はある程度集客ができるホームページになりそうな感じはします。
もちろんここから実際にホームページを作成し、情報配信と集客を行わないといけないので、この時点で成功は約束されていませんが、おおまかな目標と方向性は見えてきたので、アイデア出しをする前よりは具体的な動きができる状況になってきたことは感じてもらえると思います。

GA4を使って実行した施策の効果測定を行おう

作る前まではこれである程度問題なくできたので、次はホームページ公開後の動きを考えていきます。
これは僕がいつも言っていることでもあるんですけど、ホームページは作って終わりではなく、作って公開することがスタートラインです。
そこから実際の運用を重ね、改善を行っていくことでより効果的なツールとして役に立つ存在となります。
そのために重要なのが現状分析で、数値で出てきたデータをもとに改善の仮説を立てて実行し、その結果を分析して成功したのか失敗だったのかをっ判断していくことができます。
その一連の流れを繰り返し行うことで、よりよいホームページ(ここでいうよりよいというのは、結果が出せるという意味)になります。

そのために使用するのがアクセス解析のGoogleAnalyticsです。
GoogleAnalyticsの現在のバージョンはGA4なので、ここからはGoogleAnalytics=GA4ということにしてGA4と表記します。

GA4を使用するうえで、専門的なキーワードなどがでてくるので、初心者では使うのが難しいという側面はありますが、AIを使用すれば分析をわかりやすく行うことができるようになります。
以下の例を見てみましょう。

ここでは、GA4のレポートの初期画面にあるトラフィック獲得レポートで、OrganicSeachが8万でOrganicSocialが2万あるという想定でこのデータをどう解釈するべきかということをChatGPTに質問してみました。

GA4のデータをどう読むか

ChatGPTの分析としては2つの方向性が提示されました。
1つは、検索流入はすでに結果が出ているので、より検索流入を増やしていく強みを伸ばすという方向性と具体例
もう一つは、検索と比べるとまだ結果が出ているといえないSNSからの流入を増やすという弱みを強みに変えていく方向性と具体例
の2つがアイデアとして出てきました。
そのうえで、弱みを強みに変えるほうが結果が出やすいだろうということで、リソースが限られている場合はSNS方向でやっていくのがいいという提案となっています。
GAのデータの見方がわからなくても、AIを使うことでわかりやすく理解できる形になるので、データ分析を行う上でも役に立つということがわかると思います。

効果測定の結果から仮説を立てて次の施策を考え実行、その結果をさらに分析して改善を行い続けよう

この結果をふまえて、自社の場合だとどういう事ができるのかを考えることができます。
改善するためのいくつかの仮説を立てて実行し、その結果を再度分析して、更に改善の仮説を立てて実行していくということを繰り返すことで、より成果の出るホームページへと変化していくことができます。
この一連の流れをPDCAというのですが(別にこの単語を覚えなくてもいいけど、考え方は理解しておくことが大切)、PDCAを意識して運用すると何も考えずに運用している場合とは大きく結果が違ってきます。
また、成功しているといえるようになるまでにかかる時間もかなり変わってきますので、ホームページの運用を行うときにはすごく大切な考え方です。
この考え方を意識して運用を行ってほしいと思うのですが、そのときにAIがとても役立つサポート役になるので、使ってみることをおすすめします。

まとめ

今回はこのような感じで、具体的なサンプルを使用して考え方の流れを説明してみましたが、具体的な流れに落とし込むことである程度の知識さえあれば、誰でもできそうな感じがするということが理解してもらえたかと思います。
運用を本格的に行う場合はもちろん専門知識が必要ですが、仮に最低限の知識しかなかったとしても、今の時代であればAIを活用することで結果を出せるホームページの運用は可能となります。
まずおすすめなのは、今持っているホームページがある場合は、AIに改善策のアイデア出しをしてもらうというところからはじめてみるといいと思います。
なお、今回はホームページの場合という形で進めていますが、SNSでの効果的な運用やその他の集客施策のアイデア出しなどもAIに頼んでみるのも普通にありです。
色々やってみると自分なりに納得できるようになってくると思いますので、まずはやってみましょう。

記事の著者:ふにすでぐち

ふにすでぐち

1978年生まれ。企業のWeb活用をテーマに、Web運用を中心とした戦略的な企画立案、サポートやホームページ/Webサイトの構築などを行っています。
5年間のWeb制作会社勤務後、2年間のフリーランスで「フニス」として活動後に法人化し、2012年7月「ふにす株式会社」を設立。
Web運用の情報や考え方などを発信するブログ「ふにろぐ」を定期的に更新し、情報配信をしています。
また、Googleアナリティクス認定資格を取得しているので、アクセス解析を用いた分析などの手法でお客様のホームページの成功をサポートしています。
本社のある大阪府高槻市で「ふにすWeb相談所」を開設し、
地域の方々に気軽にWebのことを相談できる場所として、より多くのWeb運用の問題解決をするために活動しています。
Webの運用に関するお悩みや、ホームページで成果が出せないお悩みをお持ちでしたら、お気軽にご相談ください。
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