会社概要のページと会社沿革のページはけっこう大切

Publish2015/06/04(木)

Update2021/01/29(金)

会社概要のページと会社沿革のページはけっこう大切

ふにすではホームページの制作業務も行なっており、ホームページの制作依頼もいただいていますが、その際に気をつけているポイントの一つの会社概要や会社の歴史コンテンツについて書きます。

以前ご依頼いただいたある会社では、特徴のある商品を1世紀以上売っているようなところで、けっこうな歴史がありました。
そのため会社概要ページが歴史年表みたいになっていて、その当時にどういう商品を発売してどういうニュースになったかとかが写真付きで書いてありました。
作りながら面白いなと思ってみていたわけですが、この面白さはホームページを見てくれるお客さまにも伝わると思います。

会社概要や沿革は見せ方次第で会社の魅力を伝える力を持つ

ホームページを作る時に、重要な役割がある割に存在感が薄くなりがちなページの代表格といえば会社概要や沿革といった会社自身の事を伝えるコンテンツです。
これらのページの見せ方を少し変えると、今回のように見る人に「へー。これ面白いやん。」と会社にいい印象を与える事や興味を持ってもらえるきっかけになることがあります。
こういう事は数値化できないので見落とされがちですが、見てくれたお客さんが自分の会社の事に興味を持ってくれたり、好感を持ってもらえるかもしれない重要な役割を持つコンテンツだという見方をする事も出来ます。
たとえ数値化できなくても、重要性があるものもあるということを忘れてはいけません。

問題は会社概要や沿革のページを作成する場合、必要な情報だけ/文字の羅列だけしておけば必要最低限の体裁は出来てしまうので、あまり深く考えずにそのまま公開される場合もわりとあります。
ですが、上で書いたように会社の魅力を知ってもらうためのページであると考えると、もう一歩踏み込んで取り組むページだったりもするので、少し力の配分を変えてもいいんじゃないかなと思います。
上記のホームページの場合では、僕の生まれた年にはこういう商品が流行ったのかと思ったり、1世紀以上前だとこういう感じの商品が流行ってたんやなと思ったりなど、当時の世界の空気感とかも伝わってくる感じで非常に面白いと思いました。

ここがポイント会社の好印象や興味喚起になるコンテンツは、そもそも重要

取引先や採用活動に与える影響

そんな事を考えていると、この「会社概要・沿革」といったページはやはり力を入れて作った方がいいんじゃないかと強く思うんです。
というのも、まず考えて欲しいのは「このページを誰がどういう目的で見るのか」という部分です。
考えてみると、会社概要や沿革のページを見るのは「会社の事を少し知っている、もしくは全く知らないけど、会社の事を知りたいと思っている人」です。
会社の事を知ろうとする必要がなければまず見ませんよね。
当然の話だと思いますが、ここはすごく重要です。
なぜ重要かと言うと、その「会社の事を知りたいと思っている人」というのが、これから直接的に会社に与える影響が大きい人である可能性が高いからです。
例えば、取引先の会社の担当者が「この会社は信用にたる会社かどうか」を判断する材料として見るかも知れません。
その時に必要最小限の簡素な情報のみであれば、「この会社は大丈夫かな?」と判断してしまうかも知れません。
それにより、最悪商談自体がなくなってしまうという可能性も0ではないでしょう。
そのリスクを回避するには、会社概要で詳しく会社の情報をオープンにし、取引先の担当者に会社のことをきちんと理解してもらう必要があります。

また、その他には会社の採用活動の一環で、求人者が自社のホームページを見て判断するという事も考えられます。
求人活動を行った事のある企業担当者さんであればご存知かと思いますが、求人者は面接に行く会社のホームページはほぼ確実に見ますし、そもそも申込をする時点でもホームページをけっこう細かく見ています。
この時点で「選ばれる会社」になれば、良い人材を確保できるという事にも繋がってくるわけで、求人者との最初の接触機会である自社ホームページを充実させる事は採用活動にも影響を及ぼしていることになります。
会社に必要な3つの要素として「ヒト・モノ・カネ」とよく言われますが、会社概要コンテンツの充実はこの大切な要素に大きな影響を与える重要なコンテンツであるといっても過言ではありません。

ここがポイント取引先や求人など、会社にとって重要な人が見るページに力を入れるのは当然

社長の笑顔を出そう

ここまで書いたら会社概要ページも重要なページなんだなという事はご理解いただけたかと思います。
ここで、僕がいつもお客さんに提案している事のひとつ「社長の笑顔をホームページに出す」という事を書いておきます。
社長の笑顔をホームページに載せるというと、たいがいのお客さんは恥ずかしいとおっしゃるのですが、ホームページに笑顔を載せる事はいい事はあっても悪い事はない場合がほとんどです。
僕もホームページに笑顔の写真を載せていますが、「めっちゃ笑てんな」とか「すごくいい笑顔やな」とかいってもらえる事も多くて、そこから話が盛り上がるという事があります。
これはすごく重要で、きちんとしたコミュニケーションができる前提のきっかけを笑顔の写真が作ってくれるのであれば、多少の気恥ずかしさとかどうでもいい事です。
また、人の笑顔を見て悪い気分になる人より、好印象を持つ人の方が多いと思いますので、そういう意味でもあまりマイナスに感じるという事がありません。
ただ、固い笑顔だとちょっとよくないので、載せる場合は心からの笑顔の方がいいです。
その方が嫌みがないですし。
ちょっと話がそれましたが、社長の笑顔の写真をホームページに掲載するのも、会社概要のページを充実させるのも、本質的には同じ目的を実現するためです。
その目的はホームページを作った目的のひとつでもあるはずですので、そこに力を入れるというのは本来の目的からもそれていないと思います。
何回も言いますが、ここは数値では測れませんが人間の「感情」を左右するコンテンツです。
そこの重要性を、改めて考えてみるきっかけになってくれるといいかなと思います。

ここがポイント笑顔を表に出すことでマイナスになることはあまりない。でも笑顔が出ていることがプラスになることはけっこう多い

会社概要や沿革だけじゃなく、アクセスもかなり重要

会社概要や沿革以外にもホームページには重要な役割を持つページがあります。
それが、ホームページにおける「アクセス」のページで、会社概要や沿革と同じく情報の羅列で成立してしまうため軽く見られがちですが、同じく重要なコンテンツです。
アクセスのページの重要性とかはこちらの記事で書いていますので、ご確認ください。

記事の著者:ふにすでぐち

ふにすでぐち

1978年生まれ。企業のWeb活用をテーマに、Web運用を中心とした戦略的な企画立案、サポートやホームページ/Webサイトの構築などを行っています。
5年間のWeb制作会社勤務後、2年間のフリーランスで「フニス」として活動後に法人化し、2012年7月「ふにす株式会社」を設立。
Web運用の情報や考え方などを発信するブログ「ふにろぐ」を定期的に更新し、情報配信をしています。
また、Googleアナリティクス認定資格を取得しているので、アクセス解析を用いた分析などの手法でお客様のホームページの成功をサポートしています。
本社のある大阪府高槻市で「ふにすWeb相談所」を開設し、
地域の方々に気軽にWebのことを相談できる場所として、より多くのWeb運用の問題解決をするために活動しています。
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