YouTubeで動画配信のはじめ方マニュアル【操作方法・スクリーンショット付き】

Publish2021/02/16(火)

YouTubeで動画配信のはじめ方マニュアル【操作方法・スクリーンショット付き】

今回は、動画を活用したWeb運用を行う場合に必要になるであろうYouTubeでの動画配信をはじめる方法を紹介しようと思います。
ふにすでも2021年の1月から動画配信をはじめて、動画の更新にだいぶなれてきたので、ある程度効率のいい方法が紹介できるかと思います。

アカウントの作成

まずは、YouTubeをはじめるにあたってYouTubeのアカウントを持っておく必要があります。
YouTubeのアカウントはGoogleアカウントに紐付いているので、Googleアカウントを持っていれば作成はできます。
ただ、普段使用しているアカウントでチャンネルを作成すると個人のYouTubeの表示名が出たり、登録チャンネルが見れてしまったりするので、お仕事ではじめる場合はサブチャンネルのような形で、新規でチャンネルを作成して運用することをおすすめします。

まずは、下記アドレスにアクセスし、「チャンネルを作成」を選択し、あとは入力を続けていけばチャンネルを作成できます。
チャンネルを作成
https://www.youtube.com/channel_switcher

チャンネル作成後は、画面右上のアイコンをクリックし「アカウントを切り替える」から個人のチャンネルと仕事用のチャンネルを切り替えて作業を行います。
チャンネルを切り替え
チェックがついている方が有効なアカウントになります。
チェックがついている方が有効なアカウント

その後、動画を公開する場合は「YouTube Studio」にアクセスして編集を行うという流れです。
「YouTube Studio」にアクセスして編集

チャンネルの初期設定

動画を公開する前に、まずはチャンネルの初期設定を行いましょう。
初期設定をしなくても動画は公開できますが、初期設定をしておくことで後々の作業を効率化できますし、きちんとチャンネルで伝えたいことをユーザーにアピールすることができます。

チャンネルの初期設定

まずはYouTube Studioにアクセスし、画面左下にある「設定」を選択します。
設定を開くと「全般」が有効化されていますが、通貨の単位しか変更できないので、ここはスルーで大丈夫です。
タブを「チャンネル」に変更し、「基本情報」の「キーワード」を設定します。
このキーワードはYouTubeで検索される際などに使用されるので、設定しておくことで見てもらえる可能性が高まります。
ただ、たくさん設定すればいいというものでもないので、チャンネルの内容に合ったキーワードを複数設定しておきましょう。
「詳細設定」と「機能の利用資格」は特に設定変更する必要はないかと思いますが、子供向けのコンテンツの場合は設定しておきましょう。

画面左下にある「設定」

次に、「アップロード動画のデフォルト設定」のタブを選択します。
ここでは、動画公開時の初期設定を設定でき、タイトルや説明文、公開範囲やタグを設定できます。
タイトルに必ず付ける文字列がある場合や、説明文に定型文を利用したい場合などに設定しておくことで、毎回の作業を効率化できるので設定しておくことをおすすめします。
こちらの「詳細設定」は字幕に関する設定などなので、場合によっては設定しておくといいかと思います。

「権限」や「コミュニティ」はYouTubeのチャンネルを複数で管理する場合に設定する必要があります。
もし複数人で管理するのであれば、設定しておきましょう。

続いてチャンネル自体の見た目に関する設定を行います。
画面左にある「カスタマイズ」を選択します。

カスタマイズ

初期で開かれる「レイアウト」画面では、チャンネル紹介動画やおすすめ動画を設定できます。
僕はまだ作ってないのでチャンネル紹介動画を設定していませんが、はじめてみてくれる方向けにあったほうがいいと思います。

レイアウト

「ブランディング」画面では、「プロフィール写真」「バナー画像」「動画の透かし」を設定できます。
これらの要素はチャンネルの独自性をアピールする上で重要なので、設定することをおすすめします。

それぞれの画像のサイズについては、プロフィール写真が「98×98ピクセル以上、4MB以下のPNGまたはGIF(アニメーションなし)」になり、YouTubeコミュニティガイドラインを遵守した写真が使用できます。
YouTubeコミュニティガイドラインはチェックしておきましょう。

バナー画像は「2048×1152ピクセル以上、6MB以下の画像」になります。
作成時の注意点としては、実際に表示されるエリアがデバイスによってかなり違うので、確実に表示しておきたい内容は画面中央にまとめるようにするといいかと思います。
設定時にプレビューできますので、作成して調整することも可能です。

動画の透かしは「150×150ピクセルでPNG、GIF(アニメーションなし)、BMP、JPEG ファイル(1MB 以下)」を使用します。
動画の透かしは動画表示中に常時右下に表示されるようなイメージですので、場合によっては設定する必要はないかもしれません。

実際の動画公開手順

次に、動画を公開する実際の手順を紹介します。
以下の説明は僕の動画の場合なのですが、人によって利用するツールや手順は異なると思うので、1例としてお考えください。
僕の場合は、音声をiPhoneの標準で入っている「ボイスメモ」で録音し、AdobeのPremireを使用して書き出しています。

ボイスメモ
ボイスメモはこんな感じでシンプル

素材の準備と転送

まず、録音の工程ですが、実際にやってみてわかったのは普段一人でしゃべるのになれていないと(ひとりごとは結構いう方だけど、説明をしゃべる感じでは一人でやるのになれてないという意味で)、しゃべる際に雑念が浮かんで喋る言い回しが変わったりしておかしくなったり、噛んでしまうことが結構な頻度で発生しました。
そのため、まずはしゃべる原稿を用意し、原稿を読み上げるような形で録音するのが個人的にはよいと思っています。
また、普通にしゃべると声が暗くなるので、普段より1つテンションの段階の上がった感じの声で録音するようにし、しゃべる際には姿勢を正してしゃべるようにすると、何も考えずにしゃべるよりも数段マシな音声になりました。
そうして録音した音声を、PCに転送します。

ファイルの転送には、slackを使っています。
ファイルの転送には、slackを使用
録音した音声で「共有」を選択し、共有先でslackを選びます。

スマホから送る
僕の場合は、スマホのファイルは何でもかんでもとりあえず共有先に「#general」を選んで送ってますが、専用のチャンネルを用意してもいいかと思います。

Premiereでの編集、書き出し

Premiereでの編集

slackに送った音声をダウンロードし、Premiereに読み込み、キャプションやタイトル、注釈などをつけて動画を作成します。
編集作業は効率が良くなるように、使い回しができる素材を用意し、テキストを打ち替えるだけで動画ができるようにしているので、作成時間もあまりかかりません。

書き出し形式

書き出し時には形式は「H.264」、プリセットは「YuTube 1080PフルHD」にしています。

動画の公開

動画を書き出したあとは、YouTube上での公開作業に移ります。
画面右上の「動画をアップロード」を選択します。

動画をアップロード

アップロード画面が表示されるので、作成したファイルをアップロードします。

動画をアップロード

ファイルをアップロードすると、タイトルや説明など、公開後に表示される項目を設定する画面になります。
設定画面

動画がYouTubeで表示される際のサムネイルは、用意した画像か動画内の任意のタイミングのスクリーンショットになります。
クリック率をよくするためには、画像を用意したほうがいいので、「1280×720ピクセル」以下の同比率の画像を用意しましょう。

サムネイル

表示される内容の設定後は、「終了画面の設定」や「カードの追加」ができます。
続けて見てもらいたい動画を設定できるので、設定することで多くの動画を見てもらうきっかけにすることができます。

カード

最後は公開設定になります。
公開状態を選んだり、スケジュールを設定できたりします。
公開設定

実際にスケジュールを設定して公開してみましたが、次の日に予定があって公開できない場合などに利用すると便利です。
ここまでで、動画を公開するまでの一通りの流れは完了になります。
実際には、公開後により多くの人の目に触れてもらうためにSNSでシェアしたり、ブログで紹介したり、記事内に動画を埋め込んだりなどをする必要はあるかと思います。

用意するものリスト

YouTubeをはじめる際に、どのような感じでやるのかはイメージできたかと思います。
必要なものをリストアップしておきましたので、参考にしてください。

初期に用意するもの

・共通で説明文に記載する文章
・プロフィール写真が「98×98ピクセル以上、4MB以下のPNGまたはGIF(アニメーションなし)」
・バナー画像は「2048×1152ピクセル以上、6MB以下の画像」
・動画の透かし「150×150ピクセルでPNG、GIF(アニメーションなし)、BMP、JPEG ファイル(1MB 以下)」
・動画の作成環境
・動画に使用する素材の準備と環境

毎回用意するもの

・動画のタイトル
・動画の説明文
・アップロードする動画
・サムネイル画像「1280×720ピクセル」

公開後の日々の運用

動画公開後はYouTube Studioでアクセス状況を確認することができます。
作成した動画がどのように見られているのかを確認すると、モチベーションにつながることもあります。
(再生数が少ないと凹むこともあるので、注意が必要です)

YouTube Studioにはアプリ版もありますので、スマホに入れておくことで外出先でもアクセス状況を把握できます。
YouTube Studioアプリ版
僕の画面だとこんな感じで、はじめたばかりなので数がだいぶ少ないですが、それでも見てもらえていることがうれしくはあるので、ついつい何度も確認してしまいます。

あとがき

YouTubeでの動画公開はハードルが高いと思っている方も多いかと思いますが、はじめるだけであれば上記の工程のいくつかをすっとばしてもはじめることは可能です。
今回はPCを使用しての説明でしたが、スマホだけで完結させることも不可能ではありません。
スマホで動画を撮影し、動画自体の編集なしでも公開はできますので、PCを持ってない方でもはじめることはできるかと思います。
これまでは文章主体のインターネットでしたが、結構前から文章よりも動画がメインになってきている雰囲気を感じています。
今だからもう遅いとかではなく、今からでもはじめてみるほうがいいと思うので、もしはじめたいと思ったらぜひやってみてください。

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内容としては、Web運用にまつわる今さら聞けない基礎的な知識を中心に、短い時間で概略がつかめる3分ほどにまとめてお送りしています。
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記事の著者:ふにすでぐち

ふにすでぐち

1978年生まれ。企業のWeb活用をテーマに、Web運用を中心とした戦略的な企画立案、サポートやホームページ/Webサイトの構築などを行っています。
5年間のWeb制作会社勤務後、2年間のフリーランスで「フニス」として活動後に法人化し、2012年7月「ふにす株式会社」を設立。
Web運用の情報や考え方などを発信するブログ「ふにろぐ」を定期的に更新し、情報配信をしています。
また、Googleアナリティクス認定資格を取得しているので、アクセス解析を用いた分析などの手法でお客様のホームページの成功をサポートしています。
本社のある大阪府高槻市で「ふにすWeb相談所」を開設し、
地域の方々に気軽にWebのことを相談できる場所として、より多くのWeb運用の問題解決をするために活動しています。
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