レッスルマニアの対戦カードの件で色々考えた件

Publish2024/02/13(火)

レッスルマニアの対戦カードの件で色々考えた件

今回はレッスルマニア2024のメイン戦のマッチングについて色々考えたのでそのことを書きます。
なお、この考察はあくまで個人の見解で、WWE側の意図は明言されていません。
事実とそれまでの流れなどを考えるに「おそらくこういうことでないか」と思ったことを書いているだけなので、その点はあらかじめご了承ください。
ちなみに、以下で色々書いてますけど、この流れもふまえてめっちゃおもしれーなと思ってますし、レッスルマニアが楽しみで仕方ないという事実は何も変わっていません。

予想とは異なるメイン戦のマッチメイク

このブログを見ている人であればよくご存知かと思いますが、僕はかれこれ20年くらいはWWEを見続けており、WWE的なサプライズであったり予想外の展開なんかは結構多く見てきたので、多少のことでは驚いたりしないと思ってたんですけど、今回のメイン戦のマッチメイクについては正直かなりびっくりしています。
というのも、これまでの流れ(スマックダウンで急に出てきたロックの匂わせ、コーディがロック紹介してからのレインズとの無言対面)を考えるに、今年のレッスルマニアのメインはレインズとロックになると思ってたからです。
実際、先日お会いしたWWEの話がわかる人とのお話の時にも「今年のレッスルマニアはレインズロックですね!」とか言ってたくらいなので、個人的にはほぼ間違いのない路線だと思ってました。
ところが、最終的にどうなったかと言えば、2年連続のレインズとコーディの試合が決定。
確かにコーディはロイヤルランブルで2年連続優勝しているし、その権利もあるから当然と言えば当然の結果ではあるわけですが、じゃあこれまでの匂わせはなんやったんやとも思うんですよね。
これまでのWWEからすると、あの匂わせは確実に伏線になっている類のもののはずだったのに、そっちじゃないんかーいと結構びっくりしているわけです。

お客さんの意見を聞いてメインイベントのカード変更を決断したWWE首脳陣の判断

このマッチメイク変更には、おそらくこういう理由じゃないかと思える出来事が関係していると思っています。
その理由というのが「ロックは最低」チャントがRAWで行われ、SNSでも拡散しているという出来事です。
現在のWWEでは、SNSでの露出をものすごく重要視している傾向があり、以前ロックが急に出てきた時のPVとかを放送中に紹介するなど、SNSでの拡散状況をかなり気にしているという傾向が見て取れました。
そして、そのロック登場時のSNSの反響は概ね好意的で、この流れを考えるとロックレインズがメインでもいけるなと首脳陣が考えていても不思議はないと思います。
僕が思うには、昨年末までの感じであればレッスルマニアのメインはロックレインズで決まっていたと思っています。
その感じで行くと、レッスルマニアまでの間の準備期間ができるので、ロックのスケジュール調整だったり、レッスルマニアにあわせての体の仕上げの期間も十分にあります。
実際、久々に出てきたロックは明らかに体を作ってきていて(映画俳優という特性上常に体は作っていると思うけど、試合用に調整してきている感があるという意味で作ってきたと感じている)、ピープルズエルボーのキレも現役時代を彷彿させるものだったので、おそらくレッスルマニアのメインに向けて用意をしていたんじゃないかなと思うんです。
ところが、ロイヤルランブルでコーディが優勝したことで潮目が変わっていきます。
WWE首脳陣としては、2年連続のコーディレインズよりもロックレインズの方は集客力があるのではと思っていたから年末から匂わせしていたわけですが、蓋を開けてみるとコーディのストーリーを終わらせる流れの方をWWEユニバースは支援しており、どっちが見たいかと言われると2年連続のコーディレインズが見たいという意思が強かったわけです。
その意思をRAWでWWEユニバースが「ロックは最低」チャントで表現したわけです。
これプラス、SNSでのレッスルマニアのメイン戦に関する投稿などを加味した結果、WWE首脳陣は今年のメインは当初の予定から変更してコーディレインズで行くことにしたのではないかと推測しています。
ファンであるWWEユニバースが望むものに対して、当初の予定とは異なるものの、真摯に向き合って方向転換するという決断をしていると思うのですが、僕はこの決断がすごいことだと思うし、全面的に支持します。

過去の成功体験と現在の勢いのどちらを選択するのが正解なのか?

僕の推測上の話では、今年のレッスルマニアはロックレインズの予定だったはずで、それが事実だった場合にこの時期に急な路線変更はかなり大きな影響が出るはずです。
例年レッスルマニアは開催都市を2、3日はジャックするほどの規模感で行われる巨大なイベントなので、その準備期間とか広報戦略的なスケジュールとかを考えると、あと3ヶ月を切ったこの時期にメイン戦の変更はかなりリスキーな決断だと言えます。
また、過去のケースを考えるとレジェンドレスラー的な人がメイン戦をすると集客も安定するという例があるので、経営的な判断で言えばロックレインズは安定路線でもあったはずです。
コーディレインズは昨年も同じカードなので、目新しさで言えば確実になく、コーディがWWEでは久々に2年連続のランブル優勝をしたいうニュースはあってもかなり挑戦的で革新的なマッチメイクだと思います。
この2つを並べて考えると、安定をとるか革新を取るかという選択になるわけですが、WWEは革新を選んだということになるわけです。
僕はこういう安定よりもさらなる進化や次のステージに移る行動力とかに心が惹かれます。
今のWWEのマッチメイクの責任者はレスラー出身のHHHさんなので、その辺の判断がさすがだなと思うんですよね。
考えれば考えるほど痺れます。

と言った感じで、事実とは異なるかもしれませんが個人的な妄想として考えてみるに、今回の一連の流れは過去のWWEではなかった事例なので、非常に面白く、かつ先が楽しみな展開で非常にワクワクしています。
やっぱりWWEは最高におもしろいので心からおすすめ。
なお、WWEを日本で見るには2024年はabemaになるのですが、2/24にPLEのイリミネーションチェインバーが無料放送されます。
PLEの無料放送はかなりレアで、しかも今回はオーストラリア大会なので時差もなく20:00から観れるというすごく観やすい機会なので、今まで見たことない人は是非見てください。
この放送は日本語実況もついているので、WWEは英語だしなーと敬遠している人でも問題なく見れるのでかなりおすすめです。

記事の著者:ふにすでぐち

ふにすでぐち

1978年生まれ。企業のWeb活用をテーマに、Web運用を中心とした戦略的な企画立案、サポートやホームページ/Webサイトの構築などを行っています。
5年間のWeb制作会社勤務後、2年間のフリーランスで「フニス」として活動後に法人化し、2012年7月「ふにす株式会社」を設立。
Web運用の情報や考え方などを発信するブログ「ふにろぐ」を定期的に更新し、情報配信をしています。
また、Googleアナリティクス認定資格を取得しているので、アクセス解析を用いた分析などの手法でお客様のホームページの成功をサポートしています。
本社のある大阪府高槻市で「ふにすWeb相談所」を開設し、
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