ジェイ・ウーソとサミ・ゼインのストーリーがすごくいい
Publish2023/01/27(金)
今回は(今回も?)WWEをみていてすごく心を動かされたのでそのことを書こうかなと思います。
ちなみに、このブログって仕事で役立つ情報などを中心に書いているのですが、今回のお話は直接的にお仕事には関係ないですが、仕事をしていく上での人間関係とか信頼関係とはどうあるべきかということを考えるときにすごく役立つと思います。
風が吹けば桶屋が儲かるではないですけど、一見関係なさそうな事が実は関係しているというのはよくあることだと思うのです。
ジェイとサミ
少し話がそれたので本題に戻します。
今回僕がこれはいいなと思ったのは、ジェイが起こしたある行動です。
その前に軽く前後関係を説明しますと、ジェイはサミが属する事になったグループのブラッドラインのメンバーです。
ブラッドラインはロマン・レインズを中心としたグループで、主にレインズのためにあるグループなんですが、基本的には血縁関係にある人を中心に構成されています。
リーダーのレインズとその親戚のウーソズ(ジミーとジェイ)、このブログでも紹介したソロ・シコアが血縁関係にあり、血縁ではないのはブレインのポール・ヘイマンとサミ・ゼインの2人だけです。
ヘイマンはマネージャー的な側面が強いので例外ではありますが、レスラーとして参加している血縁以外のメンバーはサミだけです。
なぜサミがブラッドラインに入りたいのかは置いといて、主に血縁関係にあるメンバー内に部外者であるサミが入っているということがまず前提にあります。
その上での話ですが、最近の流れでレインズから「サミは本当にブラッドラインのメンバーで大丈夫か?」という疑惑の念をかけられています。
きっかけは年内最後の試合で負けたことですが、そこから何週かにわたってサミの言動が裏切りに思われても仕方ないような感じになっていて、今回その判定をするということで、ブラッドライン総出でサミの異端審問会が開かれました。
異端審問会はヘイマンの用意したVTRを見てレインズが判断するという内容で、ここ最近の怪しい言動をまとめられたVTRが用意されていました。
そしてそのVTRを見終わったレインズは、サミが黒だと判断をし、ソロにサモアンスパイクをするように指示したわけです。
と、ここでサミに救いの手を差し伸べたのがジェイでした。
ジェイはブラッドラインの中で、最後までサミの加入を反対していたメンバーで、かれこれ数カ月間険悪な関係でした。
しかし、年末の特番でのサミのブラッドラインとしての振る舞いを見てサミを認め、ブラッドラインへの加入を認めました。
そのジェイが、サミのピンチのタイミングで助けるというストーリーです。
しかもジェイは、ヘイマンの用意した疑惑のVTRと真逆のサミがいかにブラッドラインに貢献してきたのかという事がわかるVTRまで用意して、それを見てレインズに判断してもらおうという用意までしています。
そのVTRを見たレインズは、いったん今日のところはシロだということに判定を変えました。
その結果に喜びハグをするサミとジェイを見て、これはいいものが見れているなと感動しました。
信頼関係とは?
このストーリーを見ていて感じたのは、これまで一番不信感を持ってサミと接していたはずのジェイが、サミの一番の理解者になっているという点です。
僕は常日頃から信頼感を得るということはいろいろな行動の積み重ねの結果からできていくものだと考えているので、今回のストーリーにはすごく心が動きました。
しかも、当初は信頼と一番遠いところにいた人と、長い時間をかけて理解が進んでいき、これまでの不信感の反動ということだったかもしれないにせよ、だれよりも信頼できる相手になっているという点が最高です。
僕の場合、最初に疑われて試されるということが今のところ幸運にも経験がないですが、そういうケースに出くわしたときにはサミとジェイのことを思い出して真摯に対応しようと思います。