ブログの種類と、種類別の向いている運営方法
Publish2011/01/18(火)
今回はブログの種類の紹介と、それぞれのメリットやデメリットを考えて、使用するタイミングに合わせて用途にあったブログを使ってみてはどうかという一連の流れを書きます。
「ブログを作ってみたいけどどういう形でするのがいいんだろう?」という人向けの内容になります。
好きな形で始めればいいとは思いますが、それぞれの特徴を把握していいたほうが後で後悔する可能性が減ってきますし、ブログとしての成果も出やすくなります。
ブログの種類について
始めるにあたっては、まずブログにはどういった種類にものがあるのかという事を把握しておく必要があります。
他にももう少し違った形がありますが、全く初めて始める上で考えると、以下の形態を知っておくだけである程度は大丈夫です。
- 独自ドメイン+ディレクトリ型
- サブドメイン型
- ブログ専用ドメイン型
- 外部ブログ利用型
代表的なところでこの4つが考えられます。
ではそれぞれの項目について詳しく考えてみましょう。
独自ドメイン+ディレクトリ型
自身のドメイン内に「http://○○○○.net/blog/」のような形でブログをドメイン下コンテンツとして格納するパターンの運用方法です。
基本的にはサイトで使用しているWebサーバー内に、ブログシステムをインストールして運用する形になるかと思います。
インストール型のブログシステムというのは、例えばWordPressが有名です。
このブログも、独自ドメイン+ディレクトリ型になりますし、WordPressを使用して更新を行っています。
メリット
サイト内にブログを格納するので「サイト内のコンテンツ」として検索エンジンから認識されます。
ブログの内容をサイトのコンテンツに合わせる事で、ブログの記事とサイトのコンテンツの関連性が高くなりますので、相乗効果としてサイト内のコンテンツ評価の向上が望めます。
記事を通してブログを見てもらい、関連情報としてサイトを見てもらえやすくもなりますので、ターゲットユーザーへの認知力アップやSEO面でのサイトの強化にも繋がる事も多いです。
デメリット
サイトの記事と関連性が高い場合は相乗効果が望めますが、そうでない場合は特にメリットにならない場合もあります。
また、公開した記事に不適切な内容があった場合などは、メインのサイトだけではなく事業としての評価を損ねる場合もあり、公開する記事の内容には細心の注意を払う必要があります。
サブドメイン型
自身のドメインに、サブドメインを設定してそこにブログを作成する場合です。
サブドメインというのは、「http://blog.○○○○.net/」のように、ドメインの先頭に別の文字列を付加している形態になります。
メリット
サブドメインは、基本的にトップドメインとは違うサイトであると検索エンジンからから認識されます。
その為、それぞれ違う目的のプロモーションを行う際はサブドメインを使用するというのが有効な手段です。
例えば、サイトではブランディングを目的として運用し、サブドメインのブログでは求人やセールスプロモーションに特化したブログを運用するなどという場合は、目的となる成果が異なるため、それぞれが単独で動いた方が効率的な場合もあります。
また、公開する期間が決まっているサイトなどであれば、サイトの公開が終了する時の作業なども簡単になりますし、本体のサイトへの影響もあまりありません。
デメリット
サブドメイン型のデメリットは、メインサイトと別サイトという位置付けになるので、公開当初の時点で特に何もメインサイトから恩恵を受ける事がありません。
そのため、集客を行うためのコストや労力、場合によっては広告単価なども高い状態でスタートする事になります。
ブログ専用ドメイン型
ブログを新規ドメインを取得して作成する場合です。
メインサイトとは異なるドメインで、ブログを作成して公開します。
メリット
メリットとしてはサブドメインの場合とほぼ同じですが、大きく違うのは別ドメインという事になります。
ドメインが異なるので、全く違う事業を行っている場合などには関連性を持たせる必要もなく、サービスをメインとしたプロモーションを行う際などによく用いられます。
また、以下で紹介する外部ブログの有料版などはこちらに該当する場合にもなり、メインサイトとは別の管理形態になるので、サーバー負荷の心配をこちらでする必要がなく、安心して運用し続ける事ができます。
また、その場合はポータルサイトからの集客・アクセスアップも可能というメリットが期待できるのは大きなポイントです。
デメリット
サブドメイン時の時と同様にスタート時のコストは気がかりなポイントです。
また、ドメインを別で所得していますので独自ドメインの運用コストが必要です。
また、専用のサーバーやASPを利用している場合は、そこからさらにそれらの運用コストが必要になります。
外部ブログ利用型
外部アメーバブログやLivedoorブログなどのブログサービスを利用して運用するパターンです。
メリット
なんといっても大きいのはほとんどのASPが無料で運用できる事です。
また、アメーバのペタやLivedoorブログのランキングなどブログポータルとしてアクセス流入のポイントがあるので、開始当初からでも比較的簡単にアクセスを集める事もできるのが魅力です。
ブログ運用の際も、これまでの運用ノウハウが蓄積されたサービスの場合が多いので、サーバーダウン等のトラブルが起こる事はほぼありませんし、仮にあったとしても自身のサイトへの悪影響は全くないので安心です。
無料なので気軽に導入できるという簡易さはかなりのポイントですね。
デメリット
無料での運用の場合はブログ内に広告が入ってきます。
この広告がサイトのイメージにふさわしくないものの場合もあるので、注意が必要です。
また、コンテンツを自身で管理でききれていない状態なので、例えばブログサービスが急にサービス終了してしまうと手元に何も残らなくなる場合もあります。
ブログ移転の際にも、独自仕様のブログシステムが多いので移転をする際にけっこう大変なのも考えておかないといけません。
まとめ
主要なもののメリットデメリットを並べましたが、これが正解という事ではありません。
あくまで、これまでの経験上こういう傾向が強いという事を紹介しただけなので、実際に運用される際は上記を目安程度に考えてもらった方がいいと思います。
実際に運用される際は、そのブログを「始める目的と目標」が大切です。
何も考えずただ漠然とやってみようとしてうまくいく訳がありません。
大切なのは「独自性のある内容で定期的かつ長期間にわたって更新」するという地道な事です。
プロモーション手法としてのブログは、他に色々あるWebのプロモーションの中ではかなり地道な作業を必要とするものです。
開始するのはそんなに難しくないですが、成功させるのはかなり難しいです。
その反面成功した場合はとてもいい反響が帰ってくるものですし、なによりファンを増やす事に繋がるプロモーションなのでしたいというかたは是非がんばってやってみてください。