【書評】「社長のための黒字の教科書」
Publish2014/02/21(金)
昨日も書評でしたが、今日も書評です。
最近本を読んでいる出口ですよろしくお願いします。
さて、今日紹介する書籍は財務、キャッシュフローの専門家の森岡さん執筆の書籍「社長のための黒字の教科書」です。
前回の「マンガで入門!会社の数字が面白いほど分かる本」から引き続き発行された2冊目の書籍です。
前回の書籍はマンガで説明があって非常に分かりやすかったんですが、今回は全て文字です。当然ですが。
でもさすがに説明がうまい森岡さんの文章だけあって非常に分かりやすく読む事が出来ました。
内容自体は数字の話なのですごく説明が難しくなりがちだとは思うのですが、例えなども分かりやすくて非常に読みやすかったです。
本を読んで僕なりに思った事を書いてみようと思います。
- やっぱり数字は大事。キャッシュフローへの意識を強く持っていこう
- 赤字は経営者の責任
- 事業の仕分けも今後は考えないと
やっぱり数字は大事。キャッシュフローへの意識を強く持っていこう
まず僕の場合は、社長という肩書きはあるものの従業員も妻だけなので、気分的にはほぼフリーランスと変わらないんです。
ですが、それでも会社ではあるので、数字をきちんと管理する必要はあると思うんです。
従業員がいないのでその辺の意識がどうしても希薄になって、妻に任せっきりになっている部分もあるので、今後は数字の面もしっかり把握する必要があるなと再認識しました。
具体的な部分にまで落とし込めるレベルでもないので、まずはこの書籍を何度か目を通して自分に足りないものは何なのか、何をするべきなのかを考え直そうと思います。
どうしても意識は実務によりがちというか、1点を見るとそっちにばっかり意識がいくのは僕の悪いところです。
お客さんを成功させるためにも、まずは自分の襟を正して会社をしっかりとさせる事を意識したいと思います。
赤字は経営者の責任
先日の記事でも書いたのですが、この書籍にあった以下の記述が僕には深く刺さりました。
経営者が自己責任を前提としたうえで、自分で考え抜く力を持たない限り、企業としての成長はない
社長のための黒字の教科書 P135より引用
これはやはりすごく気になっていて、自分のゆるさが自分だけですんでいればいいのですが、そういう事でもないわけでやはりそこにはきちんと目を背けずに向かう必要があるなと思うわけです。
まずは自分がしっかりしないといけないですし、外から見られても恥ずかしくないようにしないといけないかなと思います。
事業の仕分けも今後は考えないと
書籍の途中で損切りの話がでていたのですが、仕事でやっている以上は結果を残せない事業はどこかのタイミングで切る必要があるわけなんですよね。
これまでそこの部分にはあまり目を向けていなかったというか、背けていた部分もあって今やっている事のそれぞれの収益性とかも見つめ直さないといけないなと思っています。
この書籍を読まなければその考えにはいたらなかったので、そういう点ですごくドキッとさせられました。
まずは現状の見直しと力を入れる事業を再確認し、集中と選択で強みを伸ばしていけるようにがんばろうと思います。
さいごに
全体を通して感じたのは、かなりストイックに財務に取り組む事が大切で、その為には自分自身の考え方をしっかりさせておく必要があるなという部分です。
軸をしっかり持って対応する事が必要だなと思うのです。
また、最後の事例紹介では知っている会社の事例だったので非常に分かりやすかったのと、この話は何度か聞いているのですがやはり何回聞いても面白いなと再確認しました。
あと、著者の森岡さんがダイヤモンドオンラインでも連載をされています。
こちらも非常に勉強になるので、まずはこちらの連載をみてから書籍を購入されるとよいかなと思います。
「社長のための黒字の教科書 小さな会社の財務改善70のテクニック」