【書評】レスポンシブEメールデザイン マルチデバイス時代の魅せるメルマガの作り方
Publish2015/02/10(火)
先日ようやくこもりさんの著書「レスポンシブEメールデザイン マルチデバイス時代の魅せるメルマガの作り方」を読みました。
非常に面白くて興味深かったので読書感想文を書きます。
制作方法が懐かしすぎた
本を読んで一番感じたのが「なんかすごく懐かしい!」という感覚でした。
というのも、メインとして紹介している手法が「テーブルを使ってレイアウトする」という形だったためです。
最近の制作でテーブルレイアウトを使うことはありませんが、何年か前まではテーブルレイアウトしてましたので、ヘッダーとコンテンツとフッターをそれぞれ別のテーブルで作るっていう部分がすんなりと理解できました。
年の功というかなんというかですね。
最近サイト制作はじめた人にはテーブルレイアウトって未知の領域なのかもしれないですが、僕のようにその時代からサイト制作に関わっている人からすると非常に懐かしくなる感じだと思います。
ただ、そこからCSSをインラインにいれたりとか、メディアクエリも使うという部分とかもあるので、最近始めた人でも付属しているテンプレートで基礎さえ学べばすぐに使えるんじゃないかなと思いました。
サンプルを見ながら体感できると分かりやすい
上でも書きましたが、この書籍はサンプルをダウンロード出来る形です。
ダウンロードしたサンプルを見つつ、本の内容と照らし合わせて読み進めることが出来て非常に分かりやすいです。
また、サンプルのコードが非常にきれいなので、「ここがこうなっている」という概念とか仕組みとかが分かりやすくていいなと思っています。
効果測定に言及してある点がすごくいい
最後の章で書いてあったんですが、効果測定についての言及があり、Googleアナリティクスを使ってのクリック率や開封率の調査、A/Bテストにまでふれてあるところが素敵でした。
メルマガを送って送りっぱなしにするのではなく、その効果を確認して次ぎに活かす事は非常に重要だと思っているので、きちんとその事も書いてあるというのが素晴らしいですね。
まとめ
全体的にこれからHTMLメールを作る人向けの入門編な感じの内容でした。
コードの量が書籍に占める割合も比較的高くはありますが、それでも非常に読みやすいと思うので初心者にぴったりかなと思います。
僕の場合はHTMLメールを送るという事自体を一切してこなかったので全く初見の世界でしたが、何となく感覚はつかめたかと思います。
実際にやってみたらまた必要な事とかは気付く事はあるかと思いますが、「まずやってみる」という部分には最適かなと思います。