山善(YAMAZEN) 食器乾燥器 YD-180(LH)から考える目的と手段についての考察
Publish2014/12/01(月)
今日は僕の中で今更結構盛り上がってる「山善(YAMAZEN) 食器乾燥器 YD-180(LH)」の事を書いてみます。
この商品は、非常に面白い売れ方をしている商品なので、色々と問題解決のヒントがあると思っています。
山善(YAMAZEN) 食器乾燥器 YD-180(LH)とは?
まず「山善(YAMAZEN) 食器乾燥器 YD-180(LH)」がなんなのかを書いておく必要がありますので、説明しますと、その名のとおり「食器乾燥器」です。
洗った食器を乾かすための器具ですね。
では、なぜこの「食器乾燥器」が面白いのか。
それは、上記のamazonのレビューを見ると分かります。
そうなんです。この食器乾燥機は、食器乾燥機としてではなく、「プラモデルの塗装を乾燥させるための器具」として、非常に優秀な機能を備えているんです。
この食器乾燥機は「自然対流式」と呼ばれる方式なので、通常の乾燥機と異なり乾燥に「風」と「熱」を使用しません。
そのため、急いで乾かす際にプラスチックが変形したり変色したりすることを防いでくれるんです。
また、蓋も付いているのでホコリやゴミが乾燥中のプラモデルに付着するということがありません。
塗装後のプラモデルを確実に高速で乾かしてくれるということで、プラモデル愛好家から絶大な信頼を得ているんです。
目的を達成するための手段は、本来想定していない手段を用いてもいいのではないか
メーカーが意図したものではないとしても、本来想定していない形で売れているこの商品。
この構図を考えると、本来の目的を達成させるための手段として、通常用途とは異なるプロセスを踏むということはありだと思いませんか。
プラモデルの場合だと、ドライヤーや扇風機、うちわや素で置いておくなどの手段で「乾燥させる」という目的を達成するのが一般的ですが、どれにもデメリットがあります。
それらを解消しているこの食器乾燥機が売れているというのは、ある意味納得出来る結果だと思うんです。
本来は食器乾燥機として世に出た商品ですが、結果として多くのプラモデル制作者を助ける商品として活躍してる訳ですし。
そう考えると、いつもと少し視点を変えて、問題を解決する、目的を達成するために何が一番いいのかということは再度考えなおしてみると面白いかと思います。
手段にこだわるのではなく、結果にこだわって考えてみるとそのヒントはあるのではないでしょうか。