日本に住んでいるほとんどの人はインターネットがどんなものかよくわかっていないと考えておいたほうがいいんじゃないかなと思う話
Publish2014/09/02(火)
この話は一部の人は耳にたこができるくらい聞いている話かと思うんですけど、なんかまだあんまり知られてないような気がするのでちょっと書いてみようかなと思います。
ただし、これはあくまで現時点の話なので、これがこの先どうなるかは分かりませんし、もしかしたら全く違った方向に進むのかもしれませんので、おっさんの与太話程度のゆるさでお願いします。
ネットユーザーはマイノリティな存在
いきなり本題なんですけど、世間でインターネットを結構使っている人ってどのくらいいるんでしょうか。
電車に乗っていると結構な数の人がスマートフォンを開いてなにやら見ている様子をよく見かけます。
以下の総務省の公開しているインターネット利用状況を確認すると利用者は10,044万人、人口普及率は82.8%となっており、なんだかとても普及しているように見えます。
平成26年度版インターネットの利用状況|総務省
こういうデータを見てもなお、「実際そんな事ないんじゃないか?」と思うことがありませんか?
僕は仕事柄いろいろな人とネットの事についてお話しする機会がありますが、1/4くらいの人は結構知らないことが多いなと感じています。
僕と話をするということは、基本的にはインターネットに接することが多い人になるはずなんですが、それでもそんな感じなんですよね。
さらに、仕事を離れて幼稚園や小学校のイベントとかに参加して感じるのは、「世の中の人はもっと知らない」という事。
スマートフォンは持っていても、やっているのはLINEとゲームだけという人もかなり多いです。
そういう状況を考えると、ネットにどっぷり浸かっている僕のような人たちはやはりまだ少数派なんじゃないかなと思うのです。
インターネットってよくわからんという人が大多数な現実
そして、あまりネットを使っていない人たちと話をしていると、「ネットって難しい」とか「なんかよくわからんけど便利なんやろ?」とか、そういう類の話になります。
仕組みとかはよくわかってないけど、まあ便利だから使ってみている。
でも、あまりよく分からないから使えるものだけを使っているというような感じでしょうか。
例としては、使っている人なら分かるであろう「メニュー」という言葉や、「クリック」「ドラッグ」のような基本的な言語さえも分かっていない人も意外とたくさんいます。
ネット自体がインフラとして普及をしていても、それを活用できている人はごく一部だと思います。
やはりまだ「インターネット」は多くの人の生活の一部に溶け込んでいないように思うんですよね。
もっと世の中にインターネットを。
というようなことを考えていると思うのですが、インターネットはやっぱり便利なんですよね。
時間と距離を越える事ができるというのは、僕個人としては人間の進化するスピードを確実に加速させていると思っています。
世界がもっと便利になれば、普段の生活はもっと豊かなものになると思いますし、そのためにももっとこの便利なインターネットが普及してくれないと困るんです。
ということで、長々と与太話をしましたが、要はインフラだけの普及では一般に浸透しないということなので、もっと便利な世の中になるために、自分が作っていくものが人にとって便利なものになっていくことで、より多くの人の生活にインターネットが欠かせなくなるような末端の草の根活動を今後もコツコツとやっていこうと思うのです。