WWE日本公演に向けてのプロモーションが非常におもしろい
Publish2024/06/19(水)
今回は、ちょっと仕事にも通じる部分もあるなと思ったWWEが行なっているプロモーションについて書こうと思います。
このブログを見ている人であればご存知のように、僕はWWEがとても好きなのですが、そのWWEがかなり久々に日本公演を行うことになりました。
7/25に大阪、7/26・27に東京の計3日程で行われることになりました。
僕は大阪会場のチケットが取れたので、今から非常に楽しみです。
なお、この記事では主に僕の主観に基づいて書いてますので、実際にはそうじゃないという可能性も多分に含まれています。
あくまでWWEの1ファンが考えるストーリーだと思ってみてください。
そんなWWEですが、日本での人気はAbemaで日本語放送が始まって以前より視聴環境が良くなったので見ている人は確実に増えたかと思いますが、とはいえまだまだマイナーな存在ではあるので、プロモーションをちゃんとしないとチケットが余ったりする可能性があります。
WWEの運営側もそれは理解しているはずなので、何かしらのプロモーションは行われるんだろうなと思っていましたが、先日から立て続けに2つのニュースが発表されました。
最初に発表されたのは、前女子王者のイヨスカイとマリーゴールドの林下さんの試合が決定したというもの。
🔹WWEスーパースター、イヨ・スカイ両国に参戦決定!
MARIGOLD SUMMER DESTINY2024
7月13日(土)両国国技館 2:30PM〈決定カード〉
◆Queen of Queen
林下詩美 vs イヨ・スカイ(WWE) pic.twitter.com/s5ZkTDR5UI— Marigold マリーゴールド (@DSF_Marigold) June 11, 2024
次に発表されたのが、AJスタイルズとノアの丸藤さんとの試合が決定したというニュースです。
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📢【WWEスーパースター・AJスタイルズ】が丸藤正道に宣戦布告‼‼‼
7.13日本武道館で" シングルマッチ "決定‼‼‼
\AJスタイルズ
「WWEの”フェノメナール”AJスタイルズだ。7月13日、NOAHの日本武道館大会で日本のレジェンド 丸藤と戦う。7月13日、最高な試合にしよう」#noah_ghc #WWE @wwe pic.twitter.com/sXmpjaML3C— プロレスリング・ノア |PRO WRESTLING NOAH (@noah_ghc) June 16, 2024
マリーゴールドとノアという選択肢がおもしろい
このニュースを見て最初に思ったのは、「そこかー!」ということ。
日本でのプロモーションに、ポップアップイベントとかではなく、他団体とのマッチメイクを選択したというのも面白いですし、その相手にマリーゴルドとノアが選ばれたというのが面白いです。
まず、日本で他団体とのマッチメイクをする場合、どこの誰との試合になるのかを選ぶわけですが、誰の前にどこのの部分が重要だと思うんです。
日本で言えば、男子では新日本やノア、DDTやドラゴンゲート、女子ではスターダムやマリーゴールド、東京女子など多くの団体があるので、その中でどこを選ぶのかというのは非常に興味深いポイントなんですよね。
そして、それをふまえて考えるとなぜマリーゴルドとノアなのかなと思うわけですが、おそらくこういうことじゃないのかなと思っています。
まず、WWE自体で考えると、日本のことはいったん置いといてアメリカでは競合となる団体にAEWがあります。
競合といってもWWEの方が規模は大きいので、以前のWCWとの関係性とは大きく違いますが、それでも一定の距離を持って接している感じはしています。
AEWは新日本とスターダムとの業務提携をしているので、WWEの日本公演の際に連携する団体となると選択肢から外れそうかなと思うわけです。
集客力などを考えれば新日本とスターダムは最有力候補だと思うんですけど、関連団体との関係性の都合で選ばれなかった可能性があります。
また、WWEの日本での放映権は2024年現在ではAbemaが持っているのですが、Abemaと提携しているDDTという選択肢もあったと思うんですけど、DDTではなくノアを選んだというのも興味深いです。
以前、WWEのPLEでのリングサイドにマリーゴールドのロッシーさんとジュリアさんが来ていて、現地で紹介されていたことを考えると女子の方はマリーゴールドは最初から結構有力な線ではあったのですが、今WWEで活躍している女子はスターダムからきている人が多いので、スターダムもあるかなと思っていましたが、そうでもなかったとかも面白いポイントではあります。
もちろん行われる試合についても、非常に興味深いマッチメイクだと思います。
日本で活躍していたAJスタイルズですが、活躍していたのは新日本で、ノアの丸藤さんとの接点はなかったかと思いますが、このカードは見てみたいとプロレスファンであれば誰でも思いますし、イヨスカイの日本での活躍はスターダムだったのですが、スターダムから分離した形になっているマリーゴールドでイヨスカイを見てプロレスを始めたと公言している林下さんとのマッチメイクもグッとくるものがあります。
などなど、色々考えるとこういうパターンもあったのでは?とか思考が止まらなくなるのでこの辺で止めておきますが、こういうことを考えると楽しくて仕方ないですね。