チームメンバーの特性を測るときにハンターハンターの水見式のような特性診断があるといいのになと思った話。

Publish2015/11/26(木)

昨日書いた「ロマサガ2の陣形をWeb戦略になぞらえて考えると面白い。」という記事が意外と評判よかったので(誰得かと思いきや一部に受ける内容だったのかとびっくり)、それを書くときに考えていたもう一つのネタも書いてみようと思います。
前回は戦略と陣形の話だったわけですが、今回はその前段階のチームビルディング編ともいうべき内容かと思います。

ハンターハンターの水見式のような特性診断ができると便利だと思うんですよねって話

まずこの話を考える前に、例えばあるプロジェクトがあるときに「誰をメンバーとして迎え入れるとうまくいくんだろう」と考えるかと思います。
そのときに多くの人は過去の経験や個人的感情から「あの人がよさそう」と思って決めたりすると思うんです。
でも、そこには落とし穴があって、実際にやってみたら「なんか思ってたのと違う」という感じになったり、そもそも知らない人たちでチームを組まないといけない場合とかだと判断の基準すらないような感じになります。
これってすごく困ると思うんです。
チームはもちろん参加している個人レベルでも自分の得意分野で活躍できないわけですから。
ということを考えていて、「あ、ハンターハンターの水見式みたいな特性診断があったらこの問題一発解決やん!」と思いついた感じです。
ここまでが前提。

水見式とは?

さて、水見式のことを知らない人向けに簡単に説明しますと、「ハンターハンター」という作品があるんですが、この作品中で登場する念能力には6つの系統があり、それぞれに得意不得意があるわけです。
ポケモンでいうところのタイプ相性みたいなものです。
水の入ったコップに触れて念能力を発動することで、その念能力の系統がどういうものか判断できるという優れた特性診断が水見式です。
実際の生活には念能力とか使えないので、まあ無理な話ではありますが性格診断系のテストとかでも見たような効果はあると思うので、チームを作るときにどんなタイプの人材が必要なのかを判断するときの一つの方法として使えると思います。

具体的な6系統の特徴と活躍できるフィールドについて

では、それぞれのタイプから、どういうときに活躍できる人材なのかを考えてみましょう。

強化系

強化系
まずは強化系。ハンターハンターの主人公ゴンがこのタイプでしたが、特徴としてはまっすぐで一途なところがあるタイプです。
能力自体も自分自身のステータスアップという感じの能力なので、チームとしての突破力が必要な時に活躍できるタイプの人材かと思います。
他にこの系統のタイプの人というと、作品は違いますがうずまきナルトとかがこのタイプだと思います。
「俺の忍道はまげねーってばよ」といった感じですね。
愚直でまっすぐなので信用の置ける人物でもあるわけですが、簡単に人に騙されたりする危険性をはらんでいるので、チームメンバー全員がこのタイプだと色々と崩壊します。
チームには一人で十分ではないかなと個人的に思いますね。

変化系

変化系
次は変化系。ゴンの友達のキルアや奇術師ヒソカなどが変化系です。
特徴なのは器用さと繊細さを持っているという点で、強化系の補助としての相性がいいです。
ただし、変化系は性格的に少し歪んでいる人が多い気がする(あくまでも個人の感想)ので、チーム内のトラブルメーカーになる危険性があります。
ないと思いますが、チームメンバー全員がこのタイプだと全くまとまりがないですね。
この系統の人もチームには一人いれば十分でしょう。

放出系

放出系
念能力の世界では念を飛ばして操る遠隔攻撃系の能力だったのが放出系です。
代表的なのがドッチボールをしていたレイザーとか。
後方支援が得意かで、一歩離れたところから客観的にチームを見ることができる特性でもあるので、チームのコアになる系統の人材です。
ハンターハンターでは心の音を聞くことができるセンリツのおかげでクラピカは何度か助けられている描写もありましたし、チームメンバーとしては一人履いてほしい人材ですね。
でも、突破力はないのでチームメンバー全員が放出系で固まっていると何もできないチームにもなるので注意が必要です。

操作系

操作系
人形や人間を操ることができる能力が操作系の能力です。
ハンターハンターではこれまたバレーボールの時に活躍したゴレイヌとかがこの系統です。
操作系は完全に裏方的なポジションが好きな感じなので、自分が直接手を下さず誰かにそれをさせるという点で非常にマネジメント力があると言ってもいいような能力だと思います。
マネージャー的な立ち位置にいる人には是非このタイプで場の空気を操作してほしいですね。
ただし、操作系同士が同じチームにいるとかなりぎくしゃくした感じになることが目に見えています。
あくまでもチームに一人裏方的ポジションでメンバーを操る存在として活躍してほしいところです。

具現化系

具現化系
具現化系はクラピカに代表されるように念能力自体を現実の物体として具現化することからその能力がついています。
これはチームにおけるクリエイターの役割です。
実際の仕事などでは、この具現化系が多ければ多いほど多種多様なサービスを作り出すことができるわけですし。
人材の特徴としてはイマジネーションが多めなので、自分の世界に入りやすくなるなどの弊害はありますが、実動部隊として活躍できる人材です。
もちろんリーダーという存在があればさらに活躍することは期待できます。

特質系

特質系
特質系は上記のどれにも分類できない「それ以外の能力」。
ハンターハンターでは緋の目の時のクラピカとかネフェルピトーとかのある種の天才だけが習得できる感じの能力だった感じ。
現実の人材として考えると「この人ってどういうところに適役なんだろう」という概念自体が規格外な特別な人になるかとおもいます。
ごくたまに「この人には何があっても勝てる気がしない」と思える天才肌の人がいますよね。
そういう人たちがこの系統の人材です。
この系統は規格外なのでうまくあてはめて考えることが難しいかわりに、それをさせたら超一流という側面も持っているので、特質系の人材がいるチームは特質系の人の能力に合わせて周りがサポートして行くなどしたほうが成功する確率が高い場合も考えられます。
この人材は本当に稀なので、探すのがすごく大変な人材です。

まとめ

だーっと書いてみましたが、世の中の人もけっこう水見式でタイプ分類することができそうですね。
僕とかは多分放出系っぽいです。
この分類で自分がどの系統の人材かを把握しておくと、チームに必要な人材ってあとはどの系統の人かなということがわかりやすくなるかと思います。
ハンターハンター見てないとなんのことやらという内容かと思いますが、チームの人材を集める時にどんなタイプが不足していて必要なのかを考える時の一つの考え方として活用してください。

記事の著者:ふにすでぐち

ふにすでぐち

1978年生まれ。企業のWeb活用をテーマに、Web運用を中心とした戦略的な企画立案、サポートやホームページ/Webサイトの構築などを行っています。
5年間のWeb制作会社勤務後、2年間のフリーランスで「フニス」として活動後に法人化し、2012年7月「ふにす株式会社」を設立。
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また、Googleアナリティクス認定資格を取得しているので、アクセス解析を用いた分析などの手法でお客様のホームページの成功をサポートしています。
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