チケット予約システムについて思うこと
Publish2022/05/20(金)
今回はちょっとこれどうにかならんのかなと思ったチケットの予約システムについて書こうと思います。
というのも、先週の土曜に妻と長男からキリンチャレンジカップ2022の日本代表vsブラジル代表戦のチケットを取ってくれと頼まれて、チケと争奪戦に参加したわけですが、これがかなり精神的にまいる内容でした。
今回の試合ではネイマールが出るということで、チケットの競争倍率も上がっているようでして、その影響もあったかと思うのですが、そもそもこれってどうなん?と思うところがかなりありました。
チケット販売サイトにつながらない
まず、今回のチケット販売はチケットJFAというサイトとチケットぴあのサイトから、土曜のAM10時から販売されるというものでした。
やる前からわかってはいましたが、10時になる前からチケットJFAのサイトが表示されません…。
サイトが表示されないので、当然予約販売のページに到達することもできないわけです。
そして、このサイトの問題点は予約ページのURLにつながらずにエラーになった場合、リロードしても予約ページのURLにアクセスできるわけではないので、毎回予約のURLをコピペするなどしてアクセスする必要があります。
もうこの時点でかなりのストレスがかかります。
アクセスが増えるであろう10時の段階でサーバーサイドで対策するとか、何かしらの対応策はできなかったんだろうかと疑問が残ります。
10時の時点でアクセスが集中するのはわかりきっているのに、対策をしていない(仮に対策していたとしても何の効果もなければしていないのと同じ)のはいただけないなと思いました。
僕も企業サイトの運用を行う側の立場なので、色々と理由があるんだろうなと思う部分もありますが、1ユーザーの視点からすると、ずっとサイトにアクセスできない状況が続き、URLをコピペし続ける作業は苦痛でしかありません。
予約しようとするとエラーになりつながらない
もう一つのチケットぴあの方はどうかというと、チケット選択画面までは比較的スムーズにアクセスすることができます。
この辺はさすがに長年チケット販売をしている老舗ともいえる部分で、とてもよいと思うのですが問題はこれからで、チケット選択後の画面からアクセス集中のためページが表示できないというエラーが頻発します。
また、仮にそのエラーの超えて次のフローに進んでも、今度はユーザーの認証があります。
これはログインしていても再度認証が必要となる感じなので、事前にログインしておけば防げるというものではありません。
また、ここでも認証時のエラーが発生するので、アクセス集中時には何度かこの関門を突破する必要があるという難易度の高さです。
JFAの方とは異なり、チケット選択までうまく進んでいるだけに、エラー出た時のがっかり感ははんぱなく、余計にストレスがたまる感じでした。
これってシステム自体に問題があるのではないかなと思うのですが、システム自体の刷新が必要なレベルのような感じがしているので、対応も難しいのではないかなと推測されます。
そもそもの話、先着順ではなく抽選にすればいいのでは?
この2つの例からもわかるように、問題の根本的な原因は10時からの一定時間内でのアクセス集中によるものかと思います。
なので、現状の先着順にするのではなく、抽選にしてアクセス集中の時間を分散させればユーザー側としては長時間画面の前に張り付いてストレスのかかる状況を続けなくていいように思うのですが、難しいんでしょうか。
確かに抽選に変更する場合は、変更によってシステムの刷新が必要になり、それにかかるコストを考えると対応が難しいと言うのはわかるのですが、それにしても今のこの状況は利用するユーザーからすると苦痛でしかありません。
チケットが取れた人は余計うれしいんだろうと思いますが、取れなかった人の場合、一定時間かけて取れるようにがんばったのに何の見返りもないというのが精神的にこたえます。
参加して感じるストレスの大きさと疲労感
実際にチケット争奪戦をやって感じたのは、「とりあえず表示されてほしい」「このエラーどうにかしてほしい」という2点だけです。
そして普段とは違う種類のストレスがこの作業中にずっとかかり続けていることも忘れてはいけません。
JFAとぴあに対してはそれまで特になんとも感じていませんでしたが、現時点でかなり印象は悪いです。
もちろんこういう感情は個人差もあるでしょうし、無事チケットを取れた人は逆に印象良くなるケースもあるかもしれませんが、そうではないという人のほうが多いように思います。
これっていうのは企業のイメージにも直結する話なので、できる限りユーザー側への配慮があったほうがいいように思うんですが、どうなんでしょうか。
まとめ
といった感じで、チケット争奪戦に参加して非常に疲れました。
もちろんチケット取れなかったのでこの記事を書いている部分もありますが、運営する側の視点からしてもユーザー体験を著しく損ねる今回のような問題は、何かしら解決するべき問題だと思っています。